自分に出来ること
今回より第2部『変化の時』がスタートです。
俺ガミの中では転換期という事で、様々な変化のあるパートになります。
なので、登場人物達の変化を楽しみながら、お読み頂ければ幸いです。
2009/08/16(日)
お久しぶりのヨッシーですよ。
いや~、1日振りですかね~?
あ、はい、普通にブログ書いてますね。
いや、あれですよ。
俺って3日どころか1日と持たない性格ですからね。
だから、ブログを書くのをやめるってのも、続かなかったわけですよ。
とまあ、バカな話は程々に・・・。
今日の夜、マサの両親が戻りまして、連絡があったんです。
葬式といっても、ちゃんとした形のものじゃない方がいいとか、そんな話もあったみたいでしてね。
思った以上に早く帰ってきた形みたいです。
それで何か呼ばれたんで、ガミさんとミサと一緒に行ったんですよ。
てか、マサの方から、俺に録音機材やサイレントギターなどを渡してくれとか、お願いされてたようでしてね。
俺はホントにもらっていいのか、また迷っちゃったんですけど、マサの両親も快く渡してくれまして。
そんなわけで、結構な大荷物を家に持って帰ったんです。
ガミさんとミサにも持ってもらいましてね。
そんで、家に着いたら、説明書を見ながら、まず、録音機材を起動したんです。
とりあえず、マサの曲、聞きたいな~と思いましてね。
そしたら、データが4曲分あることに気付いたんですよ。
一応、それぞれ名前がついていて、3曲についてはわかったんです。
そんで、『Mes』なんていう名前のデータだけが謎データとして残りました。
俺は確認のため、聞いてみましてね。
「ヨッシーへ」
・・・え?
それは、マサから俺に向けたメッセージでした。
「もっともっと生きたいなんてヨッシーと話した後なのに、こんなこと言うのはおかしいんだけど・・・」
その言葉から、これを録音したのがマサと最後に話した後だとわかりました。
「多分、これをヨッシーが聞く時、俺、いないと思う。自分のことだから、わかるんだよ」
マサはそんな素振り、全く見せませんでした。
でも、あの時、マサは自分の死を予感していたようです・・・。
「俺がいなくなって、ヨッシーは泣いたりしてくれるかな?素直じゃないから、そんなことないのかな?」
素直じゃないってのは余計なお世話です。
否定はしませんが。
まあ、俺は真剣にマサの声に耳を傾けました。
「ヨッシーに話したいこと、たくさんあるけど、その中で、どうしても伝えたい1つを伝えるね」
そこで、少しの間、沈黙が続きました。
「ヨッシーは、頭で考えるだけで、行動に移さないことが多いけど、きっとヨッシーに出来ること、たくさんあるよ。そういったことを、これからたくさん、やっていってほしい」
俺はとりあえず、意味がわからなかったんですけどね。
「今、出来ないと思ってることだって、ヨッシーならきっと出来るよ」
いや、過大評価じゃね?と感じつつ、続きを聞きます。
「でも、出来ないと思ってることをするのは大変だから・・・まず、出来ることをしてほしい」
・・・出来ること?
「今、ヨッシーが出来ること・・・出来ると思ってることを全部やってほしい」
いや、全部は無茶じゃないですか?
そんなツッコミも入れつつ、色々と考えてみました。
「最後に、それだけ伝えたかったから」
そこで、終わるかと思ったんですけどね。
もう少しだけ、ありました。
「あと、俺はヨッシーのおかげで、最後まで、もっと生きたいと思うことが出来たよ。これって、すごい幸せだと思う。ヨッシー、本当にありがとう。・・・マサより」
最後、そう言って、マサからのメッセージは終わりました。
てか、何度も言うけど、お礼を言うのは、俺の方だっての。
そんなことを思いつつ、マサの言っていた、自分に出来ることを考えてみたんです。
まず、ギターと歌の練習は出来ることです。
それで、どれだけ上達するかは不明ですけど、練習するだけなら俺じゃなくても、誰だって出来ます。
最近は暑いからってサボり気味になってるジョギングも出来ること。
ゲーム作りというか、プログラミングも、せっかく本を買ったんだし、出来ますってか、やります。
そして、毎日ブログを書くこと。
これも、出来ることです。
書く理由がないということで、昨日やめようとしてたんですけどね。
少し考えて・・・せめて、今年一杯はブログを書こうと思ったわけです。
まあ、ガミさんの周りは相変わらず、ありえないことだらけですからね。
これからも、そういったことを伝えられればと思っています。
てことで、今日から気持ちを切り替えて、ブログを再開しますので、改めてよろしくお願いします。
そんなブログ再開の挨拶をしてみた1日でした。