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夏休みだそうです

2009/07/18(土)


基本的に汗っかきなんで、夏は家でじっとしていたいヨッシーですよ。

てことで、夏休みの思い出って感じのもの、あまりないんですよね。


さて、今日はまた、マサを自宅に招いて、ギターを教えてもらってたんですよ。

そんで、ガミさんとミサも何故か一緒にいるという、お馴染みな感じになってたんですけどね。

てか、ギターをジャカジャカ鳴らしてて、普通に近所迷惑な感じがしますが、今のところ、何も言われてないですね。

隣はガミさんだからいいとして、下には大家さんがいるし、周りには当然他の家もあるし、苦情とか言われてもおかしくない感じなんですけど。


そんな感じで、ワイワイとしてたんですが、そこで、家のドアをノックする音が。

いよいよ、苦情を言いに誰かがやってきた気配ですね。

「あ、私出ます!」

「お、ありがと」

ミサ、いい子だな~って応対出来るんですか!?


で、ミサはすぐに戻ってきましてね

「ヨッシーさん、誰か来ました」

「あ、じゃあ、俺が出るよ」

結局、二度手間じゃねえか・・・。


てことで、玄関に向かうと、

「兄貴、遊びに来ました!」

「こんにちは」

スポドリとアップルが来たみたいです。


「おう、どうしたの?」

「今日から夏休みなので、遊びに来たんです」

「あ、そうなんだ?」

そういえば、そんな時期ですね。

俺の周り、ニートだったり、学校サボってたりだから、夏休みって実感、ほとんどないんですけど。

まあ、とりあえず、2人を家の中に入れましょう。


ちなみに、家は2DKです。

なので、6人ぐらいなら入るんですよ。

とはいえ、この家に、これだけの人が入るのは初めてですね。


とりあえず、スポドリとアップルのことをミサとマサに紹介しておきました。

まあ、当然、逆にミサとマサの紹介もしたんですけどね。

てか、6人という大人数が集まったわけです。

ギター練習を中断して、いつもと違うことをしましょう。


てことで、トランプで遊ぶことにしました(いつも通りやん!

ちなみに今日はダウトというゲームで遊びます。

ダウトというゲーム、ルールは検索サイトで調べて下さい(即諦めた!?

あ、冗談です、説明します。


まず、枚数が均等になるようにカードを配り、それぞれの手札とします。

で、順番を決めた後、最初の人から順番に、

「1!」

と番号を宣言しながらカードを裏向きで出します。

で、次の人は、

「2!」

次は、

「3番、長嶋!」

って感じで、順番に出していきます(3だけおかしくない?

で、13までいったら、次はまた1に戻ると。


また、出す時に同じ数字が何枚かあったりしたら、複数枚出してもいいです。

「4!」

と言いながら、4を2枚出すとかですね。


まあ、問題は出すカードがない場合です。

ここがダウトと呼ばれてる理由なんですけど、その時は違う数字のカードを出します。

むしろ、出せるカードがあった時に、違うカードを出したり、違うカードを一緒に出したりってのもいいです。


具体例を言えば、次に出さないといけない数字が5だった時、5のカードを持ってなくても、

「5!」

と言いながら、6のカードを出すとかしていいわけです。

まあ、いいといいつつ、もう1つ重要なことがありましてね。


誰かがカードを出した時、

「ダウト!」

と宣言することが出来ます。

これは誰に対しても出来るんですが、この時、その人が出したカードを確認します。

当然、複数枚出していれば、全部確認しますよ。

そして、もしも宣言した数字と違った場合、カードを出した人が今までに出されたカード全部を手札として取ります。

逆に宣言した数字と同じだった場合は、ダウトを宣言した人が代わりにカード全部を手札として取ります。


そうして進めていき、最初に手札がなくなった人が勝者です。

以上、珍しくゲームのルールを詳細に説明した1日でした(終わった!?

あ、ごめんなさい、書いてたら疲れたんで、つい・・・。


で、本題に戻りまして、6人でダウトを始めました。

「僕の番だね・・・。えっと、5」

「ダウト」

「12・・・あ、9です」

「ダウト」

「12」

「ごめん、アップル。次11だからってことでダウト」


とりあえず、ガミさん、ミサ、アップルは弱いです。

これは予想通りですね。

となると、問題はマサとスポドリです。

スポドリは堅実な感じというか、結構演技が上手いです。

「5」

「ダウト」

「え!?」

とはいえ、自分が4枚持ってるカードは確実にダウトってわかるんで、そういったとこで止めますよ。

ついでに正攻法というか、フェアな感じなんで、軽く警戒する程度でいいでしょう。


さて、残る問題は・・・

「8」

「今、3枚出したよね?ダウトだよ!」

マサの番で、ガミさんがダウトを宣言しました。

まあ、ここまでの流れで8を3枚も持ってるわけがないんで、ガミさんの判断は正しいです。

でも、俺はあえて言わなかったんですよね。


「俺、2枚しか出してないよ?」

「嘘だよ!」

ガミさんはマサが出したと思われる3枚のカードを表にしましてね。

しかし、そのカードは8が2枚と7が1枚でした。

「あれ?」

「2枚しか出してないでしょ?ガミさん、全部取ってね」


マサ、強いですね。

表情が読めないだけでなく、作戦も上手い。

てか、フェアじゃないです(ぇ

しかし、相手が悪かったな!


「ミサ、さっき出した7のカード、マークは何?」

「え?」

マサの前はミサですからね。

これで真相がわかるはず。

「ハートです」

「それ、スペードだよね?」

「・・・ヨッシー、やるね」


解説しますと、マサは7を1枚と、8を2枚出してたんです。

そして、ダウトを宣言されたら、こうして解説し、ダウトを宣言した人にカードを取らせるという、なかなかの罠を仕掛けてきたわけです。

てか、このゲーム、マークは関係ないんで、数字だけ見ることが多いんです。

ただ、そうしてると、こういったことは見逃しちゃうんですよね。

でも、ちゃんと確認してみれば、マークが違うってのは気付きますよ。


ちなみに俺は1枚しか出してないと見せかけて、実は2枚出すという手品的な方法でカードを消費します(マテ

これだと、いざ、ダウトを宣言された時、1枚しか出してないと言い張れば、宣言したカードのみを出したことになります。

また、その前に出したカードが違う理由についても、前の人が嘘のカードを出してたことにしちゃえば、問題なしですからね。


てか、途中からマサも同じ手を使ってきたようでして、なかなかに迫ってきますね。

ついでにどうしても持ってないカードを出す時、ダウトを宣言されると手札が増えるしね。

そんなこんなで進めていきましてね。

勝者は・・・


「3!これで、あがりました!」


ミサでした(ぇ

うん、てか、俺とマサがお互いを潰し合ってるうちに、ミサは着々と手札を減らしまして、最後の方は宣言通りのカードのみを出し続けて、あがったみたいです。

いわゆる、漁夫の利というやつですね。


まあ、そんな感じでワイワイと遊び、夕方ぐらいにスポドリとアップルとマサは帰って行きました。

「夏休みっていいですね」

「てか、ただの休日でも、時々遊んでるけどね」

そもそも、ミサはまだ夏休みじゃねえだろ!


「あと、せっかくの夏休みですから、何か思い出になるようなことをしたいですね」

「夏休みの思い出ってやつ?」

「はい!」

そういうの、学生時代に作るものじゃない?ってミサは大学生でしたね(ごめんなさい


とはいえ、ガミさんやミサ、さらにはマサと一緒の夏、嫌がおうにも思い出が出来そうな気がした1日でした。

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