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伝えたいこと

2009/07/21(火)


パソコンの未読メールが1000通以上あるヨッシーですよ(読めよ

メッセンジャーを起動する度、気にしてるんですけど、ここまで多いとスルーでいいかなと・・・。


さて、今日は昼間、ガミさん&ミサと一緒に遊び、夜は約束通り、マサとチャットをしました。

とりあえず、マサとチャットするのは初めてですが、マサもタイピング、速いみたいです。

そんで、適当に話してたんですけどね。


ヨッシー:てか、夜だとギター、弱音器使わないとだから、音がちゃんと鳴ってるか不安になるんだよね


まあ、前もブログに書きましたが、弱音器が音を抑えてるのか、ちゃんと押さえられてないことによって、そもそも鳴ってないのか、わかんないんですよね。


マサ:確かに難しいかもね

ヨッシー:マサはサイレントギターだから問題ないんだよね?

マサ:それなら、サイレントギターも貸そうか?

ヨッシー:いや、そこまではさすがに・・・


てか、ギターを2本も借りるなんて図々しいでしょ。

既にメインギターを1本借りてる時点で、十分図々しいし。

なんて思ってたら、マサから提案がありました。


マサ:夜の公園で練習してみたら?

ヨッシー:え?

マサ:今、時間があるなら、俺も行けるし

ヨッシー:マジで!?


まあ、ギター練習って、1人だと、はかどらないですしね。

てことで、ここは言葉に甘えて、夜の公園に集合することにしました。


とりあえず、ギターを持って、ガミさんやミサに見つからないように(ここ重要)家を出て、無事、公園に到着しました。

そんでマサもすぐやってきて、合流出来ましたよ。

「1人で来たの?」

「だって、ガミさん達がいると疲れるじゃん」

「それは楽しいから疲れるってことじゃないの?」

「そうだとしても、たまには休みたいっての」


そんなことを話した後、夜の公園でギター練習をしました。

マサはサイレントギターだからってことで持ってこなかったので、教えてもらいながら俺が弾くって感じですけどね。

てか、外で弾くと全然違って聞こえて、新鮮でした。

そんな感じで、しばらくジャカジャカと弾いてたんですけどね。


「ヨッシー?」

「ん?」

「今日、ミサを連れてこなくて、ホントに良かったの?」

「また、その話かよ!?」

ここまで来ると、正直しつこいです・・・。


「何で、そこまでして俺とミサをくっつけようとするわけ?」

「2人、お似合いだし」

「どこがだよ?」

「ホントに何とも思ってないの?」

「だから、そうだって何度も言ってるじゃん・・・」


さすがにしつこすぎるんで、ここらで、はっきりと言いましょうかね?

「てか、マサは浮いた話とかないわけ?」

「ああ、俺は・・・」

そこで、マサは少しだけ真剣な表情になりましてね。


「話、聴いてもらっていい?」

その質問で、俺は何となく悟りました。

マサの話、明るい話じゃないんだろうなと。

「話したいことがあるなら、聴くよ?」

「ありがと」

マサは少しだけ笑って、礼を言いました。


「前に・・・俺のこと、好きって言ってくれた人、いたんだよね」

「そうなんだ?」

「俺のこと、すごい心配してくれて・・・でも、俺は素直になれなくて、ずっと無視してた」

マサはそこで、深いため息をついて、悲しそうな目を見せました。


「彼女、病気だったんだよ」

「病気?」

「・・・ガンだった」


一瞬、マサの言葉が理解出来なかったです。

でも、すぐに色々なことが理解出来ました。

「彼女、ユキってあだ名だったんだよ。それで去年の夏に・・・亡くなったんだ」

その話を聞いて、今までマサが演奏してくれた2つの曲を思い出しました。


幸せがいつまでも続くようにといった思いで作った、いつまでも。

命の大切さのようなものを思って作った、Summer Snow。

どちらも、ユキという人との出会いを通じて出来た曲なんだと思います。


前に、命の大切さみたいなことを話すマサを見て、同い年なのに大人だなんて思ってたんですけど、こんな理由があったんですね。

そういえば、今考えてみると、マサのギターってどこか切ない感じの音なんです。

それも、こういった過去を持っているからなのかもしれません。


「話してくれて、ありがとう」

「どういたしまして」

マサは少しだけ笑った後、また真剣な表情に。

「俺、結局、最後まで意地張って・・・ユキに好きって伝えられなかったから」

「言葉にしなくたって、絶対伝わってたよ」

ありがちな言葉だと思いましたけど、俺は本気でそう思いました。

てか、何となくってレベルでも、マサの考えてることはわかりますからね。

マサが本当にユキって人のことを好きだったんだって、わかるから、その思いが伝わらないわけがないんです。


「でも、言葉に出来るなら伝えた方がいいよ」

「そうかな・・・?」

「だから、ヨッシー、ミサにちゃんと自分の気持ち伝えないと」

「うん・・・ん?」

あれ、いつの間にか話がすり替えられてる!?

てか、思わずうなずいちゃったし。


「だから、ミサとはそんなんじゃねえっての!」

「今、うんって言ったじゃん」

「それは勢いで答えただけだって!」

そんな感じで、しばらく騒いでたんですけどね。


マサから話を聞いて、とにかく何かをしたくなったんです。

理由はよくわからないんですけどね。

とにかく、マサが本当に好きだった人から教えてもらったこと。

俺は、まだまだ子供というか、その全てを理解したわけではないんですけど、そのことを1人でも多くの人に伝えたいと思ったんです。


「マサ?」

「ん?」

「・・・その、ユキさんのこと、それこそ不特定多数の人に伝えない?」

「不特定多数の人に?」

「あと、マサが弾いてた曲、いつまでもと、Summer Snowって曲、録音してみない?」

「録音?」

「それで、ネットで公開してみるの。マサがユキさんに教えてもらったこと、たくさんの人に知ってもらおうよ」


正直言って、俺、何やってんだろう?って感じです。

まあ、あれですよ。

変な行動をドンドンと取る、ガミさんの影響を受けたんですよ(ぇ

とりあえず、そういうことにして下さい。


マサは少しだけ考えた様子を見せた後、うなずきました。

「わかった」

「そうこなくっちゃ!」

「ヨッシーに貸したギター、エレアコって言って、エレキギターみたいにラインで録音出来るのね」

「そうなの?」

「それで、実を言うと、家に録音機材もあるから、録音出来るんだよね」


・・・え?

普通に準備万端じゃん!


「でも、ユキが亡くなってから・・・いや、正確にはその前から、録音とか、やめちゃったんだよね」

「・・・そうなんだ?」

まあ、マサが乗り気でないんじゃ、しょうがないですよね。

無理に頼んでも、いい演奏は出来そうにないですし。

でも、マサの考えは違いました。


「でも、ヨッシーの言うとおりかもしれない」

「え?」

「俺、また録音してみるよ」

「マジ!?」


てか、俺、マサの曲、結構好きですからね。

1人でも多くの人に聴いてもらいたいって思ってたんですよ。

てことで、マサのおかげで、夏の計画がまた1つ出来た1日でした。

伝えたいことを1人でも多くの人に伝えたいという思い、叶えたいと思います。


あと、実を言うと、今日のブログも、そういう思いから書いたものです。

軽くプライベートなことでもあるし、書いちゃっていいのかなと迷ったんですけど、やっぱり伝えたいと思いましてね。

たまには、こういったことを書くのもいいでしょう!

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