学校公開日
2009/10/24(土)
ホント、今回は時間がないと感じるヨッシーですよ。
てことで、今日はアップル(とスポドリ)の学校公開日です。
まあ、朝早くにガミさんが来て、起こされましてね。
「ヨッシー、この格好で良いかな?」
ガミさんは普段着ですね。
「うん、まあ、良いんじゃない?」
冷静に考えたら、スーツの方が良いんじゃね?って思ったんですけど、今更なんで言いません(ぇ
「じゃあ、アップルのところに行こうよ!」
「・・・もう!?」
「元気付けに行くんだよ!」
まあ、軽く意味がわからないんですが、こっちとしても丁度良いんで、行きますか。
てことで、学校へ行くぐらいの時間にアップルの家へ行きましてね。
そこにはスポドリもいました。
「おはよう」
「あ、おはようございます」
そこでアップルも出てきましてね。
「おはようございます」
「おはよう」
「僕が行くんだから、たくさん手をあげないとダメだよ!」
「いや、何様だよ!?」
さてと、俺は俺で動きますか。
「アップル、親はまだいる?」
「いえ、いつも朝早くに行ってしまうので・・・」
「そっか」
上手くいけば、ここで行動出来たんですけど、そこまで甘くないようです。
てことで、予定通り確認しますか。
「一応、親には今日のことを話したんだよね?」
「え・・・あ、はい」
じっくりとアップルの様子を確認して・・・うん、自分の予想通りな気がしますね。
アップルは、親に今日のことを話してないと思います。
多分、理由は親に負担をかけたくないということと、断られたらショックだからってとこですかね。
「じゃあ、学校まで送るよ!」
「いや、時間的に早いだろ!」
「大丈夫、送った後、家に帰って、改めて行くから!」
・・・面倒じゃね?
まあ、ガミさんがそうするって言うなら、止めないけどさ。
と、そこで電話が鳴りましてね。
「悪い、用事があるから、俺は行くね」
さてと、行動開始というやつです。
とりあえず、移動しつつ電話に出ました。
「もしもし?」
「ヨッシーか?昨夜の件、わかったぞ」
電話の相手はケイさんです。
昨夜、ちょっとお願いをしてたんですが、昨日の今日で間に合うかどうかが心配だったんです。
でも、さすがケイさんですね。
しっかりと間に合わせてくれました。
俺がケイさんにお願いしていたこと。
それは、アップルの親がどこで働いているか調べてほしいといったことです。
それが今、わかったわけですからね。
時間がないですが、そこへ行き、話だけでもしようというわけです。
てか、上手く理由は言えないんですけど、こうするべきかなと思ったんですよ。
ちなみにアップルの親は食品工場で働いてまして、少し遠いんですが、移動手段が徒歩しかないんです。
いや、実際はバスとかあったのかもしれませんけどね。
とりあえず、この時は徒歩しか思い浮かばず、さらに時間もないし・・・。
よし、走るか(ぇ
てか、考える時間も惜しくて、とにかく走りましたよ。
俺、頭を使うタイプなのに、ありえないと思いつつ、マラソン大会に出るため、ジョギングはしてますからね。
てことで、思ったよりも早い時間に到着です。
ここから、早歩きで学校へ行けば、ギリギリ間に合う気がします。
てか、どうやって中に入るか・・・?
うん、運動して頭がスッキリしてるのか、すぐに思い浮かびました。
「○○さんに話があるんです!もう時間がなくて・・・あ、どこにいますか!?」
走ったばっかで息も上がってるし、とにかく緊急事態だということを伝えてみました。
そしたら、理由も聞かずに入れてくれましたよ。
そんで、アップルの親も呼んでくれました。
ちなみに、アップルがうちらのことを話してたみたいで、アップルの親には軽く自己紹介をするだけで済みました。
ただ1つだけ問題が・・・。
普通に何があったか心配して、数人だけですが、人が来ちゃったんです。
俺はアップルの親にだけ学校公開のことを話して、その後は何とか言い訳をしてもらおうと思ってたんです。
そんで、仕事を抜け出してくれたら嬉しいなって。
でも、こうなると俺が伝えた段階でみんなにも伝わってしまい、そうなると子供の学校公開へ行くため、仕事を抜け出せるかって問題になると・・・。
てか、考えてる時間はないですからね。
とにかく動きます(軽いヤケ
「今日、アップルの学校公開日だって知ってますか?」
「え?」
やっぱり、アップルは親に話してなかったようですね。
ちなみに思わずアップルと言っても伝わったので、このままいっちゃいます(マテ
「多分、負担をかけたくないからと、言わなかったんだと思いますけど・・・」
てか、この時、ちょっとだけ不思議なことがありましてね。
何か、自然と言いたいことがドンドンと思い浮かんだんですよ。
「アップルは、あなたに来てほしいと思ってるようでした。でも、あなたのことを思って、言わなかった」
今思えば、アップルって良い子なんですよね。
学校へ行く理由について聞いた時も、勉強するためなんて、手本のようなことを答えてましたし。
でも、それは全部、別の理由があったんじゃないでしょうか?
