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不景気ですしね

2009/09/03(木)


今、不景気なことと、ニートでいることに、何の関係もないヨッシーですよ。

自分が専門学校を卒業した時は就職率良かったですしね。

まあ、俺がその就職率を少しだけ下げたわけですが(ぉぃ


さて、今日もガミさんと一緒に公園へ行きましてね。

でも、ギター練習のためじゃないんですよ。

「それじゃ、タイム計っててね」

1周が1950メートルという中途半端なコースなんですけど、どれぐらいのタイムで走れるか、調べてみようと思いましてね。

まあ、これもガミさんが言い出したことなんですけど。


「ヨッシー、今、どれぐらいのペースで走れるか調べようよ!」

といったことを、ドアをノックしながら言われましてね(ぇ

まあ、俺も気になるしということで、計ってもらうことにした形です。

普通にまだ暑いし、きついかな?という心配もあるんですけどね。


てことで、スタートします!

とりあえず、目標は1キロ6分ペースなんで、1周を12分で走るのが理想ですね。

てか、ガミさん、10分以上、スタート地点で待つことになるけど、暇にならないかな?

そんな心配があったからじゃないですが、いつもより早めのペースにしましてね。

普通に暑くて汗だくになりつつ、でも、そのままのペースで行けたんです。

てことで、1周走れました~って、昨日のサラリーマン風の人がいるし!?


「あ、ヨッシー!」

「どうしたの?」

「さっき、偶然会ったんだよ!」

「あ、とりあえず、こんにちは」

昨日のこともあるし、軽く気まずいですね。


「トラさん、ヨッシーはリハビリを頑張ってる子に勇気を与えるため、ジョギングをやってるんです!」

いや、何かまた話が大きくなってるし。

「君、えらいね」

「いや、昨日のこともそうですけど、大げさに言ってるんですよ」

てか、それよりも気になることが・・・。


「トラさんって?」

「勝手にあだ名を付けられたんだよ」

「あ、そうですか・・・」

ガミさん、また勝手にあだ名を付けたんですね。

まあ、俺も便乗して、トラさんって呼びますけど(マテ

そんな感じで、少し話しましてね。


「あ、ガミさん?」

重要なことを思い出しました。

「俺、タイムどれぐらいだった?」

「あ・・・」

慌てた様子でストップウォッチを操作するガミさん。

「12分ぐらいだよ」

・・・忘れてたのかよ!?

まあ、色々と納得いかないんですが、もう1回走る気はないんで、諦めますか。


「君達、昨日もいたけど、学生かな?」

「あ・・・普通に仕事とかしてないだけです」

てか、学生に見られたことについて、若く見られたと喜ぶべきか、子供に見られたと悲しむべきか(多分、後者が正解


そういえば、トラさんも、どうなんですかね?

お昼休みとか、営業で外に出てるんだとしても、公園にいるのは不自然ですし。

とはいえ、特に詮索しないで良いですよね。

地雷の気配を感じますし。


「トラさんは仕事してるんですか!?」

うわ、ガミさん、また地雷を踏みにいってるよ!?

「ああ・・・この前まではね」

うん、予想通り地雷みたいですね。

ここまで言われれば、わかりますよ。


「今は仕事してないんですか!?」

・・・普通の人は。

てか、明らかにトラさん、いらついてるよ。

「ごめんなさい、空気読めないので・・・」

一応、フォローしますか。


「それに今、不景気ですもんね」

「君達も、就職活動をしたりは、してるのかな?」

「あ、それは、してないです」

うん、この流れは悪いと思ったんですけどね。


「努力もしてない君達と一緒にしないで欲しい!」

回避出来ませんでしたね・・・。

てか、別にうちらと一緒だなんて、言ってないし。

「俺は辞めさせられたんじゃない!自分から辞めたんだよ!」

あ~、そうなんですか~(適当に聞き流し中

「君達、仕事しないで良いと思ってるのか!?」

説教まで始まったよ~(聞き流し継続中

「俺は自分にあった仕事をしたいと思ったんだ。前にいたところは・・・」

てか、聞き流すのも面倒だし、ガミさんを置いて逃げちゃいましょうかね?(ヒド

そんなことを考えてたんですけどね。


「ヨッシー!」

急にガミさんが声を上げまして、無理やりトラさんの話を止めました。

何か、嫌な予感・・・。

「トラさんに合った仕事を僕らで探そうよ!」

無理だと思います(即答


ただ、ガミさんの言葉にトラさんも驚いたようでしてね。

「・・・悪かった。君達に八つ当たりしてもしょうがないね」

クールダウンしたみたいですね(良かった~


「トラさん!」

おっと、またガミさんが地雷を踏みにいく気配ですね。

「僕らと遊びませんか?」

・・・は?

「就職活動、大変だと思います。たまには息抜きが必要ですよ!」

いや、その理論わかんない。

そこで、トラさんは少しだけ笑いましてね。


「機会があったら、お願いするよ。今日はありがとう」

何だか、穏やかな表情で行っちゃいました。

ガミさんの意見に賛同する気はないけど、何だかんだで、今のが息抜きになったんですかね?


てか、ふと考えたんですが、トラさんに言われたこと、あながち間違ってはいなかったんですよね。

八つ当たりだったのかもしれないけど、仕事しないでダラダラと過ごしてるのは、前から良くないと思ってましたしね。

とはいえ、特に仕事する気はないな~と思った1日でした(ぉぃ

親からの仕送りだけで、普通に生活出来ちゃってますしね・・・。

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