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言葉の重さ

2009/08/27(木)


何だかんだで、夜に走るのが日課になってきたヨッシーですよ。

最近は足が痛くなったりってこともないですしね。


さて、今日は昨日書いた通り、俺があーくんに話をしに行き、何とか頑張る心を持ってもらえないか、やってみる予定です。

そんで、ミサ(+ガミさん)にはみーちゃんの説得をしてもらい、改めて、あーくんの見舞いに行かないか、提案してもらいます。

一応、あーくんと同じ状況でいる、みーちゃんなら、あーくんを元気付けられるかもしれませんしね。

とはいえ、みーちゃん自身の問題もあるので、キーは俺にある気がします。


そんなことを考えつつ、あーくんの病室に行きましてね。

「こんにちは」

「あ、ヨッシー」

そういえば、あーくんも俺をヨッシーと呼ぶので定着したみたいです。

ちょっとだけ、何かな~って思いますけどね。


さて、では行きましょうか。

「今日はリハビリ、やってみた?」

「・・・ううん」

てか、ここ数日、ずっと病室にいるみたいですね。

「それじゃ、治るものも治らないんじゃない?」

俺の言葉に、あーくんは悩んでいる様子です。


「確かに、前と同じように腕を動かせられる保証はないかもしれないけど、何もしないのは、もったいないよ。やるだけやってみれば?」

我ながら、結構良いこと言ってるかもなんて思ってたんですけどね。


「もしも、リハビリやって治らなかったら・・・どうすれば良いの?」

「・・・え?」

「もう治らないって、わかっちゃうよね・・・」

あーくんの話を聞きながら、ちょっと難しいかなと感じました。


あーくんは今、リハビリをすれば、腕が治り、また野球が出来るかもしれないという希望を持っているようです。

それが、実際にリハビリをすることによって、希望でなく、現実になるのが怖いんでしょうね。

場合によっては、一生野球が出来ないということを思い知らされる可能性もありますし・・・。

てか、俺の言葉って、軽い言葉ですよね。

みーちゃんがこの前、言ってましたが、どんな気持ちかってのが、わかってないですしね。


「あと・・・明日、退院なんだ」

「え?」

「あとはリハビリをするだけだからって・・・」

まあ、患者さんの数も限られてるし、入院っていつまでも出来るものじゃないですしね。

「だから、みんなに会うこと、もうないかもしれないね」

「え?」

「もう、病院には来ないから」


・・・てか、リハビリする気、0じゃん。

「俺の親友で、ずっと歌うのが好きだったのに、病気で歌えなくなった奴がいるんだよ」

この時、何だか、怒ってたような気がします。

「あと少ししか生きられないとも言われて・・・でも、そいつは最期まで、この世界で生きたいって言ってた。歌えなくても、他に出来ることがあるって知ってたからかもしれないね」

あーくんは、真剣な表情で話を聞いてくれました。

「今、やる気になれないなら、それでも良いんじゃないかな。でも、例え野球が出来なくなったとしても、他に出来ることは、たくさんあるよ」


この言葉は全て、マサのおかげですかね。

てか、自分には似合わない言葉ですよ・・・。

てことで、軽く照れちゃいましてね。

そこで、あーくんと別れました。


散々、頭を使って考えた言葉より、パッと出てしまった言葉の方が、重みのある言葉になってたな~と感じつつ、俺に出来ること、なかなかないな~とも思いました。

あーくんは、明日で退院だし、今みたいに、すんなりと会いに行くのは、出来なくなりそうですしね。

・・・うん、出来ること、まだありますね。


そのまま、俺は、みーちゃんの家に行きましてね。

まあ、普通にガミさんが空回ってて、ミサも困ってる感じだったんですけどね。

みーちゃんに、あーくんが明日、退院だといったことを伝えました。

「でも、私、今は何も言えないし・・・」

「これを聞いて、どうするかは、みーちゃんに任せるから」

この先は、みーちゃん次第です。

これ以上、うだうだ言ってもしょうがないですしね。


てことで、今回、自分に出来ることは、全部やったかな~と感じた1日でした。

てか、マサに言われたことを、しっかり守ってる俺って、結構単純ですね・・・。

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