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さすがエリさん

2009/12/19(土)


曲作り、一気に進んだヨッシーですよ(ぇ

いや、とりあえず詞が出来てきましてね。

曲は同じコード進行をずっと繰り返すことにしたんで、もう出来てるも同然です(手抜きじゃね?

まあ、コードなんかを覚え切れる気がしないんで、付け焼き刃的にこうしたんですけどね。


それはさておき、件名を見て、お分かりの方もいるでしょう。

エリさん、ルリの母親を見つけだしたんですよ~。

てか、ライターの情報収集能力、メチャクチャ高いですね。

ケイさんやアッキーも情報収集能力が高いし、今は情報に困らないんだぜ。


ただ、問題と言いますかね。

エリさんからの報告で、こんな話があったんです。

「あまり言いたくないけど、良い親ではないみたいね」

「え?」

詳細は教えてくれなかったんですが、エリさんはルリの母親に良い印象を持ってないようです。

てことで、ルリに報告するべきかどうか、わからなくなっちゃいましてね。


とはいえ、会ってから考えましょうってことで、とりあえず、今日も行きますか。

ちなみに、今日は土曜ということで学校が休みなのか、ルリが普通にいます。

さて、遠回しに聞いてみますかね。

と思いましたが、まずはこうしましょう。


「ルリ、悪いんだけど、買い物付き合ってくんね?」

話が話だし、ここで話すのは良くないかなと思いまして。

まあ、問題は・・・

「は?何でよ?」

どう言って連れ出すかですね。

何か理由になりそうなネタあるかな~?


てか、普通にクリスマスでしたね。

「ミサにクリスマスプレゼントでもしようかと思ってさ。何か意見もらえればなって」

ミサのことだから、クリスマスに来る可能性高いし、何か用意しておこうってやつです。

とっさに考えた割には、結構ありえる理由が思い浮かびましたね。


「別にラブソングでも作って歌えば良いんじゃない?」

「そんな寒いことしないっての」

ミサの性格を考えれば、普通に喜びそうだけど、却下です。

てか、どうやって連れ出しましょうかね・・・。


「しょうがないな。ヨッシー、センス悪そうだし、協力してあげるよ」

と思ったら、急に乗り気になってるし!?

ホント、わけがわからない人だ・・・。

ついでに相変わらずトゲのある言葉が紛れてますが、それはスルーします。


てことで、無事に連れ出せました~。

あとはタイミングを見て、話を切り出すだけです。

「ヨッシー、結局ミサさんと付き合ってるの?」

「いや、誰とも付き合ってないっての」

まあ、こんな話になっちゃったんで、本題は後にしましょうかね。


「ヨッシー、何で恋愛してないの?」

「したくても相手がいなかったら出来ないだろ」

「いるじゃん。ミサさんとアッキーさんはヨッシーのこと、好きなんでしょ?」

・・・なぜにアッキーまで出てきた?


「前も言ったかもしれないけど、アッキーはただのモトカノだし、ミサだって・・・」

「誰かと付き合いたいとか思わないの?」

てか、メチャクチャ詮索されてますね・・・。

普通に困った感じになってきました。


「そういうルリは、好きな人とかいないの?」

王道ですが、切り返しによる回避をしてみます。

「私は・・・憧れに近いかな」

「あれ?一応はいるってこと?」

ちょっと意外ですね。


「まあ、私の場合はないよ。付き合ったりしたら、犯罪になっちゃうし」

「へ?」

「その・・・相手、大人だし」

「ああ、なるほど。まあ、良いんじゃね?」

先生に恋心を抱いたりとか、そんな話みたいです。

逆だと問題ですが、そういう女の子っぽい思い、普通に良いと思いますし。


てことで、本題を話せないまま、デパートに到着です。

「でも、何でミサさんにだけプレゼントするの?」

「まあ、色々と世話になってるし」

「それなら、ミサさんだけにはならないと思うんだけど」

「え?」


言われてみれば、その通りですね。

「でも、他の人を入れると高くなるし、ミサだけで良いでしょ」

「そういう問題じゃないでしょ・・・」

はい、軽くルリが呆れてますが、無視します。


まあ、ミサへのプレゼントはピアスにしました。

ミサ、俺が誕生日にプレゼントしたピアスしか持ってないのか、いつもそれしかつけてこないんですよ。

なので、丁度良いかなと思いまして。


そんで、帰り道です。

「例えばの話なんだけど、ルリ・・・母親がすごい悪い人だったとしても会いたい?」

なかなか切り出せなかった本題に入ります。

「何で、そんなこと聞くの?」

「その、俺はそういう感覚がないからさ・・・」

ルリは少しだけ困っている様子でしたが、答えてくれました。


「会いたいよ。今、犯罪者だって言われても会いたい」

「犯罪者ってのは言い過ぎじゃね?」

まあ、ルリの表情を見て、やることは決まりました。


「じゃあ、会いに行ってみる?」

「え?」

「エリさんに頼んで、見つけてもらったんだよ。ルリが望むなら、明日にでも行けるよ?」

俺の言葉に、ルリは驚いた様子を見せたんですけどね。


「行きたい」

答えは決まってたみたいです。

「じゃあ、レミさんに話して・・・」

「別に、今日みたいに買い物へ行くって言えば良いよ」

「え?」

まあ、確かにその方が楽なんで、そうしましょうか。


てことで、明日、ルリの母親に会うことにした1日でした。


あ、ちなみにですが。

「ヨッシー、また何かしようとしてるの?」

無駄に勘が良いガミさんから、こんなことを言われましたが、いると面倒になりそうなんで、隠しましょうかね。

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