マイネットワーク2
2009/11/09(月)
最近、なぜか、くしゃみがひどいヨッシーですよ。
バカは風邪引かないってことで、ここ数年風邪は引いてないんですけど、最近は涼しくなってきたし、珍しく引いちゃったかもしれないです。
さて、ポチの飼い主探しってことで、今日は年上の人に聞いて回りますよ。
てことで、ガミさんが来たんですけどね。
「ヨッシー、くしゃみ多いけど大丈夫?」
「ああ、軽く風邪気味なのかもしれない。でも、大したことないから・・・」
「うつされたら大変だし、僕は家にいるね」
そんな感じに自宅へ戻るガミさん。
・・・いや、風邪に対する防御、徹底し過ぎじゃね?
まあ、雨の日に完全なる防水仕様な格好をしてたぐらいだし、わかる気もしますけど。
そんなわけで、今日は1人で頑張るか~と思ったんですけどね。
「ヨッシー、遊ぼうよ!」
って感じに丁度やってきた、アッキーを巻き込みます(ぇ
てことで、今までの状況をサラっと伝えましてね。
「そんな面倒くさい状況になっちゃって、とりあえず知り合いに声をかけてるんだよね」
「ホントに面倒くさいね・・・」
とはいえ、今までのパターンで仕事なんかをしてる人は難しいと思います。
何かと頼りにさせてもらってるケイさんやエリさんは、この時点でアウトです。
コンビニの店長なんかもダメですね(そもそも候補に上がってたの?
てことで、まずはセキさんです。
ちゃっかり、連絡先も知ってるし、丁度良いでしょう。
「もしもし?」
「あ、セキさんですよね?実は先日、捨て犬を拾いまして・・・」
とりあえず、こんな感じで説明してみたんですけどね。
「引き取って頂けると助かるんですけど・・・」
「ああ、ごめんね。今、良い役がないか色々な劇団を回ってるところで、ちゃんと世話出来ないと思うから・・・」
うん、無理な感じですね。
てことで、早々に話を切ろうと思ったんですけど。
「どこか、良い劇団ないかな?」
「いや、自分、役者じゃないんで、知らないんですけど・・・」
そんな会話から、無駄に話が発展しちゃいましてね。
まあ、普通に面倒だったんで、
「だったら、セキさんが劇団を作ったら、どうですか?」
なんて提案をしてみたんです。
「・・・それ、良い考えだね!」
そしたら、セキさんのテンションが急上昇ですよ。
「あ、そうですか?」
「ありがとう、早速動いてみるよ!」
そんなこんなで、やっと電話が切れました。
無駄に時間を使っちゃいましたね。
さてと、次に行きますか。
「ちょっと出かけるよ」
「どこ行くの?」
「児童養護施設」
「え?」
「ケイさんの同級生がいて、知り合いなんだよ」
そんなわけで、ポチも連れて、レミさんのとこへ行きました。
「あ、ヨッシー君、いらっしゃい」
てか、アポなしだったのに、レミさんは笑顔で迎えてくれました。
「今日はどうしたの?」
「あ、実はお願いがありまして・・・」
「ヨッシーお兄ちゃん、遊びに来てくれたの!?」
おっと、子供達が集まってきましたね。
でも、今日は用件があるんで、まずはそれを伝えないとです。
「ごめん、今日はこの、アッキーお姉ちゃんが遊んでくれるから・・・」
「え!?」
そんなわけで、アッキーに子供達を任せました(ヒド
そんで、早速、話をしましてね。
「もし良かったら、ここに置いてもらえないかなと思いまして・・・」
「う~ん、あの子達の中にも動物が苦手な子がいるし、それにここみたいに人が多い場所だと、その子も落ち着かないと思うよ?」
まあ、レミさんの指摘通り、ポチは何だか怖がってるような様子ですね。
てことで、ここもダメですか。
「ごめんね」
「いえ、ポチの問題もあるような気がしますし」
そんな感じで外に出ると、アッキーが子供達と追いかけっこをしてました。
といっても、アッキーは足が遅いんで、誰も捕まえられない感じでしたが・・・。
てか、小さな子供相手に負けるなよ!
