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弾き語りに挑戦!

2010/07/23(木)


そういえば、俺の目標って弾き語りでしたねってことを思い出したヨッシーですよ。

マサはソロギターってことで、歌わないですからね。

ギターというと弾き語りってイメージだったのに、今じゃ、ソロギターってイメージになっちゃってますよ。


まあ、それはさておき、再びマサからギターを貸してもらいまして、ギター練習も再開しました。

てか、マサがあれだけの演奏を聞かせてくれたんで、やる気がドンドンと出てますよ。

今日は俺の家で色々と教えてもらってたんですけどね。

そこで、マサが1枚の紙を出してきました。


「ヨッシー、そろそろ歌やってみない?」

「え?」

「コード弾き、結構出来てきたからさ」

「Fコードは未だに弾けないっての」

「それだって、ひとまず簡易版で大丈夫だからさ」


マサはそう言いながら、先ほど出した紙を渡してきましてね。

そこには歌詞とコードが書かれてました。

「これって?」

「俺が作った歌ものだよ」

「歌も作るの!?」

「うん、まあね」


とりあえず、じっくりと歌詞を読んでみましてね。

それは、『道』というタイトルで、内容は人生をテーマにしているようでした。

1番と2番でそれぞれ出てくる歌詞。


 時々誰かが隣を歩く

 こともあるけど前向いてつまづかないように


 時々誰かと別れをする

 こともあるけど前向いてつまづかないように


これは多分、ユキさんのことも含めた、色々な出会いと別れを表してる気がします。

そして、1番気になったのはサビの詞です。


 笑って 泣いて 怒って そうやって

 僕らはこの道歩いてきたんだ いつだって


これ、当たり前のことだとは思うけど、メチャクチャ深いことでもある気がします。

まあ、ここに限らず、結構ありがちとも言える言葉がたくさんあるんですけどね。

でも、それはきっと、本当に伝えたいことを伝えるために、飾った言葉を使わなかった結果かなと。

てか、俺は評論家じゃないんで、詳しいことはわかりませんけどね。

とりあえず、一言だけ言わせてもらうと、俺はこの詞、好きです。


「いいと思う」

「メロディーは、こんな感じ」


そこで、マサは軽くギターでメロディーを弾いてくれました。

「ヨッシー、歌える?」

「まあ、覚えれば・・・」

何回か聞いた後、マサのギターに合わせて、軽く歌ってみました。

てか、カラオケとかじゃなく、こういった場所で歌うって、何か恥ずかしいですね・・・。


「うん、そんな感じ」

「てか、マサは歌わないの?」

「ああ・・・うん、歌は苦手だから」

そういえば、マサって少しだけガラ声っぽいんですよね。

会った当初は風邪かな?と思ってたんですけど、もしかしたら、喉を痛めちゃったか何かで、悪くしてしまってるのかもしれません。

だとしたら、悪いこと聞いちゃったかな・・・。


まあ、今日1日、教えてもらって、大体メロディーは覚えることが出来ました。

結構、シンプルというか、歌いやすい感じですしね。

「じゃあ、今度は弾きながら歌ってみてよ」

「おう!」

とはいえ、前奏とか、ジャカジャカ弾きながら、一緒にメロディーも弾いてる感じで、無駄に難しいんですよね。

てことで、前奏は飛ばします(マテ


さあ、歌うぜ!

・・・って、ギター弾きながらだと、全然歌えないんだけど!?

てか、歌がメチャクチャ下手になる!

いや、Aメロとかって、ちゃんと覚えてないからとかで、安定しないってのは、よくあることです。

てことで、サビまで飛ばします(マテ


サビ・・・あ、やっぱり無理だし。

あれだよ、盛り上げる感じの場所って、きっと難しいんだよ。

何だか、コードチェンジも多いしさ。

てことで、2番・・・いや、2番の後の間奏まで飛ばします(マテ


間奏・・・あ、前奏と同じでメロディーも弾いてる感じなんで無理です。

てか、この辺、ソロギターっぽくしてない?

異様に難しいんだけど・・・。

てことで、最後まで飛ばします(マテ


最後は前奏と一緒。

てことで、飛ばします(マテ


よし、全部弾き終わったぜ!・・・むしろ、全部弾けねえし!


「・・・俺、弾き語りは諦めるよ」

「いや、最初は誰だって、そんなもんだよ」

マサのフォローが耳に痛い。

てか、冷静に考えたら、こんなの無理ですよ。

そもそも、ギターを弾くだけでも、左手で押さえながら、右手で弾くってことで、2つの動作を同時にしてるじゃないですか?

これに歌うという3つ目の動作を入れるなんて、ありえないです。


てことで、ここに来て、挫折しそうな気がした1日でした。

これ、練習すれば、何とかなるものなんですかね・・・?

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