「アップルは、あなたに迷惑をかけたくないと、いつも良い子でいるような気がします」
これが、俺の考えです。
本当はもっとわがままになったって、おかしくないのに、学校で問題を起こしてる雰囲気もないし、ホント頑張ってるよ。
まあ、スポドリと友達になって、夏休みの宿題をすることなく、たくさん遊ぶってこともやったりはしてましたが、それでも足りないと思います。
「アップル、普段は感情を隠すのが上手なんでしょうね。でも、今回は・・・学校公開日に、あなたが来ないことを悲しんでいる様子でした。俺でもわかるぐらい、隠し切れてなかったんです」
俺はそこで、頭を下げました。
「アップル、あなたを待ってると思います。行ってやって下さい!」
ここまで言ったところで、ちょっと冷静になって、俺、何様だよ?なんて思ったんですけどね。
「行ってあげなよ!」
「そうだよ。私達が何とかするから、今日はもうあがりなさい」
周りの人が後押ししてくれました。
てことで、何とか行けるようになったんですけどね。
思ったよりも時間をかけてしまったようで、全然時間がないんです。
「急がないと、間に合わないかもしれません」
「だったら、すぐに行くわ」
というわけで、アップルの親は作業着のまま、出発(ぇ
いや、その格好はどうかと思うんだ~。
まあ、時間がないんで、このまま行きますけど。
そんで、アップルの母親、結構足が速くてですね。
ほとんど走りっ放しって感じで、学校まで到着しました。
てか、俺、今日はもう十分走ったから、ジョギングしなくて良いですね(そんなこと言ってる場合じゃない
まあ、10分ほど遅れましたが、今からでも大丈夫でしょう。
「あ、ヨッシー?」
「あれ、ガミさん?」
何で外にいるんだよ!?
「どうしたの?」
「家族のふりをして入ろうとしたんだけど、入れなかった・・・」
・・・ん?
あ、てか、新入生にエールを送ってから、マークされてる可能性がありましたね(ぇ
まあ、詳細は不明ですが、ガミさんは中に入れなかったようです。
「あれ、その人は?」
「アップルの親」
「え?」
「来てもらったんだよ」
そこで、ガミさんは喜んだ様子を見せましてね。
「これで僕らも入れるね!」
「いや、もう入る意味ないだろ!」
ガミさんが目的を見失ってますが、時間がないので校内に入ります。
てか、ホントに流れでうちらも入れちゃったし(ぇ
そんなわけで、アップル達の教室に入りましてね。
普通にもう授業が始まってたんで、入ったところで軽く注目されちゃいました。
「アップル、お母さんが来てくれたよ!」
「授業中なんだから、黙れよ!」
明らかに授業妨害だし。
と、そこで失敗したと言いますかね。
アップルの親の格好を見て、子供達が笑い出したんですよ。
そんで、アップルも恥ずかしそうに顔を下に向けちゃいましてね。
もう少し遅らせてでも、着替えてもらった方が良かったかもしれません。
まあ、こんなことを今更思っても遅いんですけど・・・。
「笑うなよ!」
・・・え?
そんな空気を変えたのは、スポドリでした。
「着替える暇もないぐらい忙しかったのに、アップルのために来てくれたんだろ!そんな良い親のどこがおかしいんだよ!?何でそれを笑えるんだよ!?」
スポドリは、そのままアップルに顔を向けましてね。
「アップルも、せっかく親が来てくれたんだから、そんな顔すんじゃねえよ!」
てか、スポドリ、メッチャ良い奴じゃん!
そんなわけで、アップルは親に顔を向けると、笑顔を見せてくれました。
「ほら、授業再開するぞ」
先生がそんな計らいをしてくれて、授業も再開しました。
とりあえず、アップルは質問されれば、毎回手をあげていたし、とにかく親に良いところを見せようと頑張ってましたよ。
「・・・てか、うちら部外者だから、ここらで出ようよ」
「そうだね。僕らはもう、いなくて大丈夫だよね」
「いや、そういう意味じゃないんだけど・・・」
うん、何かガミさんが誤った解釈をしてますが、気にせず出ましょう。
これ以上、マークされても嫌ですしね・・・って、既に手遅れな気がしますが。
そんなわけで、大分強引な気がしますが、今回は俺も活躍することが出来た1日でした(え、そこ!?
これでもう、役立たずなんて呼ばせないぜ!
てか、今日は何だか疲れましたよ・・・。