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爆走!ハーフマラソン!

2009/12/06(日)


いよいよ、この日を迎えたヨッシーですよ。

というほど、何かをやってきたわけでもないですけど・・・。

てことで、初のマラソン大会に挑戦ですよ。

おさらいすると、距離はハーフということで、約21キロです。


とりあえず、朝は受付とかいうのもあるんで、結構早めでした。

でも、昨夜は早く寝たんで、すんなりと起きれましたよ。

そんで、朝食を食べた後、服を着替えましてね。

走る時の格好はいつも通り、半袖短パンで走ります。

もっと、ちゃんとした格好が良いかなとは思ったんですけどね。

ただ、その格好だと当然寒いんで、上にジャージを着て、家を出ました。


「ヨッシー!」

「後で、応援に行きますね!」

ガミさんとミサが笑顔で送ってくれましたね。

・・・いや、俺は受付もあるから、早くに支度したけど、2人はもっと寝てても良いんじゃないかな?


そんなことを感じつつ、家を出て、電車で目的地に向かいました。

てか、普通に人が多いんだぜ。

応援の人とかも紛れてるんだろうけど、ほとんどがライバルなんだろうな~。

といったことを考えてたら、軽く緊張してきましたね。


そんで、目的地に到着すると、受付を済ませました。

ちなみに、この大会はスタートがドームからなんです。

てことで、荷物を客席に置きましてね。

一応、盗られると嫌だなと思いつつ、みんな適当に置いてるし、自分も適当な場所に置くだけにしました。


その後はトイレに行ったり、体を暖めるために軽く走ってみたりして、時間を潰しました。

ついでに、時計を忘れたことに気付き、ちょっと落ち込んだり(ぇ

で、選手の皆様は~的なアナウンスがあったんで、着てきたジャージやらを脱ぎましてね。

スタートはグラウンドからってことで、階段を下りて、適当なとこに並びました。

野球ファンだったら、グラウンドに立ってるよ~なんて感動するとこですが、俺は野球とか全然知らないも同然なんで、特に感動なしです(ぉぃ


そうそう、半袖短パンなんて、適当な格好で良いか、不安だったんですけど、他の人の格好を見て、大丈夫そうだなと思いました。

まあ、似たような格好の人が多いってのもそうですが、むしろ変な格好の人もいるしって感じだったんで・・・(ぇ

とりあえず、気付いたのだけ載せてみます。


まず、ゴレンジャーがいました(ぇ

ちゃんと5人揃ってるんですよ。

しかも、近くにはショッカーまで・・・って、おまえの敵は仮面ライダーだろ!


あと、デビルマンもいました(ぇぇ

ちゃんと背中にはデビルウィングも付いてるんですよ。

抜く時や抜かれる時、デビルウィングで攻撃されないよう、気をつけましょうね。


といったコスプレしてる人が結構いるんです。

ここ、マラソン大会ですよね?って疑問を持っちゃったぐらいですよ。

ちなみに、他にもクリスマスが近いからか、サンタやトナカイなんかもいました。

軽い感じだと、シャアザクのお面を被ってる人がいたり・・・って、あの人、絶対通常の3倍だよ(それが言いたかっただけやん


・・・あれ?

シャアザクのお面を被ってる人が、隣にいる人と知り合いなのか、話してる雰囲気です。

その隣の人、白いTシャツを着てるんで、せっかくならガンダムのお面を被ってほしかったな~とか思ってたんですけど。

よく見ると、知ってる顔ですね(ぇ


近くにある公園のジョギングコースで、何度も遭遇し、その度にデッドヒートを繰り広げた、あの人物。

名も知らぬ彼のことを、俺は白い悪魔と呼んでました。

その彼が、そこにいたんです。


・・・なるほど、これは神展開ですね(そんなことないです

てことで、また、やる気が出てきました。

ちなみに、並ぶ位置は適当なんで、俺は前の方に行きましたよ(ぇ

いや、少しでも距離を稼ごうかと・・・(汚いって

まあ、ホントはタイムが遅い人ほど、後ろに行かないといけないんで、皆さんは真似しないでね!


そんなこんなで、時間になりましてね。

いよいよ、スタートです!

とりあえず、最初は人が集まっちゃってる状態なんで、混んでるな~って感じです。

そんで、ドームを出たら、右に曲がりましてね。


「ヨッシー!」

「ヨッシーさん、頑張って下さい!」

ガミさんとミサを発見。

まあ、確信してましたが、わざわざ来たんですね。

でも、スタートしたばっかで余裕もあるし、手を振ってあげました。


てか、スタートから緩い下り坂で、みんな速過ぎなんですけど!?

てことで、スタート直後から抜かれまくりです。

やっぱり、後の方からスタートするべきでしたね。

なんてことを思ってたんですけど。


最初の上り坂で、失速してる人が大勢いまして、一気に10人以上も抜いちゃいました。

そういえば、アップダウンが激しいとか書いてありましたね。

スタート直後から、早速上り下りの連続になってます。

これは、ホントに厳しいかもしれない・・・と心が折れそうになりますよ(早


「ヨッシー、頑張りなさいよ!」

・・・え?

