表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/390

のけ者にしないで~

2009/08/21(金)


ちゃっかりジョギングを再開したヨッシーですよ。

とはいえ、昼間走ると、脱水症状や熱中症が怖いので、走るのは夜ですけどね。


今日はとりあえず、ガミさんを呼ぶってのもあるし、俺の方からガミさん宅に行きました。

そして、ドアをノックしたんですけど・・・誰も出ません(ぇ

ガミさんはへこんでて出ないのかもしれませんが、それならミサが出るはずなんですけど。

どうせ、鍵は開けっ放しだろうし、勝手に入ってもいいんですが、ミサが着替え中とかだったら、あれですもんね。

てことで、ミサの携帯に電話してみました。


少し待った後、ミサが出ましたよ。

「もしもし?」

「あ、ヨッシーだけど、家にいないの?」

てか、自分でヨッシーと名乗るのは、未だに抵抗がありますね。

「あ、ごめんなさい、話があると言われて、私だけ先にみーちゃんの家に行ってるんです」


・・・俺、のけ者にされてる!?

と思ったら、話が終わったから、これから、病院で合流しようってことになりました。

てか、そうなったらガミさんはどうしましょうかね?

ミサの話を聞く限り、まだ家にいるっぽいんですけど、置いてっちゃいましょうか(ヒド


というのは冗談で呼ぶことにしました。

まあ、前と同じように、みーちゃんが会いたがってるとか話せば、ついて来るでしょ。

てことで、ドアを改めてノックしようとしたら、ガミさんが出てきました。

「あ、ガミさん、これから・・・」

「早く行こうよ!」

「・・・え?」


・・・何もすることなく、勝手に復活してましたよ。

ミサが何かしてくれたんですかね?

てか、だったら何でノックした時に出ないんだよ?と思い、聞いてみたんですよ。


「あ、着替えてたから」


・・・うん、俺、微妙に予想が当たってましたね。

当たらずも遠からずって、こういうことを言うんでしょうね(そうか?


そんなわけで、ガミさんと一緒に病院へ行き、ミサとみーちゃんと合流しました。

「ミサ、みーちゃんと何を話してたの?」

「女同士の話です」

「は?」

「ヨッシーやガミさんには内緒だからね!」

・・・まあ、多分、恋愛の話でしょうね。

あーくんのことをどう思ってるかとか、そんなのをみーちゃんが話したんでしょう。


そうそう、今日は、あーくんの病室に行ったんですよ。

そんで、色々と雑談しました。

ちなみにガミさんは、先日のことをしっかり反省・・・

「みーちゃん、あーくんに勇気は・・・」

「ガミさん!」

してなかったので、今日は俺が怒っておきました。

ホント、ガミさんって、学習能力が低いですよね。


でも、みーちゃんとあーくんは、とても仲が良い感じになってますよ。

てか、みーちゃん、うちらと一緒にいる時より、ずっと楽しそうです。

やっぱり、10歳以上も上のうちらなんかより、同年代の友達の方が良いよね。


「てか、マジ暑いね・・・。何か飲み物いる?」

最近、自動販売機の使用率が高いですね。

「じゃあ、僕も一緒に行くよ!」

「あ、ガミさんは・・・話があるから残って」

あれ、みーちゃん、ミサの次はガミさんですか?

別に構わないんですけど、やっぱり、のけ者にされてる気がします。

「ミサ姉ちゃん、一緒に行くでしょ?私、オレンジジュースが良いな」


てことで、ミサと一緒にジュースを買いに行きました。

「みーちゃんとあーくん、良い感じだね」

「そうですね」

「そういえば、みーちゃんとは恋愛の話したの?」

「え!?」

・・・ミサの反応、相変わらず、わかりやすいですね。


「あの・・・ヨッシーさん?」

「ん?」

「ヨッシーさんの夢って何ですか?」

「は?」

・・・えっと、どの辺から、そんな話題になったんですかね?

まあ、突然、日本の未来について話し出すぐらいだし、話題がワープするのには慣れましたけどね。


てか、この前、七夕の時、願い事がなくて困ったぐらいです。

夢なんて・・・

「有名になることかな?」

「え?」

自然と出て来た言葉に、自分も驚いちゃったんですけどね。


マサが亡くなってから、色々と考えることがありましてね。

俺はマサから、大切なことを教えてもらいました。

それが何かっていうのは、上手く言えないんですけどね。

ただ、そういったことを1人でも多くの人に伝えたいという気持ちがまず生まれて、それなら有名になるのが1番かなと。

とはいえ、有名人になりたいってわけではなく、漠然と有名になりたいってだけの、中途半端な夢なんですけどね。

てか、七夕の時の願い事、ちゃっかり叶ったみたいです。


「その夢、良いと思います!」

ちなみに、ミサは笑顔で俺の話を聞いてくれました。

てか、まだ伝えたいことすら、はっきりしてないのにね。

まあ、せっかくなので、少しずつ夢についても考えてみますか。


そんなこんなでジュースを買って、あーくんの病室に戻ったんですけどね。

何か、気まずい空気になってます(ぇ

たく、ガミさん、また何かしちゃったんですかね?

そんで、みーちゃんが帰ると言いまして、うちらも病院を後にしました。


とりあえず、みーちゃんを家まで送りましてね。

「ヨッシー?」

「ん?」

「話があるんだけど・・・」

あ、俺だけ、のけ者にされてると思ったけど、違ったみたいですね。

てことで、ガミさんとミサが先に帰り、2人で話すことになりました。


「・・・何があったか、聞いてもいい?」

「うん」

とりあえず、みーちゃんから話を聞きました。

どうやら、みーちゃんがあーくんに夢は何か?といったことを聞いたら、突然怒り出したってことみたいです。

あれ、てか、俺もついさっき、ミサから同じ質問されましたが、夢について聞くのって今の流行なの?(違うと思います


「何で、夢なんて聞いたの?」

「ミサ姉ちゃんのアドバイスで、好きな人と夢の話をすると良いと聞いて・・・」

「あ、そうなんだ」

・・・えっと、夢の話って、そういうものでしたっけ?

てか、それで、あーくんが怒った理由がわかりませんね。

夢について聞かれたくなかったってことでしょうか?


「ヨッシー?」

「ん?」

「あーくんが怒った理由・・・聞いてくれない?ヨッシーなら、聞けると思うから」

「え、そうかな?」

まあ、少しだけ考えましてね。

確かに、みーちゃんの言うとおり、話の流れで、そういったことを聞ける可能性はありますね。

とはいえ、俺がそこまでやる必要あるかな?という疑問はあるんですけど・・・。


「了解、期待はしないでね」

「ありがとう!」

俺も少し興味があるってのが理由ですかね。

てことで、明日、あーくんが怒った理由を確かめることにした1日でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