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これは手がかり?

2009/10/14(水)


基本的に待ちの姿勢のヨッシーですよ。

てか、頭で考えてから行動するタイプですしね。


とりあえず、ケイさんからの報告はまだないです。

やっぱり、手がかりとか全然ない状態だし、難しいのかもしれません。

まあ、これについては特に出来ることもなく、待つしかないですね。

といった、俺の考えに反して、攻めてる人がいましてね。


まずはガミさん。

「みんなに話をしてみたんだけど、手がかりはなかったよ」

スポドリやアップルといった、知り合いに手当たり次第、聞いたようです。

って、知ってるわけないだろ!

地元でもないし、全然関係ないじゃん!


そんでミサ。

「貼り紙を作ってみるのはどうでしょうか?」

「いや、この辺にいるかどうかもわからないからさ・・・」

てか、犬じゃないんだから、この人を捜してますみたいなのを貼るのはないでしょ。

まあ、人見知りなミサなりに、考えてくれたのは嬉しいけどさ。


さらにアッキー。

「今まで、お客さんに話を聞いてみてたんだけど・・・」

今日も突然やってきたと思ったら、そんな報告をしてきましてね。

3人の中では、有効な手を使ってる気がします。


てか、みんな、じっとしてようよ!

なぜに攻めるわけ!?

といったことを考えてたんですけどね。


「ヒロって名乗ってる、舞台俳優がいるんだって」

・・・ぇ?

「それがヒロってこと?」

「いや、その保障はないけど・・・」

てか、ヒロってあだ名、ありがちと言えば、ありがちですしね。

ただ、少し気になったんで、思い返してみました。


「ヒロ、演劇部だったかも・・・」

「うん、それが言いたかったの!私もその話聞いてたから、もしかしたらって思って」

考えてみれば、ヒロってあだ名、確か名前から取ったあだ名だったんですが、ヒロインからも連想出来るってことで、気に入ってる様子でした。

なので、その名前を使って、舞台俳優をやってても、不思議じゃない気がします。


「その人がヨッシーの捜してるヒロだよ!」

「決め付けるのが早いっての」

「アッキーさん、その人、どこにいるかわかりませんか?」

ガミさんとミサは、もう決め付けてる感じですね。

でも、万に一つの可能性もあるかもしれないです。


ただですね・・・。

「店に来たお客さんが舞台で1回見たってだけだから、わからなかったんだよね」

「そっか・・・」

上手くいかないものです。

「でも、そのお客さんの話だと、演技とか上手だったらしいのね。脇役だったのに、1番印象に残ったみたいだし」


「だったら、検索してみるよ!」

ガミさんはそう言うと、パソコンに向かいました。

てか、わからないことがあったら、検索サイトとかで検索するって、誰でもやってることだと思いますけどね。

アナログな感じのガミさんがやってるってことに、プチ感動ですよ。

まあ、見つからなかったんですけどね(ダメじゃん


「舞台とか、詳しい人がいれば、良いんだけどね」

「そうだね・・・」

とまあ、アッキーの言葉を考えてみましてね。

閃きましたよ。


「セキさんだ!」

「え?」

「ケイさんの同級生で、役者やってる人がいるんだよ」

まあ、少し考えて、とりあえずケイさんに今日わかったことを伝えました。

そんで、ケイさんからセキさんに話を聞いてもらって、それが俺の捜してるヒロなのか、特定してもらうことにした形です。


てか、場合によっては、大きな前進かもしれませんよ。

といっても、俺の捜してるヒロじゃないって可能性のが高いんで、振り出しに戻ると思いますけどね。

まあ、どっちにしろ、また待ちの状態になった1日でした。


「僕、舞台に詳しい人がいないか、みんなに聞いてみるよ!」

「私なら見つかるかもしれないですし、今度は私がインターネットを使って捜してみます!」

「私も、お客さんに聞いてみるよ」


・・・この3人は、まだ攻めるようですね。

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