あ、アッキーがいる。

「みんな、抜いちゃいなさいよ!」

「無茶言うなよ!」

通り過ぎる時に、それだけ言ったんですけどね。

ちょっとだけ、やる気になりました(俺って単純・・・


でも、アップダウンがマジでやばいです。

平坦な道が全然なくて、常に上りか下りって感じですからね。

最初に飛ばしちゃった人が早速ばててるし・・・。

うん、よくわからずにペースを抑えた俺、ナイス判断だったんだぜ!

とはいえ、こうもアップダウンが続くと、ペース配分が難しいです。


そんなことを思いつつ、走り続けてたんですけど。

「兄貴!」

「ヨッシーさん!」

・・・スポドリとアップルまでいる!?

ガミさん、しっかり声をかけてたんですね・・・。


そんな2人の応援に後押しされつつ、とても順調に行きましてね。

あ、給水ポイントだ~。

当然、給水なんて初ですが、上手くいきますかね?

てことで、とりあえず走りながら、コップは取れました。

多分、勢いで2,3個ほどコップを倒したけど、気にしません(マテ

そんで、走りながら飲み・・・飲めないし!

てことで、歩きながら飲んだ後、また走りました。

うん、給水って難しいよ・・・。


そうそう、一応1キロ6分ペースで行くって目標にしてましたが、10キロ付近で時計というか大きなタイマーが置いてありまして、今のタイムがわかったんです。

そんで、1キロ5分ペースで行ってることがわかったんですよ。

いや~、順調ですね~。


・・・って、速過ぎるよ!

明らかに飛ばし過ぎだし!

完全に時計がないせいで、時間の感覚がわからなくなってます。

まあ、ここでペースを下げるってのも考えたんですけどね。

変にペースを乱すのもあれだしということで、このまま行くことにしました(まさかの無謀策

いや、走ってたら、頭が働かなくて、冷静な判断が出来なかったんです。


まあ、結果オーライな感じで順調だったんですけどね。

14キロ付近で、急な坂が現れたんですよ。

何か、どっかの学校へ向かう坂みたいで、上った後は、すぐに折り返すんですけど、明らかに急過ぎです。

周りの人もばててる感じになってるし。


「ヨッシー、頑張れ!」

「ヨッシー、マイペースで行って~!」

・・・ケイさんとセキさんまでいるし!

「エリやレミも、来れなかったが応援してるからな!」

ガミさん、呼び過ぎだっての・・・。


でも、元気が出ました(はい、単純です

一気に上って、そのまま折り返し、今度は一気に下ります。

いや~、難関突破ってやつですよ~。

なんて、気を抜いたのがいけなかったです。


それは、14キロを越えた後でした。

「・・・何あれ?」

思わず、そうつぶやいてしまうほど、急で長い坂の登場です。

てか、曲がってるせいかもしれないけど、下から頂上が見えないし。

これは、さすがに無理・・・。


「ヨッシーさん、ペースを一定にして行って下さい!」

「ヨッシー、頑張って!」

「ファイトです!」

・・・あれ?

とりあえず、ミサがまたいます。

ショートカットしたんでしょうけど、明らかに移動し過ぎじゃね?


そんで、その隣。

みーちゃんとあーくんがいるじゃないですか。

・・・そういえば、俺が走りを始めたきっかけって、みーちゃんのことがあったからですよね。

「行ってやろうじゃん!」


てことで、気合入れて上りますよ~。

・・・長いな~。

・・・うわ、頂上見えたけど、まだまだあるじゃん。

・・・うん、ペース配分、間違えた。


はい、完全にばてちゃいました(ぉぃ

てか、こんなとこ走らせるなよ!(そこに文句?

「ヨッシーさん、もう少しです!」

でも、そんなミサの声が聞こえたら、頑張るしかないじゃないですか(謎の負けず嫌い

てことで、よろよろになりながら、何とか越えました。


そんで、すぐに急な下り坂です。

しかも、道が砂利みたいになってて、走りづらいし。

うん、マジでこんなとこ走らせるなよ・・・。


さて、ここで問題発生です。

足がメチャクチャ痛いんですよ(ぇ

アップダウンが激しいせいで、足への負担がやばいんです。

そこで、急な下り坂ですからね。

上りよりも下りの方が足への負担が大きいってのを実感しましたよ。


「ヨッシー、あと少しだよ!」

あ、アッキーがいる~って、すぐに走り抜けちゃったし!

てか、アッキーも、ちゃっかり移動してるんですね。


でも、今度こそ難関突破です。

あとは、このまま行くだけ!

ちなみに、大体のマラソンがそうだと思いますが、スタート地点がゴール地点でもあります。

つまり、ドームがゴールということです。


はい、見晴らしの良いとこで、ドームが見えましたよ!

