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わがままな妹ってやつ?

2009/12/23(水)


今日が何で祝日なのかわからないヨッシーですよ。

クリスマスイブイブで良いのかな(2個付ければ良いってもんじゃない


さて、今日はルリと2人で出かけることになってます。

ちなみにガミさんは早めの時間にどっかへ行っちゃいました。

本音を言えば気になりますが、どうせ知ったとこで大した理由じゃないんでしょうね。

そんで、俺はミサと一緒にレミさんとこへ行きました。

このまま、ミサはここに残り、俺はルリと出かけるって感じです。

まあ、出かける前に一言だけレミさんに言っておきましたけどね。

ミサに料理をさせるなって(これは重要


てことで、やるべきこともやったし、行こうかなと思ったんですけど。

「どこに行くの?」

そんな風にルリから言われましたが、特に決めてないですね。

「どっか行きたいとこないの?」

「は?私に考えろってこと?」

うん、出かける前から険悪なんですけど、どうしましょう?


ただ、うちらの様子を見て、ミサが笑いましてね。

「ヨッシーさんとルリちゃん、仲の良い兄妹みたいですね」

「どう見ても仲は良くないでしょ・・・」

まあ、年齢的にケンカの絶えない兄妹って感じには見られそうですけど。


まあ、ここで考えててもしょうがないんで、適当に買い物でもしようってことで、池袋へ行くことにしました。

色々あるし、何とかなるだろうというノープランですけど。

そんなわけで近くの駅に行きましてね。

この前の話で交通費は俺が出すのが当たり前ってあったし、ルリの分の切符も買ってあげました。


「良いの?」

ただ、今日はルリ、払うつもりだったみたいです。

聞いたところ、レミさんから、お金をもらってるみたいですしね。

とはいえ、今日も基本的には俺のおごりで行きましょう。


まあ、電車の中だとあまりうるさく出来ないってこともあるし、移動中はほとんど話さなかったんですけどね。

ルリは既に楽しんでる様子でした。

てか、どういうタイミングで話を切り出すべきか、考えないといけないです。

こういうの、得意じゃないんですけどね・・・。


そんなわけで、池袋に到着です。

てか、まだ昼前だし、時間は大分あります。

でも、何をするかはまだ決まってないです。


「どうしようか?」

「それより、人多いから手繋いでも良い?」

「え?」

「私はヨッシーなんかと手繋ぎたくないけど、携帯も持ってないから、はぐれたら大変でしょ?」

確かに祝日だからか、人が多いですね。

てことで、しょうがなくルリと手を繋いで行くことにしました。


「そんで、どこに行く?ちょっと早いけど飯食ってからにする?」

「うん、それで良いよ」

てことで、近くのファーストフードに入りましてね。

早めだったからか、ここが穴場だからかはわかりませんが、結構空いてたんで、すんなりと座れました。


「てか、マジでどこに行くか決めないとな」

「じゃあ・・・」

ルリは少しだけ言い辛そうだったんですけどね。

「水族館に行きたいかも。この辺りにあるよね?」

「じゃあ、そうしようか」

多分、ミサと行ったこともある、あの水族館です。

あそこなら時間も潰せるし、丁度良いでしょう。


「あ、後さ・・・私達、周りからどう見られてるのかな?」

「恋人ってことは確実にないし、ミサも言ってたけど、兄妹じゃね?」

自分で言うのもなんですが、俺って昔から顔が変わらないんで、多分、童顔な方だと思います。

でも、ルリとは10歳近く離れてるわけだから、確実に同年代には見られてないはずです。

そうなると、兄妹か親戚ってのが無難かなと。


「お兄ちゃんがヨッシーだったら最悪だし」

「あのな・・・」

てか、ルリはどんな答えを期待して、こんなことを聞いてきたのかわかんないし。


まあ、昼食を食べ終えて、早速、水族館に行きました。

「ヨッシーは来たことあるの?」

「あるよ。この前、ミサとも来たし」

「のろけ話ですか・・・」

「はぁ?」

てか、ミサのことでこんな誤解をされるのにも慣れましたね。


それより、ルリって冷めた感じの性格だし、こういう場所に来ても、しらけるんじゃないかなと思ってたんですよ。

「ヨッシー、あの魚何!?」

「いや、わかんないし」

「じゃあ、あれは?」

「どっかに説明とかあるだろうし、それ見ろよ」

「使えないな~」

とりあえず、結構楽しんでますね。

ところどころ、ムカつくことを言ってますが・・・。


そんなわけで、結構長い時間そこにいましてね。

あまり遅くなっても、みんなが心配するだろうってことで、帰ることにします。


「ヨッシー、ありがとう」

帰りの電車で、ルリはそんなことを言いました。

「何か、ヨッシー、お兄ちゃんみたいだった」

「何だよそれ?」


でも、軽く考えてみましてね。

妹って、こんな感じなのかなと思いました。

ミサも年下だけど、どちらか言えば同年代ってイメージが強いし、ルリの方が妹って感じがするな~と。

まあ、確実にわがままな妹ですけどね。


「今日は、ホントに楽しかったよ」

「明日と明後日はパーティーだし、もっと楽しくなるよ」

「うん、そうだね」

てか、ルリに色々聞こうと思ったんですけどね。

今日1日、楽しんだみたいだし、そのままの気持ちにさせた方が良いかなと思って、結局聞けませんでした。

変に落ち込ませても、しょうがないですし。


てことで、そのまま戻って、丁度、夕食だったんで、もらうことに。

ちなみに、ミサが軽く落ち込んでましてね。

「料理、お手伝いしようと思ったんですけど・・・」

子供達の相手をしていて、出来なかったようです。

うん、レミさん、なかなかナイスな回避をしてくれたみたいです。


と思ったら、子供達がミサと遊びたいって騒いだから、しょうがなくそうなっただけみたいです。

レミさんは俺の忠告の意味を知らなかったみたいですし。

てことで、子供達、ナイスなんだぜ。


そんで、夕食を食べ終えた後、ミサと一緒に帰ることにしました。

思えば、ガミさんは来なかったですね。

「ルリちゃん、どうでしたか?」

「今日1日、楽しんでたよ」

「それなら良かったです」

まあ、話はまた今度する予定ですけどね。


てことで、とりあえず、自分のするべきことは出来たのかなと思った1日でした。

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