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何か知ってます?

2009/11/21(土)


一応、子供は嫌いじゃないヨッシーですよ。

まあ、好きというわけでもないですけど(ぉぃ


でも、無駄に敵対視されてるルリは苦手なんですよね・・・。

とはいえ、ケイさんのことを聞くのは、レミさんが適任みたいだし、行きましょう。

「楽しみだな~」

ちなみに、レミさんのとこへ行くのが初めてってことで、ガミさんはウキウキしてますね。


てか、アポなしで行くのが普通になっちゃってますが、今日も笑顔で迎えてもらえました。

「ヨッシー君、いらっしゃい」

「あ、こんにちは。彼は・・・」

「ヨッシーの大親友です!」

いやいや、気付いたら大が付いてるし。


「この前来た、ミサの兄で、俺はガミさんって呼んでます」

「そう、ガミ君、よろしくね」

『さん』を『君』に変換されましたが、気にしないでいますか。


「今日はどうしたの?」

「ケイさんが何を悩んでいるのか知りたいんです!」

おっと、いきなり本題に入りましたね。

ホントは適当に話をした後、切り出すつもりでしたが、まあ、良いでしょう。


・・・ただ、ここでガミさん止めモードに切り替えます(ぇ

いや、いらんことを言う可能性が高いと思いましてね。

てことで、ここからは俺主導で話を進めますよ。


「ケイさんに聞いても答え・・・」

「いつも、ケイさんにはお世話になっているので、何か力になりたいんです」

ガミさん、「聞いても答えてくれない」って言うつもりだったみたいですが、そんなこと言ったら、レミさんが答えてくれない可能性が高くなっちゃいますからね。

てことで、上手いこと止めたわけです。


「ケイ君のことを心配してくれて、ありがとう。でも、そういうことなら、ケイ君に聞けば良いんじゃないかな?」

「聞いたんですけど・・・」

「こういうこと、本人に聞いてしまうのは、悪いじゃないですか」

俺、2回も止めちゃいました(調子良いね

てか、まずは確認にいきますか。


「レミさん、何か心当たりありますか?」

「え・・・」

少しだけ困ったような表情。

うん、多分、レミさんは何か知ってるみたいです。


「良かったら、教えてくれませんか?」

「ケイさんに聞いても答えてくれなかったんです!」

って、ガミさんを止め切れなかったし!

結構、健闘してたのに!


「ケイ君が話すべきじゃないと考えたみたいだし、私からは話せないよ・・・」

ああ、やっぱりこうなったか~。

ガミさん、連れてこなきゃ良かったぜ。


「ヨッシーお兄ちゃん、遊ぼうよ!」

まあ、子供達から、そんなことを言われちゃったんで、レミさんから話を聞くのは諦めますか。

「あ、今日はこの・・・」

「ガミお兄さんと呼んでね!」

って、自分で紹介してますね。

てか、お兄『さん』って微妙に尊敬してもらいたい的な思考が感じられるし。


てことで、遊ぶことにしたんですけどね。

子供って、基本的に元気じゃないですか?

だから、体力のないガミさんは、すぐにばてちゃいましたよ。

といっても、俺も途中で休憩を取ったりしましたけどね。


で、休憩してた時に、

「ヨッシー?」

ルリが話しかけてきました。

「何?」

また色々と文句を言われるのかと思ったんですけどね。

「レミさん、最近何か悩んでるみたいなんだけど、理由知ってる?」

「へ・・・?」


俺はケイさんが悩んでる理由を聞きに来たのに、レミさんも何か悩んでるそうですね。

「ケイさんって知ってる?」

「うん、時々来るから知ってる」

「ケイさんも何か悩んでるみたいで、その理由を聞きに今日は来たんだよ」

「そういえば、ケイさんがこの前来たみたいなの。私は学校に行ってて、会えなかったんだけど」

「ふ~ん」


・・・?

「学校行ってるの?」

「行ってるよ」

「でも、いつもいるじゃん。不登校?」

「休日とか夕方とか授業が短縮の時とか・・・とにかく、私がいる時にしか、来ないだけでしょ」

・・・じゃあ、レミさんに用がある時は平日の昼間に行けば良いんですね(覚えておきます


まあ、話を戻しますが、ケイさんの悩みとレミさんの悩みは同じなのかもしれないです。

「レミさん、おまえとかには・・・」

「おまえって呼ばないでよ」

「じゃあ、ルリとかには・・・」

「呼び捨てにしないでよ」

「あのな・・・」


うん、ルリはホント苦手です・・・。

「とにかく、レミさんは何か話してくれないの?」

「うん、話してくれないよ」

まあ、話してくれないなら、ほっとくのが吉ですかね。


「ヨッシー、いつまで休んでるの!?」

「いや、ガミさんの方が休んでるじゃん!」

ガミさんはほとんど休憩しっ放しなのに、俺が休憩してる時だけ文句言うなよ!

そう思いつつ、子供達も呼んでるんで、行きますか。


「てか、一緒に遊べよ」

「私は良いよ」

うん、いつも通りな感じだし、ほっときますか。

「君も遊ぼうよ!」

って、ガミさんに目を付けられてるし。

「私は・・・」

「素直になりなよ!」

「え?」

おっと、ルリが困ってる~。


まあ、結局ルリは逃げちゃったんですけどね。

てことで、適当に他の子と遊んで、帰ることにしました。


「あの子、何で素直にならないのかな~?」

ガミさんがルリのことをブツブツ言ってますが、俺は別のことを考えます。

まあ、あまり詮索するのもどうかと思うんですけど、まだ調べる術があるなら、活用しようと思いましてね。


てことで、エリさんに今日のことを報告してみたんですよ。

「ケイのことでレミが悩むのは何となくわかるけど、それを言わないのは気になるわね」

そしたら、エリさんが乗ってくれましてね。

「明日、私も行って聞いてみるよ」

「ホントですか?」

これは協力な助っ人です。


「あと、明日、アッキーが仕事休みだし、また飲みに行くわよ!」

・・・うわ、何か面倒なことになってる。

てか、エリさん、完全に俺とかアッキーを飲み仲間にする気ですよ。


てことで、明日、エリさんと一緒に再度、レミさんのとこへ行くことにした1日でした。

・・・明日も休日だから、ルリいるんだろうな~(軽く憂鬱

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