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若くて可愛い女の子

ガミさんとの出会いを描いた序章が終わり、今回から本編に入ります。

という事で、新章『小さな勇気』の始まりです。

新たな登場人物(若くて可愛い女の子)を交え、さらに非凡なものとなっていく、ヨッシーの日常を楽しんでもらえればと思います。

2009/04/18(土)


ストライクゾーンは±5歳のヨッシーですよ(どうでも良いです

今日は、世の男性がワクワクしそうなタイトルですね(別に


さて、家でごろごろとしていた俺の下に、今日もガミさんがやってきました。

「ヨッシー、暇?」

「うん、まあ、暇かな」

「じゃあ、これから友達に会いに行くから、一緒に行かない?」

え、友達?

ちゃっかりガミさんには友達がいるようですよ。

きっと、ガミさんと同じように変な奴なんでしょうね(失礼発言


「友達って?」

「色々な話をしたり、遊んだり、時には悩みを打ち明けたり・・・」

「いや、友達の意味を聞いてるわけじゃないから!」

てか、友達の意味ぐらいわかるわ!

むしろ、ガミさんに聞くぐらいなら、辞書引いて調べるわ!

「どんな人?」

「女の子だよ」

「若い?」

「うん、若いよ」

「よし、行くか」


早々と支度を終えて、出発ですよ。

きっと、若くて可愛い女の子が待ってますからね。


そうそう、今日はガミさんの右手にミサンガとは別の気になるものがありまして。

先日、UFOキャッチャーで俺が取ったクマのぬいぐるみを持ってます。

友達へのプレゼントかな?と思いつつ、そんなもので喜ぶだろうかという素朴な疑問が・・・。


で、家を出て、ガミさんと向かった先は、近くの大学病院。

・・・病院!?

軽く意味がわからないまま、中へ入り、そのままガミさんについていきました。

そういえば、この前、病院に行ってきたとか言ってたし、それと関係あるのかな?と思ったら、ガミさんが病室へ。


「ガミさん!」

病室からは元気な声が聞こえてきました。

彼女がガミさんの言う、友達に違いありません。

いや~、ガミさんの言うとおり、とても若く見えます。

小学校の低学年ぐらいじゃないですかね?


・・・って、若過ぎるよ!


とりあえず、女の子はガミさんが来て、大喜びです。

てか、リアルにガミさんって呼んでる不思議。

その時、女の子と目が合いました。

「もしかして、ヨッシー?」

「は!?」

女の子にまでヨッシーと呼ばれる道理はないんですけど。

とはいえ、怒ったところで泣かれても困るんで、特に何も言わないことにしました。


まあ、急展開な状況についていけなかったんですが、整理すると、先日、ガミさんがここで女の子に会い、それで仲良くなったみたいです。

女の子は今日から、この病院に入院だそうで、入院したら、お見舞いに行くとガミさんが約束したとか、まあ、そんな話だそうです。

色々とツッコミどころが満載ですが、追々整理していきます。


「これ、プレゼント」

「ありがとう!」

「UFOキャッチャーで、ヨッシーが取ってくれたんだよ」

「ヨッシー、ありがとう!」

クマのぬいぐるみも、この子にだったら合うよね。

てか、ガミさんが、UFOキャッチャーに熱中してた理由はこれだったのね。

一瞬、危ない人かと解釈しちゃってごめんなさい。


女の子は終始笑顔で、とても楽しそうでした。

俺とガミさんは話を聞いてるだけでしたが、それでも満足だったみたいです。

ちなみに、女の子のことをガミさんは、みーちゃんと呼んでいたので、俺もそう呼ぶことにします。


みーちゃんの病室には結局、面会時間が終わるまでの4時間程、ずっといました。

途中、みーちゃんの親が来て、軽く挨拶をしたり。

てか、ガミさんとみーちゃんが仲良くなった経緯がわからないんで、俺は変な時間を過ごした気分でしたよ。

まあ、色々な謎の答えは帰りにガミさんが話してくれましたけどね。


先週、入院の準備とかがあって病院に来ていたみーちゃんと知り合い、仲良くなったそうです。

今日は、ずっとベッドに座ってたから気付かなかったんですが、みーちゃんは両足が麻痺していて、それを治す手術を受けるために今日から入院だそうです。

で、そのことを知ったガミさんはお見舞いに行くことにしたと。


てか、ガミさん、結構いいとこあるじゃねえか。

ただ、そういった話、行く前に言ってほしかったなと。

というわけで、今日は若くて可愛い女の子、みーちゃんと知り合った1日でした。

うん、間違ってはいないよね。

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