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病院はギター練習の場(ぇ

2009/08/01(土)


音楽って素晴らしいものだと思うヨッシーですよ。

だって、例えばギターとかなら、場所を選ばずに演奏出来るじゃないですか!

てことで、タイトルにもある通り、病院でギター練習しちゃいます(マテ

まあ、マサがサイレントギターを持ち込んでるし、俺も弱音器使えば問題ないでしょってことでね。


てか、マサにギターを教えてもらうのは久しぶりです。

とりあえず、サラっとこれまでの練習の成果を見てもらいましてね。

「ヨッシー、すごいよ!」

「ホント!?」

「ここまで上達するなんて思わなかったよ」


まあ、上達はしてると思うんです。

ただ、マサや他の人に比べたら、まだ全然弾けないって状態だし、その辺が不安でしてね。

でも、マサが褒めてくれて、俺はまたやる気が出ちゃいましたよ。

「ヨッシーが上達してるのは、僕が応援してるからなんだよ!」

「はいはい、ガミさんありがと」

いや、ガミさんのおかげってのは間違ってないんです。

だけど、応援じゃなくて、アドバイスのおかげですからね。


ちなみに、今日は前奏と間奏を重点的に練習することにしました。

前も言いましたが、軽くソロギターっぽくなっていて、メチャクチャ難しいんですよね。

「コツは動かさなくていい指を基準に、他の指を動かすって感じに・・・」

「てか、小指だけ動かさないとか、小指だけ動かすとか、普通に出来ないから!」

「う~ん、これは慣れるしかないかな・・・」


一応、指のストレッチなんていうのもあるみたいでして、指の間に反対の手の指4本を入れて、広げるってなことをやると、段々と指が自由自在に動くようになるみたいです。

でも、その方法だと長期的に見ないといけないんで、今すぐってのはまず無理ですね・・・。

「でも、ヨッシー、ホントにすごいよ」

「そう?」

「だって、俺が教えられなかったから、ほとんど独学みたいなものでしょ?」

「いや、まあ、ガミさんがアドバイスくれるし」

「それでもすごいよ!」


マサは今日、すごいハイテンションな感じですね。

まあ、好きなギターを弾けて(しかも、一緒に弾いてくれる人もいて)嬉しいんでしょうね。

「あ、僕、何か飲み物買ってこようか?」

「ああ、お願いしようかな」

「じゃあ、行ってくるね」

ササッと病室を出て行くガミさん。

って、飲み物何がいいか、言ってないんですけど!?


「多分、コーラが来るね」

「俺、ダイエットコーラに100円」

「じゃあ、ペプシコーラに100円」

あ、皆さん、賭博なんて、絶対にしちゃダメですよ?

まあ、そこでガミさんの話になりましてね。


「ガミさん、変わってるよね」

「もはや、変わってるとか、それ以前の問題でしょ」

てか、もう4ヶ月も一緒にいるんですよね。

なのに、ガミさんは未だによくわからないやつです。


「友達に対して、ひどいこと言うね」

「俺はガミさんのこと、友達と思ってないし」

「え?」

「ただの隣人だっての」

俺の言葉にマサは笑いました。


「ガミさん、いい人じゃん」

「悪い人ではないと思うけど・・・ってか、いい人とか悪い人とか、それ以前の問題でしょ」

「まあ、ヨッシーの言うとおり、色々と問題はあるけどね」

マサはそこで、穏やかな表情になりましてね。

「でも、ヨッシーの良き理解者になってると思わない?」

「それを言うなら、マサのが良き理解者だよ」

ガミさんはホント謎なことばかりですが、マサのことは色々とわかりますからね。


「買ってきたよ!」

そこで、ガミさんが帰ってきました。

「はい、マサ!」

「普通のコーラかよ」

「じゃあ、引き分けだね」

俺とマサの賭けは引き分けに終わりました。


「はい、ヨッシー!」

「ありがと・・・?」

ガミさんが差し出してきたのは、ミネラルウォーターでした。

「あれ?」

「ヨッシー、水の方がいいんでしょ?」

「あ、まあ・・・別にコーラでも良かったけど」


今まで、強制でコーラを勧めてきたガミさんですが、水にしてくれましたよ。

「ほら、理解してる」

「いや、別にこれぐらいは・・・ってか、だったらすぐ対応してくれよ」

今まで、嫌というほどコーラを勧められましたからね・・・。

とりあえず、マサはからかうような感じに笑ってました。


まあ、でも、ガミさんと一緒になってから、楽しい毎日を送れてることも事実ですもんね。

てことで、何となくガミさんのことを友達と思ってしまいそうなフラグが立ってる1日でした(自分で言うな

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