夏の計画
2009/07/19(日)
基本的に汗っかきなんで、夏は家でじっとしていたいヨッシーですよ。
きっと、あなたは今、デジャヴを感じていることでしょう(てか、昨日言ったやん
さて、皆さんは夏の計画とかって立ててるんでしょうかね?
当然、自分はそんなこと、全く考えていない感じです。
でも、せっかくの夏ですからね。
それに俺の周り、フラグ回収率の高さに定評がある方がいますし・・・。
今日もマサが家にやってきて、ガミさん&ミサもやってきてって感じです。
そんで、ギターをジャカジャカと弾いてたんですけどね。
「みんな!」
「ん?」
「せっかくの夏だから、計画立てよう!」
はいはい、ガミさんは今日もフラグを回収しております。
「計画って?」
「えっと、目的や目標を達成するために、どうすればいいかとかを・・・」
「いや、計画って言葉の意味を聞いてるわけじゃないから」
前にも似たようなことがあった気がしますね。
いや、これもきっとデジャヴ(違うと思います
「ヨッシー、夏に何かしたいこととかないの?」
「別にないかな・・・」
「ひと夏の恋とかしなくていいの?」
「マサ、意地でも、そっち系に話を持ってくんだね」
マサはどうしても俺とミサをくっつけたいみたいですね。
「ガミさんは何かないの?」
「僕はみんなに合わせるよ!」
いや、その気づかい、いらないって。
「てか、とりあえず人込みは避けたいよね」
俺、人込みとか嫌いなんですよね。
そんな俺の希望を尊重し、ミサが提案してくれました。
「じゃあ、花火を見に行きたいです!」
「メチャクチャ人込みやん!」
俺の話、聞いてなかったの!?
「てか、場所によっては見てる時とかもぎゅうぎゅう詰めって感じだし、そんなの疲れちゃうじゃん」
「そうですか・・・」
ミサは、がっくりと落ち込みましてね。
「ヨッシー、花火いいと思うよ?」
「僕も花火見てみたいな」
そんで、マサとガミさんの言葉。
・・・うわ、何か俺が悪者みたいになってる気がする!?
「まあ、たまには花火もいいかもね・・・」
「そうですよね!」
「うん、まあ・・・」
・・・うわ、俺、女に弱いキャラになってる気がする!?
「それで、どこの花火を見に行くの?」
「東京湾の花火が見たいです!」
「メチャクチャ人込みやん!」
何年か前に行ったことがあるんですが、人が多すぎでまともに見れた記憶がありません。
まあ、見た場所が悪かったのかもしれませんけどね。
てか、ここはやっぱり男の威厳を見せて却下するべきでしょうか?
でも、ガミさんとマサもノリノリな感じだし、この計画を却下するのは難しいです。
てことで、いっそのこと、計画を完璧なものにしていきましょうかね。
とりあえず、日にちを調べたところ、8月8日みたいですね。
「ミサ、そういえば大学のテストは・・・」
「もう、すっかり終わってしまいました!!」
・・・ん?
ミサ、とても焦っている様子です。
・・・って、大学サボってること、ガミさんに伝えてないんかい!?
まあ、ここは空気を読んであげましょう。
「そういえば、もう夏休みだったんだよね」
「はい、そうです」
俺のフォローにミサは嬉しそうな反応を見せてくれました。
俺、グッジョブなんだぜ!
それはさておき、どこで見るかってのが問題ですよね。
何か、穴場な感じのスポットがないか・・・。
「ヨッシー?」
「ん?」
「何考えてるの?」
「いや、どこで見ようかなって。人込みの中で見るのは嫌じゃん?」
俺の質問にマサは少しだけ考えてくれましてね。
「近くに会社があるとか、そういった人の知り合いがいれば、そこで見させてもらえる可能性あるけど、いない?」
「俺、そんな人脈ないっての」
「ガミさんやミサはいない?」
「僕はいないかな・・・」
「私もいないです」
まあ、マサの論点はいいと思います。
とはいえ、そんな知り合い、なかなかいませんよね。
それこそ、メチャクチャ顔が広い人とかじゃないとって感じです。
・・・って、あの人がいたじゃん!
「1人、いるかも」
「え、誰?」
「・・・お巡りさんって、顔広いと思わない?」
「そうかもしれないけど、そもそもお巡りさんの知り合いなんて・・・」
「ケイさんだね!」
「いるの!?」
マサはとりあえず、ビックリな様子。
まあ、お巡りさんの知り合いって、冷静に考えれば、すごいもんね。
てことで、ケイさんに、花火を見るためのスポットを聞きにいってきました。
でも、ケイさん、花火とか興味なさそうだし、微妙な気もしますけどね。
とりあえず、初対面だしということで、最初にミサとマサのことを紹介し、それから本題に入りました。
そして、結果はというと・・・
「わかった、知り合いに頼んでみる」
即答かよ!?
「同級生が今、記者をやってるんだ。そいつのコネで近くにあるビルの屋上から花火を見させてもらえる」
「そうなんですか?」
「去年は俺も見させてもらった。なかなか良かったよ」
「あと、それ、自分達が行ってもいいんでしょうか?」
「ああ、多分大丈夫だ」
ケイさん、ホント頼りになります。
軽く適当なのが気になりますけどね。
「それなら、ケイさんも一緒に行きませんか!?」
「悪い、俺は仕事があるんだ。おまえらのことはちゃんと伝えておくから安心しろ」
「そうですか・・・」
ガミさんはとても残念な様子ですね。
まあ、せっかくなんでケイさんにも来てもらいたかったです。
とはいえ、あっさりと問題解決しましたよ。
しかも、ちょっと楽しみですしね。
そうそう帰り道のことなんですが、ミサから小声で話しかけられましてね。
「ヨッシーさん、ありがとうございました」
「ん?」
「大学のこと、黙って頂いて・・・」
「あ、てか、内緒にしてるって知らなくて、言いそうになっちゃったよ。ごめん」
ガミさんが近くにいたんで、それぐらいしか話さなかったんですけど、ミサは何で内緒にしてるんでしょうかね?
ガミさん、ニートなわけだし、大学サボるぐらい、怒らないと思うんですけど・・・。
とはいえ、夏の計画が出来た1日でした。
でも、多分これだけじゃ済まないんだろうな・・・。