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世の中甘くないですね

2009/08/26(水)


人気の役者さんとかけまして、立った茶柱と説きます。

その心は、演技(縁起)が良いんです。

てことで、ヨッシーですよ。


昨日、みーちゃんの方へ勇気を与えるってのは成功し、みーちゃんがリハビリを再開したようです。

てことで、何か手伝えることはないかと、ガミさんとミサと一緒に、みーちゃんの家に行ったんですよ。

まあ、手伝えることなんて、ほとんどないんですけどね。


みーちゃんは、結構長い時間、足を使っていなかったので、筋肉が衰えてしまってるそうです。

あと、怪我の影響みたいなのも、あるようでしてね。

そんなわけで、先日、無理に歩く練習をして、怪我をしたぐらいだし、今日は足をゆっくりと動かす感じのを続けてました。


「みーちゃん、あーくんには会いに行かないの?」

おっと、ガミさん、今日もまた際どいとこを踏みに行きますね。

「今の私じゃ、あーくんに何も出来ないから・・・」

みーちゃんは悲しそうな様子です。

「じゃあ、僕らが、みーちゃんの代わりに、あーくんに勇気を与えるよ!」

いや、だから、マジで僕『ら』って何?

たまには1人で行ってよ。


てことで、うちらは、そのまま病院へ行きました。

そんで、あーくんの病室に行きましてね。

「うるさいな!」

・・・まだ何もしてないのに、修羅場な感じがします。

中を覗くと、学校帰りなのか、あーくんの友達がいました。

てか、この前来てた友達みたいですね。

全員、見覚えありますし。


「みんな、一緒に野球したいんだよ?」

「・・・帰ってよ」

不機嫌な様子の、あーくんに、友達はみんな何も言えず、帰って行きました。

・・・うん、これは無理だ。

今日は素直に帰りましょうかね。

と思った瞬間に、ガミさんを止めるべきでした。


「あーくんに勇気を・・・」

だから、何でフルに裏声なんだよ!?

しかも、やっぱり無駄に響いてるし!

「お兄ちゃん!」

でも、ミサが空気を読んでくれまして、ガミさんを止めてくれました。

てか、ミサも空気を読んでくれるようになったんですかね?

いや~、大助かりですよ~。

「私達、外で待ってますから、ヨッシーさん、あーくんのこと、お願いします」


・・・空気、読み切れてない!?

てか、俺も一緒に行くって!

何で、俺1人で頑張れみたいな空気になってんだよ!?

そんなことも思いつつ、中途半端に帰りづらくなっちゃったんで、俺だけ、その場に残ることになりました。


「何か、ごめんね。ガミさん、別に悪気はないんだけどさ・・・」

ここは俺も被害者といった形で進めましょう。

「でも、あーくんのことを心配してるみたいだね」

「僕は・・・」

「ありがた迷惑だろうけどね」

よし、俺、ナイスな遮り!(自分で言うな


まあ、とりあえず、また演技で何とかしようかな~と思いましてね(ぉぃ

「あの・・・」

そしたら、あーくんの方から話し掛けてきました。

「ん?」

「みーちゃん、来てないの?」

「ああ、今日は来てないよ」

「僕、ひどいこと言っちゃったよね?」


てか、あーくんも、みーちゃんのこと、心配はしてるんですね。

「1人で頑張るのが辛いなら、みーちゃんと一緒に頑張ってみれば?」

「・・・そんなの無理だよ」

「でも、みーちゃんは頑張ってるよ?」

「頑張ったって、治らないかもしれないじゃん」


・・・う~ん、ここまでですかね。

ここで、そんなことないなんて言っても、上辺だけの言葉になっちゃいますしね。

てことで、俺も病室を後にしました。

外で、ガミさんとミサと合流して、報告すると、2人は残念がってました。

でも、ちょっとだけ、やる気が出たといいますかね。


「俺、明日もまた、あーくんと話してみるよ。もしかしたら、他に出来ること、あるかもしれないし」

俺の言葉に、ガミさんとミサは嬉しそうな反応でした。

「あと・・・ミサ、みーちゃんと話して、またあーくんの見舞いに行かないか、誘ってみてよ。もしかしたら、今は、ミサの言うこと、聞くかもしれないからさ」

「わかりました!」

ガミさんは、その辺にいる犬と遊んでて下さい(ヒド


てことで、世の中甘くないというか、上手くいかないと思いつつ、出来る限りのことは、しようと思った1日でした。

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