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ヨシマサVSガミミサ

2009/07/17(金)


昨日、サラリとフラグ発言をしてたらしいヨッシーですよ。

いや、ギターブログみたいになってるのはどうかな~みたいなことを書いたじゃないですか?

そんな俺の考えを察したんでしょうかね。


とりあえず、今日もマサが家にやってきて、ギターを教えてもらおうとしたんですけどね。

「室内に閉じこもってばかりでは、健康に悪いです!」

ミサから謎の説教が・・・。

てか、ガミさんと違い、ミサがいる意味ないやんみたいな空気に堪えられなくなったのかな?(違うと思います


まあ、そんなわけで今日はギター練習をせずに外へ出ることに。

てか、俺、夜とかにジョギングしてるんで、普通に健康だと思うんですけどね。

それこそ、健康診断に行ったら2秒で終わるってぐらいに健康ですよ(その病院怪しいよ


とはいえ、たまには遊びに行くのもいいでしょう。

冷静に考えたら、マサとはギターばっかで、あまり遊んでないもんね。

でも、どこに行きましょう?


「ミサ、行きたい場所あるの?」

「特にないです」

「じゃあ、公園に行く?」

「たまには違う場所に行きたいです」

「あ、そっか・・・」


てか、言い出しっぺって、ミサだよね!?

何で乗り気じゃないわけ!?

全く、よくわからない子ですね。


「ヨッシー、部活は何してたの?」

「その質問、唐突過ぎるよ。ガミさんは何してたの?」

「僕のことは、何でもいいじゃん!」

いや、自分から答えろよ!

全く、よくわからない人ですね。

とはいえ、答えておきますか。


「専門とか高校は帰宅部で、中学の時は卓球部だったけど・・・」

・・・あ、口が滑ったかも。

とても嫌な予感がする。


まあ、俺の予想通り、ガミさんとミサがしっかりフラグ回収しまして、卓球をしに近くの市民体育館へ行くことになりましたよ。

てか、卓球、部活でやってたとはいえ、しばらくやってなかったわけだし、今更やりたくないんですけどね・・・。

あと、室内に閉じこもってたら不健康だって話だったのに、室内スポーツを選んでる不思議。


まあ、そんなことを思いつつ、市民体育館に到着しましたよ。

てか、検索サイトで卓球台がある場所を調べて、ここに決めたんですけど、来るのは初めてです。

今更ですけど、ガミさんが来てから、初めてってことが増えた気がしますね。

そういえば、使用料とか軽く心配してたんですが、2時間200円と大分安かったです(良かった

何はともあれ、卓球台をセッティングしたり、ラケットを借りたりってことで、準備万端です。


「てか、みんな卓球やったことあるの?」

「実は私も部活でやってました」

「そうなの?」

「はい、そうなんです。運命感じますね」

「うん、感じまくり。で、ガミさんとマサは?」

「僕はないよ」

「俺もないかな」


う~ん、となるとどうしましょうかね?

なんて考えてたんですが、ミサから嬉しい提案が。


「ダブルスにしましょう!」

「あ、それでいいかもね」


知らない方のために補足すると、ダブルスというのは2対2で勝負する形式です。

まあ、テニスなんかでもありますよね。

ただ、卓球の場合は、それぞれ打つ人が交互になる必要があります。

自分の打った球が返ってきたら、次はもう1人が打って、それが返ってきたら今度はまた自分がと・・・詳細はネットで調べて下さい(面倒になったらしい


てことで、ペアを決めましょう。

まあ、俺とミサは経験者なわけだし、ここは・・・


「ヨッシーさん、私と組みましょう!」

「経験者同士組んだら相手が不利じゃん!」

てか、圧倒的じゃないかってなっちゃうしね。

てことで、ミサは軽く残念がってましたが、俺とマサVSガミさんとミサって感じにペアを分けました。

タイトルにもある通り、ヨシマサVSガミミサです(なぜ略した?


で、練習を全くすることなく、いきなり勝負開始です(展開早いね

てか、最近はルールが変わったとかいう話をそれとなく聞きましたが、中学時代のルールでいきますってことで、21点先取の3セット(2セット先取が勝ち)にします。

てことで、いざ勝負!