「ヨッシー、彼女変えたの?」
「え?」
とそこで、話しかけてきたのは、例の生意気な女の子です。
今日もみんなの輪に入らないで、1人でいますね。
「この前いた、ミサさんとは別れたの?」
「別れるも何も最初からミサとは付き合ってないし、それ以前にアッキーはモトカノで今は付き合ってないし」
「ふ~ん」
うわ、そっちから話振ってきたのに、興味ない感じに言うなよ!
「てか、おまえ、名前は?」
「だから、あんたに名乗る義理なんてないし」
「またそれかよ!?」
うん、てか、呼ぶ時とか不便ですし、今日は名前を調べますよ。
「ねえ、こいつの名前、何?」
てことで、近くの子に聞いてみました。
「あ~、お姉ちゃんは・・・」
「ルリ」
「・・・は?」
「私、ルリって呼ばれてるよ」
「何で、このタイミングで名乗るんだよ!?」
まあ、これで名前(というより呼び名)がわかりましたね。
彼女はルリというそうです。
「ルリ、よろしく」
一応、改めて挨拶してみますか。
「別によろしくされたくないし、そもそも呼び捨てにしないでよ」
「俺のことを散々呼び捨てにしてんだろうが!」
てか、ここまで目の敵にされてる理由が不明なんですけど・・・。
うん、ルリとは仲良くなれなそうだな~。
その後、軽く子供達と遊んで、その場を後にしました。
ちなみにポチは人見知りっぽいというか、今日は子供達に囲まれて、ビクビクしながら大人しくしてましたよ。
てか、結局、ポチの飼い主はまだ見つからないですね。
でも、最後のチャンスって感じで、寄るとこがあったんですよ。
「ここは?」
「俺の親友の家。もう亡くなっちゃったんだけどね」
てことで、マサの家に行きました。
ここに来るのは久しぶりです。
一応、自分の中で整理をつけたつもりでしたが、やっぱりマサがいないってことは悲しくて、それを実感しないように無意識で避けてたのかもしれません。
「あら、いらっしゃい」
マサの母親は笑顔で迎えてくれましてね。
と思ったら・・・
「犬かしら?」
「あ、はい」
「私、犬アレルギーなのよ」
「え、そうなんですか!?」
うん、俺とマサ、そっくりというか、様々な共通点がありましたよね。
まさか、母親が犬アレルギーというとこまで同じとは思いませんでしたけど・・・。
そんなわけで、ポチを引き取ってもらうのは無理だったんですけどね。
久しぶりに色々と話しちゃいました。
そこで、ポチのことも話しましてね。
「そう、大変ね」
「はい・・・。そもそもガミさんが拾わなければ、良かった気がするんですけどね」
「そんなことないわよ。そうしたら保健所に連れてかれちゃったかもしれないし」
「え、でも、それなら飼い主とか探してくれるんじゃないですか?」
はい、俺、知識がないと言いますかね。
保健所って、捨て犬なんかを預かって、そんで飼い主を探してくれるとこだと思ってたんです。
まあ、ガミさんが見ず知らずの人には・・・とか、色々と言ってたんで、利用しなかったんですけどね。
「ヨッシー、保健所は犬を処分する場所だよ」
「・・・へ?」
「それも、毎日たくさんの犬が処分されてるんだよ」
アッキーは険しい表情になってます。
「人の勝手な都合で、犬達に罪はないのにね・・・」
マサの母親も悲しそうにしてます。
てか、マサのことを考えたら、そうやって簡単に命を奪うなんて、悲しくなりますよね。
そんなことを軽く話して、家に帰ったんですけどね。
ちょっとこれから、捨て犬とか、保健所とか、そういったことについて、色々と調べてみようと思った1日でした。
てか、自分には関係ないってことで、知らないどころか、知ろうともしてなかったんですけど、ちょっと知るべきかと思いましてね。