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まだまだ、ガンバ!

2009/11/27(金)


中学時代、体育館裏は道路に面してたな~ってことを思い出したヨッシーですよ。

つまり、定番の体育館裏に来いってのが出来なかったんですよ(どうでも良いです


さて、ケイさんの件で色々と動いてたんですが、もう手詰まりといった感じですからね。

今日は久しぶりにのんびりとしましょうか。

「ヨッシー、来てよ!」

まあ、ガミさんがそんな感じに来たんで、のんびりとした時間はいつも通り、中断したんですけど。


「何なの?」

「これが届いたんだよ!」

そういえば、通販で何か注文したみたいなことを言ってましたね。

それが届いたということです。

てことで、ガミさんが何を注文してたのか、わかりました。


「これ、すごくない!?」

まあ、ガミさんが持ってたものは2つのルービックキューブです・・・って、細かい!?

「何これ!?」

「6×6×6と、7×7×7のルービックキューブだよ!」

てか、こんなものがあることを知らなかったんでビックリですね。


「じゃあ、早速崩すよ!ヨッシーも手伝って!」

「あ、うん・・・」

てか、別に1人で崩せば良いやんと思いつつ、どんな感じなのか気になりますし、俺もやりますか。


てことで、6の方から。

何か、ガシャ!ガシャ!といった感じに、1回1回止まるイメージっていうんですかね。

上手く言えないんですけど、今までやったことのあるルービックキューブにはなかった感触です。

てか、予想通りだけど、回しづらいね。


次に7の方。

こっちはガシャ!って感じもないし、回した感触は普通のに近い気がします。

てか、軽く丸みを帯びてるんですよね。

ついでに当たり前ですが、大きいんで回しづらいと。


そんな感想を持ちつつ、2つとも崩しました。

元に戻る日は来るんですかね?

ついでに、ガミさん宅にいた妖精は解けるのかなとも思ったり(軽く懐かしい

・・・とりあえず、ミサは高確率で解けそうですね。


そんなわけで、しばらくガミさんと遊んでたんですけど、誰かがドアをノックしました。

「ヨッシー、誰か来たよ」

「いや、ここ、ガミさんの家じゃん!」

まあ、手が離せない的な話で、結局、俺が出ました。


「あ、やっぱりこっちにいましたね」

来たのはスポドリとアップルです。

しかも、俺に用事があるみたいですね。

「どうしたの?」

「さっき、近くで兄貴を捜してる人がいまして・・・」

「へ?」


てか、俺、何か悪さしましたっけ?

まあ、詳細を聞いたところ、うちらのとこに遊びに来る途中で、キョロキョロしてる人がいたらしく、アップルが話しかけたところ、俺を捜してるってことだったみたいです。

それで、ここまで連れてきて、今は下で待ってると。


「呼んできてほしいって言われたので、行ってあげて下さい」

「ああ、そう・・・」

・・・てか、暗殺者フラグ?(それはないです

それか、冒頭で言ったような、体育館裏に来い的な?(それはあるかも

まあ、しょうがないんで、行きましょうかね。


でも、その前に、せっかく遊びに来たんだしってことで、スポドリ達を勝手に入れておきました(いいの?

そんで、俺は下に行きましてね。

そこには、制服を来た・・・ルリじゃん!

てことは、体育館裏に来い的な方だったか・・・(ぇ


「もっとわかりやすい場所に住みなさいよ」

「いや、何様だよ・・・。あと、どうやって俺の家がこの辺だってわかったの?」

「エリさんやケイさんに聞いたの。他にもヨッシーのこと、色々聞いたから」


・・・いや、何故に俺のことを調べてるわけ?

情報戦で優位に立つためとか?(敵を知ることで有利に?


「とりあえず、喫茶店かどっかで話そうよ」

「どっかって・・・制服で店とか入るのはまずいだろ?」

「大丈夫だよ」

「あと、大人と中学生が一緒にいるのも・・・」

「別に気にしないでよ」

「いや、俺が気にするんだけど・・・」

まあ、でも、断りきれなくて、近くの喫茶店で話をすることにしましてね。


「今日は何なの?」

「レミさんのことで、話したいことがあって・・・」

ルリは少しだけ困ったような表情を浮かべましてね。

「レミさん・・・昨夜泣いてたの」


・・・え?


