表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
211/390

共通の話題

2009/10/27(火)


会話をする上で重要なことは、共通の話題を見つけることだと思うヨッシーですよ。

とまあ、当たり前のことを言ってみたんですけどね。


「ヨッシー、遊ぼうよ!」

今日はアッキーが遊びに来たんです。

まあ、いつも通り、前もって言わずに直接来たんですけどね。

ミサと言い、俺のスケジュールを考えてもらいたいものです。


・・・はい、ニートだから、いつも暇だろ!って言われることはわかってますよ。


「ガミさんも誘って良い?」

「何でよ?」

「2人だと間が持たないじゃん」

「間が持たない元恋人ってどうなの?」

確かに、アッキーの言う通りなんですけどね。

てか、共通の話題が見つからないんですよ・・・。

昔の話をしても、俺は覚えてないことばかりですし。


そんなわけで、ガミさん宅のドアをノックして・・・出て来ないですね。

まさかと思い、ドアノブを捻ると、やっぱり開いちゃいました。

「ガミさん?」

・・・うん、昨日、注意したばかりなのに、今日も開けっ放しで出かけたみたいです。

「いないの?」

「ガミさん、いつも開けっ放しなんだよね。泥棒が入らなきゃ良いけど・・・」


そんなわけで、結局アッキーと2人で駅前の喫茶店に入りました。

間が持たないって言ってるのに、喫茶店に入る辺りが、お互いチャレンジャーですよね(ぉぃ

まあ、アッキーが喫茶店にしようって言ってきて、俺は考えるのが面倒で合わせた形ですけど、冷静に考えたら、少しでも考えるべきでした。


「ヨッシー、ピアス似合ってるよ」

「ああ、ありがと」

「ミサと一緒に開けたんだっけ?」

「ミサの誕生日プレゼントってことでね。1人じゃ不安だって言って、俺まで開けることになったんだよ」

「ふ~ん」


てことで、沈黙(ぇ


「あ、俺って学生の時、数学教えたりしてたよね?」

「ああ、ヨッシー、数学得意だったもんね」

「俺、教えるの上手かった?」

「うん、私も教えてもらってたけど、わかりやすかったよ」

「そっか」


てことで、また沈黙(ぇぇ


「あ、さっきの話の関連なんだけど、俺の将来の夢って、教師だったよね?」

「最後の方はそうだったね」

「最後の方?」

「その前は俳優とか、小説家とか、色々となりたいものが変わるって言ってたよ」

「あ、そうなんだ・・・。結局、教師の夢も叶えてないもんな」


てことで、またまた沈黙・・・って、何でこんなに会話続かないんだよ!?

まあ、俺とアッキーの共通点って、中学時代に同じ学校というか、付き合ってたということぐらいです。

でも、その時のことを俺があまり覚えてないということで、上手く会話が合わせられずと。

その結果、こんな風に会話がすぐ途切れるんでしょうね・・・。


「あ、そういえば・・・」

「ん?」

「ヨッシー、怖い話とか今でも好き?」

「ああ、好きだよ。レンタルで心霊ものの投稿映像を集めた・・・」

「それ知ってる!私、全巻見たもん!」

「マジで!?俺も全部見たよ!」


その後、あの映像が怖かったとか、あれはやらせじゃないかとか、そんなことを話しましてね。

数時間ぐらい話して、アッキーと別れました。

てか、アッキーもオカルト系の話、好きみたいです。

いや~、アッキーと共通の話題、見つかっちゃいましたね~って、これで良いのか!?

付き合ってたんだから、デートの思い出とか、そういうのを話した方が良いんじゃね?


・・・あ、てか、そういう話をするの、忘れてましたね(ぉぃ

池袋にデートへ行ったとか、普通に覚えてるし、そういう話をしてみるのも良いかもしれません。

まあ、過去にすがってるようで、あれですが、記憶の再確認も兼ねて、今度話してみようかな。

でも、それで会話が続かないようなら、またオカルト系の話をすれば良いやと思った1日でした(マテ


ちなみに、帰った後、ガミさんに戸締りをしっかりするよう、また注意しておきましたよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