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ガミさんに策あり

2009/10/22(木)


セカンドピアスに交換するのは、日曜にしたヨッシーですよ。

てことで、皮膚科に予約して、ミサにも伝えておきました。

まあ、土曜はスポドリ&アップルの学校公開日だから、何となく避けた方が良いかなと思いましてね。


ちなみに今日はスポドリが来たんですよ。

何か、アップルの件で一緒に考えたいようでしてね。

てか、マジでスポドリ、頑張ってますね。


「何で、アップルのためにそこまでしようと思ったの?」

思わず、こんな質問をぶつけちゃいましたよ。

「その、アップルのおかげで、学校へ行くようになれたのもそうですけど・・・」

スポドリは少しだけ考えてる様子ですね。

「学校公開日の話があった時、アップルが悲しそうな表情だったんです」

「そうなんだ?」

「口では、ああ言ってますけど、本当は親に来てもらいたいんだと思います」


まあ、スポドリの話を聞いて、なるほどね~と思いましてね。

「人によっては、むしろ来てほしくないって人もいそうだけどね」

「俺は……まあ、親が来るのは普通という感覚なので・・・」

「そういえば、スポドリの親、甘い感じみたいだね」

スポドリが不登校でも、特に何も言ってこなかったって話もありましたしね。


「基本的に、自分の意志で行動するように言ってますから・・・その結果、何が起こっても自分の責任だとも言われてます」

「それ、ある意味では厳しいってやつ?」

「はい、時々甘えると、怒られます・・・」

ちょっと勘違いしてたんですが、スポドリの親、自立心を向上させようって感じの育て方をしてるみたいですね。


まあ、それはさておき、この先どうするかを考えますか。

とはいえ、これ以上、親に負担をかけたくないってアップルの気持ちもわかるし、難しいですよね。

「アップル、もっと親に頼めば良いのに・・・」

「スポドリの考えもわかるけど、アップルの性格じゃ、そもそも言えないでしょ」

「だったら、俺から言うのはどうでしょうか?」

「それは無茶でない?」

てか、何て言うつもりだよ?


と、そこでガミさんがいきなり来ましてね。

「僕、閃いちゃったよ!」

「アップルの件?それなら丁度スポドリが来てるから・・・」

「アップルの親が来れないなら・・・」

「いや、中で話そうよ!」

人の話を聞いて下さい・・・。


てことで、ガミさんを家に入れましてね。

「ガミさんの考え、話してくれない?」

ガミさんの策を聞いてみましょう。

「僕が代わりに行けば良いんだよ!」

・・・いや、目的を見失ってね?


「それで解決するかな?」

「だったら、ヨッシーも行く?」

「そういう問題じゃないし!」

1人でダメなら2人でって発想、わからなくもないけどさ。


「そもそも部外者は入れないでしょ?」

「何言ってるの!?僕らはアップルやスポドリの友達だよ!?部外者なんかじゃないよ!」

「・・・ごめん」

うん、何かメチャクチャ怒ってるんで、色々と言いたいところですが、ここは引きます。

まあ、いざという時は家族のふりをすれば良いよね(マテ


「でも、うちらが行ったとしても、スポドリは喜ぶかな?」

「あ、それは大丈夫だと思います。アップル、兄貴達のこと、好きみたいですから」

「え?」

スポドリの言葉を少しだけ考えてみますか。

今まで見てきたアップルを思い返して・・・うん、上手くいく気がしてきたよ(ぇ

てか、アップルも結構変わってるしね。


まあ、今日は遅くなっちゃったんで、解散しました。

ガミさんが(場合によっては俺も)学校公開日に行くってことは、明日アップルに伝えることにしましょう。

何はともあれ、これでアップルが喜んでくれると良いな~と思った1日でした。

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