「ケイさんと何かあったんでしょ?」

「ああ、まあ・・・」

てことで、昨日のことを話したんですけどね。


「それで、俺とかはケイさんを説得するの、もう無理かなって思ってたんだけど・・・」

「でも、レミさん、昨日は何だか元気なくて気になったから、夜に様子を見に行ったら、部屋で声を抑えて泣いてて・・・」

てか、ルリの話を聞く限り、レミさんは心の整理って言うんですかね?

そういうのが、全然出来てない印象です。

というより、夢を叶えてほしいって気持ちより、一緒にいたいって気持ちの方が、やっぱり大きいような・・・。


「私、2人は離れちゃいけないと思うんだけど」

「そうは言っても、ケイさんとかレミさんに、みんな色々と言ったけど、ダメだったわけだし、しょうがないだろ」

「ヨッシーは納得してるの?」

「・・・まあ、納得はしてないよ」

そんで、俺もルリも軽く黙っちゃったんですけどね。


「私は親と一緒に暮らしてないから、恋愛とかよくわからないし、レミさんやケイさんの気持ちも、ほとんどわからないけど・・・」

ルリは真剣な表情で続けました。

「レミさんのケイさんに対する気持ち、大きいものだって知ってるし、せめて伝えてほしい」

そこまで聞いて、俺は気付いたことがありましてね。

俺がケイさんの件で、色々とやる気になってるのは、ルリと同じ理由かなって。


「自分が持っていない気持ちだからこそ、2人の気持ちを大切にしてほしいってこと?」

「え・・・うん」

思ってた通りのことを言われたからか、ルリが驚いた様子を見せてますね。

てか、ルリとは敵対関係って感じになってますが、案外共通点もあるみたいです。


「ヨッシー、ケイさんを説得するのは、ホントにもうダメなの?」

「そんなこと言っても、みんな色々言ってたし・・・」

「じゃあ、ヨッシーは?」

「え?」

「ヨッシーは何を言ったの?」


・・・言われてみれば、ほとんど何も言ってないですね。

なるほど、しっくり来ない理由はこれですか。

まあ、それならってことで、浮かんだことがありまして。


「てか、おまえも納得いかないなら・・・」

「だから、おまえって呼ばないでよ」

「・・・レミさんを説得してみるのは?」

一応、アッキーが話をしたばかりではあるんですけどね。

やっぱり、アッキーはレミさんとも関わりが薄いわけだし、ルリが話した方が良いかなと思ったんです。


「でも、私・・・レミさんにそういったこと言えないし」

「ずっと一緒にいたんだから、言えるだろ?」

「そんなこと言っても・・・」

「ああ、この程度のことも出来ないってことか。ごめん、だったら俺だけで頑張るよ」

そんな感じに挑発すると、ルリは怒り出しましてね。


「そんなことないよ!私はただやらないだけで、出来ないわけじゃないんだから!」

「出来ないんだろ。別に無理しなくて良いよ」

「良いよ!だったら、私からレミさんに話すから!」

うん、前もそうだったけど、ルリってこういう感じなら、随分と扱いやすいです。


てことで、作戦を考えますか。

「今日は遅いから、決行は明日にしよう。俺はケイさんを説得してみる。それで、レミさんに話をしてもらうから、そっちはレミさんを説得して」

「説得って・・・?」

「ケイさんが自分の思いを伝えたとしても、レミさんが思いを仕舞い込んじゃったら、しょうがないでしょ?」

アッキーの話を思い返しつつ、考えてみました。

「ケイさんと一緒にいたいって気持ちを、レミさんが素直に伝えられるよう、とにかく話してよ」

「・・・わかった」

ちょっとだけ、ルリが自信なさげですが、ヨシとします。


まあ、その後はルリを送ってから、家に帰りましてね。

「ヨッシー、ルービックキューブやろうよ!」

てか、ガミさんが誘ってきたんですけど。

「ごめん、それどころじゃないから」

てことで、スルーしました。

うん、ちょっと悪いことしたかなと思いつつ、明日に向けて、ちょっと考えたかったんで。


そんなわけで、ケイさんの件、まだまだ諦めないでいこうと決めた1日でした。

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