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我に策あり

2009/08/25(火)


てことで、策を発表することにしたヨッシーですよ(ネタバレ発言


さて、今日もガミさんやミサと一緒に、みーちゃんの家に行くことにしたんですけどね。

「差し入れ用意するから、スーパーに寄ろうよ!」

・・・だから、差し入れは地雷だって!

散々失敗したじゃん・・・。


「俺は他に寄るとこあるから、そっちに行くよ」

「じゃあ、後で合流しようね!」

「ミサはガミさんと一緒に行くでしょ?」

「いえ、ヨッシーさんと一緒に行きます」

・・・何で?

まあ、そう言われたら断れないんで、ミサと行動を共にすることにしました。


さて、ガミさんと別れた後、俺はケイさんの下へ行きました。

と言っても、ケイさんに会うのが目的じゃないです。

「おう、来たか。セキはもう来てるぞ」

「セキさん、今日はわざわざすいません」

「いや、暇だし、構わないよ」

ええ、セキさんに会いたかったんですよ。

てことで、昨日、ケイさんにお願いしてたんです。

まあ、ミサは初対面なんで、軽く紹介だけしましてね。

早速、本題に入ります。


「ケイさんから聞いてるかもしれませんが、リハビリについて、色々と話を聞かせて欲しいんです」

みーちゃんが昨日、自分の気持ちなんてわからないと言った時、その通りだと思ったんです。

俺も交通事故にあって、入院したことはありますが、すぐに退院しましたし、歩けないって状態は、ないも同然でしたからね。


ただ、セキさんは違います。

半年も入院していて、リハビリだって大変だったと思います。

てか、普通に歩いてるんで、そんな印象はないんですが、まだリハビリ中なわけですしね。

そんなセキさんから話を聞けば、みーちゃんの気持ちも、わかると思ったんですよ。


まあ、聞きたいことはリハビリの大変さと、それでも頑張ろうと思った理由です。

そんな質問をぶつけると、セキさんは少しだけ困った様子を見せつつも答えてくれました。


「リハビリは大変だよ。でも、何よりも歩けもしないって状態がショックだったよ」

聞いたところ、リハビリ自体よりも、自由に体を動かせないというプレッシャーが大変だそうです。

あと、また思い通りに体を動かせられるようになるかといった不安も、やっぱりあるそうです。

そんな気持ちの問題で、挫けそうになることもあると。


「じゃあ、それでも頑張ろうと思ったのは何でですか?」

「それは、演技することが好きだからだよ」

「え?」

「また舞台に立ったり、ドラマや映画に出たい。僕はちょっとした役しか与えられないけど、それでもやりがいを感じているんだよ」


なるほど~。

てことは、みーちゃんに、いかにしてやりがいを持たせるかってとこですね。

少し難しいですが、参考になりまくりですよ~。

そんなこんなで、みーちゃんの家へ行こうとしたんですけどね。


「ところで、どうしてそんなこと聞いたの?」

「あ、実は・・・」

みーちゃんのことを、サラッと説明。

「だったら、僕が行って、直接話するよ!」

まさかの急展開(ぉ

てことで、セキさんが仲間になった(RPG風

よし、これでガミさんを倒すぜ!(マテ


そんなわけで、セキさんとも一緒に、みーちゃんの家へ行きました。

そうそう、丁度、ガミさんも到着したとこみたいで、家の外で合流したんです。

その手には、ペプシコーラという最高の差し入れを持ってますよ。

さてと、とりあえずガミさんには下がっててもらいましょう(ヒド

てことで、みーちゃんを呼びましてね。


「今日、みーちゃんに話があるって人がいて・・・」

軽くセキさんの紹介です。

てか、流れで呼んじゃったけど、セキさん、初対面だし、大丈夫かな・・・?

「君・・・今、足を怪我していて、リハビリ中なんだって?」

「え?」

うわ、この人、ガミさん並にKYな気配だよ!?


「色々と不安もあるんでしょ?足が治らないかもしれないし」

しかも追い込んでるよ!?

