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みーちゃんの悩み

2009/04/26(日)


昔、神経衰弱を真剣衰弱って呼んでたヨッシーですよ。

てか、神経衰弱って言いにくくない?


さて、俺の大活躍により、ガミさんとみーちゃんが仲直りしたわけですが(間違ってはいないよね?)、今日もお見舞いに行ってきました。


そこで、神経衰弱をすることになったんです。

まあ、俺は当然勝ちにいこうと本気モードなわけですが(マテ)、みーちゃんの記憶力がすごいんです。

表になったカード、全部覚えてるんじゃねえかってほどで、俺とガミさんは苦戦。

てか、順番的に俺がみーちゃんの後なんで、覚えてても全部取られちゃうんです。

あと、神経衰弱でもガミさんが弱過ぎで、

ガミさんが適当にカードを表にするだけで取らない⇒みーちゃんが全部回収

という、強力コンボが・・・。

これが結束の力か!?


しかし、俺には秘策があったんです。

みーちゃんの番の時・・・秘策発動!

「あ、3だ!さっきあった!」

意気揚々とカードをめくる、みーちゃん。

しかし、表になったカードは2。

「あれ?」

驚いた様子のみーちゃんを横目に、俺はその隣のカードをめくる。

表になったカードは3。

「ふふふ・・・すり替えておいたのさ!」


・・・イカサマということになり、俺は失格にされました(自業自得


ということで、みーちゃんがトランプで初勝利。

まあ、たまにはわざと負けてあげないとね(マテ


そんな風にワイワイと遊んでいて、途中で、みーちゃんの親も来たわけですが、俺は1つ疑問に思ったことが・・・。

みーちゃんは、小学3年生だそうですが、そのクラスメートというか、友達が来たことないんですよね。

平日は学校が忙しいのかなとか思って、気にしてなかったんですが、土日も来ないというのは少し変な気が・・・。

そんなわけで、帰り際に、みーちゃんの親から話を聞くことにしました。


とりあえず、話を聞いてわかったことは、みーちゃんに友達がいないということです。

元々、みーちゃんは外で遊ぶことが多い、活発な子だったみたいです。

だから、事故の後、足が動かなくなってしまったことが相当ショックだったようでして・・・。

そんなみーちゃんに気を使って、トランプとかに誘ってくれた子もいたそうですが、みーちゃんは拒否してしまったとか。

そういったことが重なって、自然と学校で孤立してしまっていると。


俺やガミさんと楽しそうにトランプをしているけど、それも年上に対する気遣いみたいなもので、ホントは心から楽しんでいないのかもしれません。

足が治って、歩けるようになったとしても、友達が出来る保障はないなんて不安も持ってるかもしれません。

まだ、会ったばかりで、みーちゃんのことなんて、ほとんどわからないけど、何となくやり切れなくなりました。


病院を後にした後、俺とガミさんは少しの間、何も言えませんでした。

しかし、そんな沈黙をガミさんは破ります。

「やっぱり、みーちゃんに勇気を与えよう!」

いや、論点ずれてるし!

ガミさんに任せれば、また失敗フラグが立ってしまいます。

まあ、そんな焦りが手伝ったんですよ。

自分があんなことを言うなんて、今でも信じられません。


「俺に任せてくれないかな?みーちゃんのために出来ること、考えるから」


きっと、俺、真剣な顔だったんでしょうね。

ガミさんは笑顔で任せてくれました。


というわけで、勢いで面倒なことを引き受けてしまった1日でした(ぉぃ

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