表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/390

勇気を与えます

2009/04/20(月)


勇気百倍が四字熟語だと今日知ったヨッシーですよ。

アニメか何かのダサい決め台詞だと思ってました。


さて、足の手術を控えたみーちゃんに、勇気を与えることになりましたが、ほとんどの作戦はガミさんに任せることにしました。

ガミさんへの信頼の表れでございます。

あ、ごめんなさい、面倒で考えてないだけです。


しかし、ガミさんには秘策があったのです!

昼過ぎに病院へ向かったわけですが、途中でスーパーへ寄ることに。

「みーちゃんの機嫌を取るために、差し入れを用意しよう!」

と、自慢げに話してました。


そもそも、みーちゃんは不機嫌どころか、俺達が行くと機嫌良いのに、なぜ機嫌を取る必要があるのか、わかりませんが、ガミさんには何か考えがあるんでしょう。

ええ、きっとあるんです。


俺はとりあえず、注意することなく、暖かく見守ることに(ぉぃ

そして、ガミさんは迷うことなく、コーラを買いました。

しかも、サイズは1.5リットルです。

・・・いや、さすがに多くね?


まあ、準備万端ということで、そのまま病院へ。

俺達が行くと、みーちゃんは嬉しそうに笑顔を見せてくれました。

「ガミさん、ヨッシー、こんにちは!」

「こんにちは!今日はみーちゃんに差し入れがあるんだよ」

「何?」

「コーラ」

「え?」

みーちゃん、固まっちゃったよ!

ついでに、困った表情で、

「コーラはあまり好きじゃないんだけど・・・」

出端をくじかれるとはこのことだぜ。


しかし、ここはガミさん。

とてもあたふたした様子を見せながらも、

「あ、これは僕が飲むために買ったの」

と、ナイスフォロー。

もはや、みーちゃんの差し入れが何もないという状況に気付いてる気配はありません。


しょうがないので、俺がみーちゃんに欲しい飲み物を聞いて、買ってきました。

そもそも、病院内に自販機あるのに、飲み物を差し入れしてる時点で間違ってます。


さて、みーちゃんの機嫌が少し悪くなってるように見えたので、別の策で機嫌を取ることに。

というわけで、トランプ(今日はポーカー)で勝負です。

まあ、ゲーム前にガミさんから、

「わざと負けてね」

と耳打ちされたので、ここは空気を読んで本気を出します(マテ

というのは冗談で、俺は普通に手を抜きましたよ。

手が完成してるのに、崩すような交換をしたり、それはまるでカモを油断させるためにわざと負けているようです(たとえが悪いよ


というわけで、今日のゲームの勝者は・・・

ガミさんでした(ぇ


てか、ガミさんの引き、強過ぎです。

5枚交換してるのにストレートフラッシュとか、すごいすごい。

まあ、みーちゃんはさらに機嫌悪くなったわけですけど。


そこで、ガミさんは真剣な表情に。

「みーちゃん、手術が怖いんだってね」

このタイミングで切り出すのかよ!?


まあ、結果は詳しく書くこともないですね。

その後、ただでさえ不機嫌だったみーちゃんは特に何も答えず、ガミさんも何も言えずって状況で、全くといっていいほど上手くいきませんでした。


そのまま、面会時間が終了となり、今日は帰ることになりました。

帰り道で、ガミさんは残念そうな表情で今日のことを反省してました。

「コーラ、好きだと思ったのにな~」

いや、そこ関係ねえし!

てか、そこまでコーラに絶対なる信頼を寄せてる理由が気になります。

ちなみにコーラはガミさんがお持ち帰りしましたよ。


まあ、そんなわけで勇気を与える作戦が失敗に終わった1日でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