みーちゃんも、ちょっと不機嫌な感じです。

うん、この人呼んで失敗でしたね(後悔


「私は別に・・・」

「僕も怖かった」

「え?」

「僕も事故で、足が動かなくなったんだ。半年前のことだよ」

・・・いや、あんたは舞台から飛び降りたってことだし、ただの自滅でしょ。


「でも、今、僕はこうやって歩けてる。まだ、リハビリは続けなければいけないけど・・・」

でも、セキさんの言葉に、少しずつ、みーちゃんの表情が真剣になってきました。

あ、てか、忘れてました。

セキさん、役者さんでしたね。

・・・って、全部演技かよ!?

考えてみたら、話し方とか、さっきまでと全然違うし!

でも、1度、わざと怒らせてから、切り替えしていく方法、参考になりますね~(無駄に学習中


「僕には夢がある。この足で、世界中を渡りたいんだ」

えっと、役者になる夢、お諦めになられましたか?(何となく敬語

「君にも、夢があるよね?」

「私の夢・・・」

でも、いい感じですね~。

「ないよ・・・」

・・・何てことはなかったです(あらら


てか、みーちゃんの答えが予想外だったのか、明らかにセキさんの表情が素になってますよ!?

これ、やばいんじゃないですか!?

「えっと、何かない?」

話し方も、弱くなってるし!?


・・・でも、ここまで良い流れを作ってもらいましたしね。

それに俺も、こういったことは得意分野ですからね。

前にスポドリを説得した時と同じ要領でやってみましょう。


「みーちゃん、俺と約束したじゃん」

「え?」

「競争しようって・・・」

さあ、ここからは俺が頑張るとこです。


「俺、負けず嫌いだし、かっこ悪いとこは見せられないから、ジョギング始めたんだよ。悪いけど、絶対、みーちゃんに負ける気がしない」

とりあえず、セキさんの真似をして、ちょっと真剣な感じの表情を作ったつもりになってみました(あくまでつもりです


「でも、不戦勝なんてつまらないよ!」

俺、熱いじゃないですか~(自分で言うな

そこで、みーちゃんは色々と考えているようでした。


「みーちゃん?」

そこで、ミサも話し始めました。

「私も、みーちゃんと競争したいな。外で走り回って、たくさん遊びたい」

「ミサ姉ちゃん・・・」

「それに、みーちゃんが頑張れば、きっと、あーくんだって頑張ってくれるよ!」

てか、今更だけど、ミサがガミさん以外に敬語を使ってないのが、軽く新鮮だ~(何故に今、それを言う?


そこで、ミサは少しだけ顔を赤くしましてね。

「好きな人に、頑張ってもらいたいって気持ち・・・その人のために頑張りたいって気持ち、大切だよ。私も頑張るから、お互いに頑張ろうよ」

ミサの言葉に、みーちゃんは、さらに考えているようでした。

よし、これで行けるか!?


「みーちゃん、ファイト・・・」

黙れ小僧!(あの子を解き放て!

おっと、いつもの裏声ガミさんに、ついついブチ切れそうになっちゃったぜ(テヘ☆


「わかった!」

みーちゃんは笑顔で、そう言いました。

「・・・私、頑張って、自信を持って、あーくんを応援出来るようになる!」

みーちゃんが、こんな勇気を見せてくれたのは2回目ですね。

まあ、また挫けそうになったら、背中を押してあげましょうか。


「僕はもう、必要ないみたいだね」

あ、軽く存在が薄くなってしまったセキさん、ホントにありがとう!

あなたのきっかけのおかげですと言っておきます!(軽く失礼

「ヨッシーだったかな?」

「はい?」

「役者、やってみる気ない?」

・・・ん、何その提案?


「全くないですけど?」

てか、この前、自分が結構緊張しやすいタイプだって実感したんで、そんな緊張すること出来るわけがないです。

「そっか・・・。まあ、また何かあったら、その時に」

「あ、はい。今日はありがとうございました」

そんなこんなで、セキさんは帰って行きましたよ(バイバイ


その時、ガミさんが満面の笑顔に。

「みーちゃん、恋の力で頑張って!」

「ごめん、マジで黙れ」

ちょっとだけブチ切れちゃった(テヘ☆


さて、これで、みーちゃんの問題は解決かなって感じの1日でした。

問題は、あーくんの方ですかね。

まあ、今日と同じ手を使いましょうか・・・(ぇ

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