いよいよ、ゴールが近づいてきた感が出てきました。

まあ、明らかに上の方にあって、この後、上り坂が控えてるんだろうな~と思いましたが・・・。


そしたら案の定、また長めの上り坂ですよ。

「ヨッシー、あと少しだ!頑張れ!」

「これを越えれば給水だよ!」

あ、ケイさんとセキさんがいますね。

2人も、わざわざ移動してくれたんですか~。


「兄貴!」

「ヨッシーさん、ここを越えれば、後は緩い坂だけです!」

スポドリとアップルも移動してました。

てか、さっきから思ってましたが、応援の力ってすごいです。

もう無理なんて思ってたのに、前に進めるんですから。


てことで、坂を越えました。

ゴールまで、ホントにあと少しですね。

「頑張りなさい!」

ちなみに坂を越えた、すぐ後に大家さんまでいました。

ポチも吠えて応援してくれてるし。

いや~、後でちゃんと礼を言いますが、わざわざ来て頂き、ありがとうございますって感じですね。

あと、今更ですが、ガミさん、どんだけの人に声をかけたんだと・・・。

ついでに、みんなわざわざ来ないで断ろうよと・・・。


そんなこんなで、残り1キロまで来ました。

あとはスタート直後に走った道を、逆走するだけです。

でも、最初は緩い下りだったわけですからね。

帰りは上りになっちゃうんですよ・・・。


ここで、オーバーペースの影響がついに出てしまいましてね。

一気にペースダウンです。

あと少しなのに、全然足が前に進みません。

今まで、ある程度は一定のペースで行けたのに、こんなことってあるんですね。


「ヨッシー、もう少しだよ!」

あ、ガミさんだ・・・って、あんた移動してないだろ!

スタート付近にずっといただけっぽいし!

そんなことを思いつつ、とりあえずガミさんの方を向いて、そのまま後にも目が行ったんです。


そこには、シャアザクのお面を被った人と一緒に白い悪魔がいました。

てか、俺のが勝ってたんですね。

スタートから抜かれてなければ、前からスタートした自分が勝ってるのは当たり前なんですけど。

とりあえず、向こうは一定のペースで、ドンドンと距離を詰めてきてます。

これは、やばい・・・。


「ヨッシーさん!」

「ヨッシー!」

・・・ミサとアッキー、何でここにもいるの!?

てか、この2人、移動しまくりじゃん。

そんなことを思いつつ、最後の応援を受けましてね。


「ありがと!」

不思議なことにペースが戻ったんです。

すぐ後には、白い悪魔が迫ってたんですけど、同じペースで上り坂を越え、いよいよドームに入ります。

残りは100メートルもないですかね。


もう後を振り向く余裕もないです。

そんなことをしてる間に抜かれる可能性もありますからね。

とにかく、ゴールに向けて、最後の力を振り絞るだけです。

といっても、完全にばててたんですけど。


前にも言いましたが、自分は学生時代、スポーツを全然やってませんでした。

持久走のタイムも9分とか遅かったですしね。

でも、今は、その時以上のペースで、ハーフを走り切ろうとしてます。

マサから、出来ることをしろってなことを言われましたけどね。

どうやら、ハーフマラソンを走り切るということは、自分の出来ることだったようです。


というわけで、ゴール!!


で、俺がゴールしたのと、ほぼ同時に、白い悪魔もゴールしてました。

リアルに1秒差とかでしょうね。

まあ、スタートの時点で俺は前にいたわけだし、そのことを考えると、俺の負けっぽいですけど・・・。

それよりも足がメチャクチャ痛いし・・・。


ちなみに、タイムなんかが書かれた紙をもらいましてね。

1時間47分6秒。

それが、自分のタイムでした。

約1キロ5分ペースでいけたみたいです。


まあ、汗もかいてるんで、寒くなる前に軽く着替えて、暖かい格好になったんですけどね。

「ヨッシー、おめでとう!」

ガミさん、ミサ、アッキーの3人が来ました。

「他のみんなは用事があったりして、帰っちゃったんだけど・・・」

「そっか、後で礼を言わないとね」


てか、ガミさんの言葉を認めたくはないけど、応援の力って、すごかった。

それが、走り終わって持った感想ですかね。

「ヨッシーさん、大丈夫ですか?」

「うん、とりあえず足が痛いけど・・・」

「だったら、ミサに肩を貸してもらいなよ」

「え?」


・・・何か、アッキーも俺とミサをくっ付けようとしてる気配を感じるんですけど?

「まあ、とりあえずは大丈夫。混むとあれだし、帰ろうかね」

とりあえず、スルーしますか。


そんなわけで、初のハーフマラソンは無事に完走することが出来ました。

タイムも、個人的には満足です。

でも、これでまた目標がなくなっちゃいましたね。


「ヨッシー、今度はフルマラソンに出てみなよ!」

「・・・はぁ?」


てことで、絶対に、そんな目標は立てないと誓った1日でした。

作中に登場するマラソン大会、及びタイムは、作者が実際に参加したマラソン大会と、そのタイムを基にしています。

もしかしたら、特定出来る方もいるかもしれませんが、言わないでください。

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