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宅録と言うそうです

2009/12/22(火)


ちゃっかり、クリスマスに披露する予定の曲が完成したヨッシーですよ。

ガミさんが提案した、未来をプレゼントするような曲ってのも考えつつ、何とかそれっぽい曲になりました。

てことで、曲を覚えるって意味も込めて、録音してみます(ぇ

いや、マサからもらった録音機材を活用しようと思ったんですよ。


まあ、本当は弾き語りで、歌とギターを同時に録る方が良いんですけど、それはちょっと厳しかったので、まずはギターだけ録ることにします。

この録音機材なら、重ね録りも簡単に出来ますからね。

ちなみにタイトルにも書きましたが、自宅で録音することを宅録と言うそうです。

音質的には落ちると思いますが、気軽に出来るってことで、色々な人がやってるみたいですよ。


てことで、ギターから録音。

同じコード進行の繰り返しでも難しいですね。

録り終わったけど、何だかボリュームを感じなかったんで、もう1回ギターを録って重ねてみます(目的が変わってない?

そんで、後は歌を録って・・・適当だけどとりあえず完成!

あとはこれを覚えるだけです。

まあ、歌うだけとか、ギターを弾くだけとかなら何とかなるけど、弾き語りとなると、どうなるかわからないですね。


とまあ、昼前までそんなことをやってたんですが、そろそろレミさんとこへ行かないとです。

ついでに思い切り歌っちゃったから、隣にいるガミさんとミサに聞かれたかなと思ったり。

まあ、聞かれたとこで何もないんですけどね。

そんなことを思いつつ、ガミさん宅に行き、ドアをノックしました。


・・・でも、誰も出てきません。

鍵を持ってるんで勝手に入れるんですけど、ミサもいるので、電話してみます。

「もしもし?今、家にいる?」

「いえ、今はヨッシーさんへのクリスマスプレゼントを用意してました」

・・・それ、言っちゃって良いの?

てか、サプライズにしようと隠してる俺がバカらしいじゃん。


「ガミさんは一緒?」

「お兄ちゃんは朝からレミさんのところへ行きましたよ」

「え、何で?」

「ルリちゃんが元気なかったそうで、心配してましたから、それで見送りに行ったみたいです」

・・・ガミさんも何か気付いてたんですね。

てか、俺が見る限りは、いつもと変わらない気がしたんですけど。

まあ、単に自分だけ気付いてないってパターンかもしれません。


そんなことも感じつつ、ミサも今から向かうってことなんで、俺もレミさんとこに行きます。

てか、2人とも出かけてるってことは、歌とか聞かれてないってことです。

実はこれで良いのか自信なかったんで、聞いてもらって感想やアドバイスをもらいたかったんですけどね。

まあ、しょうがないです。


そんなわけで、レミさんとこに行きました。

ガミさんも普通にいましたし、ミサも少ししたら来ましたよ。

「ルリ、どうだった?」

ちょっと気になったんで、聞いてみます。

「やっぱり元気なかったよ・・・」

「マジで?」

昨日は朝も含めて、いつも通りだったんですけどね。


そんなことを考えてたら、レミさんが来ました。

「ルリちゃん、ヨッシー君がいると元気になるんだけどね」

・・・ぇ?

「それはないような・・・」

「ヨッシー君の前でだけ、いつも通りにしてるんだよ」

まあ、レミさんの話を信じたわけではないんですけどね。

それなら、俺だけ気付いてないのも納得な気がします。


「明日は学校が休みだし、もし良かったら、ルリちゃんを遊びに誘ってもらえないかな?」

レミさんは真剣な表情でそんなことを言ってきました。

「いや、他の子もいますし、それはさすがに・・・」

「みんなもルリちゃんのことを心配してるし、大丈夫だよ。ルリちゃん、私達がいない方が気が楽になると思うし・・・」

まあ、そこまで言われてしまいましてね。

「じゃあ、断られると思いますけど、誘ってみます」

とりあえず、レミさんの願いを聞くことにします。


「あ、でも・・・」

そこで、ガミさんが困った様子を見せましてね。

「僕、明日は用事があるんだよね」

「え?」

また病院へ遊びに行くとかですかね?


「あ、明日、そうだったね・・・」

と思ったら、何か、ミサも心当たりがあるみたいです。

「ミサも行くの?」

「いえ、お兄ちゃんだけ会いに行った方が良いと思いますから、私は行きません」

まあ、雰囲気的に良い話じゃなさそうだし、詮索はしないでおきましょう。


「むしろ、ミサ、大学は?」

そういえば、聞き忘れてましたね。

「休みにしました」

「そっか」


・・・いや、リアルにサボりの常習犯になってね?

てか、俺やガミさんが悪影響を与えてる気がします・・・。

まあ、変に真面目過ぎな部分もあった気がするし、これで良い気もしますけど。


ただ、ミサの考えはちょっと違ってましてね。

「でも、私まで行ってしまうとレミさんを1人にしてしまいますから、私は残りますよ」

「え・・・?」

何かまた面倒なことになってきました。

とはいえ、ルリの事情を知ってるのは俺だけですもんね・・・。


てことで、とりあえずは俺だけで頑張ってみます。

そんで、ルリが帰ってきたんで、明日どこかへ行かないか提案しましてね。

「しょうがないな・・・」

案外、あっさりと了解してもらえました~って、何で?

まあ、ルリ自身、俺に話したいことがあるのかもしれませんね。


てことで、明日はルリと2人で出かけつつ、色々と話を聞かないとな~って思った1日でした。

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