「てか、どう打てばいいの?」

マサ、初心者ですからね。

俺がしっかり教えてあげないとです。

「適当に打ち返せばいいよ。あと、打った後、俺が打ちやすいように後ろに下がってね」

「了解」

よし、完璧な説明だったんだぜ(マテ


そんなこんなで開始したんですけどね。

とりあえず、ミサが予想以上に強いです。

スマッシュなんかバシバシ打ってきますしね。

普通に現役じゃねえかって感じです。

で、俺はスマッシュを打ち返しつつ、際どいとこを狙うと。

そうすると、ガミさんは大体取れない感じです。

あと、マサは軽く打ち返すぐらいなら、何とかなりますね。


てか、これは勝てる気がする。

てことで、あっさりと1セット目を取るまでは良かったんです。

問題は2セット目。

普通にやばい状況というか、あっさりと落としちゃったんですよ。

まあ、原因はわかってますからね。

軽く作戦会議です。


「マサ、どうする?」

「結構厳しいね」

前から言ってますが、俺とマサは似たもの同士です。

てことで、負けず嫌いなとこも似てるみたいです。


「ガミさんが穴なのは確かだから・・・」

「こっちは俺が穴なんだよね」

「でも、次、10点取るまでは俺がミサの打った球を受けるから・・・」


とりあえず、ダブルスって交互に打つという仕組みから、打つ順番も重要なんですよね。

1セット目、俺はミサが打った球のみ受けるって感じだったんです。

つまり、俺が打った球はガミさんが受けると。

なので、際どいとこを狙ったりして、ガミさんが打ち返せないようにするというだけで楽勝でした。

ミサがスマッシュを打ってきても、俺が受けるってことなら返せるしね。


それが2セット目になると、打つ順番が変わるんです。

つまり、マサがミサのスマッシュを受けないといけないと・・・。

一応、俺は際どいとこを狙ったりしたんですけど、ミサはバシバシとスマッシュを打ってきましてね。

あっさりと、2セット目を落としてしまったというわけです。


で、3セット目はどちらかが10点を取るまでは1セット目と同じ順番で、その後は2セット目と同じ順番になるんです。

てことは先にこっちが10点を取った後、逆転負けする可能性が高いと。


「ヨッシー、ミサのスマッシュ、どうやって返してるの?」

「適当に返してる・・・てのは出来ないだろうから、距離を取って返してみて」

まず、ミサのスマッシュ対策として、あえて離れた場所から打ち返してもらうことにします。

これなら、球の動きをよく見れるし、結構返せるはず。


「でも、離れたら、コース狙われた時に追いつかなくない?」

「その問題なんだけど、俺がコースを狙って、スマッシュをどの辺に向かって打ってくるか、ある程度コントロールしてみるよ」

「そんなの出来るの?」

「出来なくてもやってみる」

「じゃあ、俺もやってみるよ」


まあ、そんな作戦を立てて、3セット目。

予想通り、10対4とかで折り返し出来ました。

問題はここからですね。

でも、作戦をしっかり立てましたからね。

2セット目に比べれば、随分といい感じに進められました。


そんなわけで、あと1点取れば勝ちというとこまで持っていきました。

とはいえ、向こうとは1点差なので、ここで向こうに取られたら、ジュースといって、2点差をつけるまで終わらないって感じになっちゃいます。

てか、1点差まで追いつかれたってことを考えると、ここで点を取って勝たないと、負けると考えていいですね。


「ここ、絶対取るよ」

「てか、疲れたんだけど・・・」

ある程度、ミサのスマッシュの方向を調整してるとはいえ、多少は外れるんで、その分、マサの運動量が多くなってるんですよね。

ガミさんもばててきた様子ですが、マサが限界っぽいです。

てか、マサもあまり運動出来る方ではないようですね。


「てかさ・・・」

「ん?」

「ヨッシー、スマッシュ打たないの?」

「打たないんじゃなくて、打てないっての。久しぶりなんだし」

「いや、スマッシュ打ってみようよ」

「ここで!?」


大事な場面で久しぶりのスマッシュに挑戦ってどうよ?

「だって、ガミさんの球、チャンスボールじゃん」

「そうだけど、ミサ相手じゃ、スマッシュを返される可能性もあるよ?」

「大丈夫、ヨッシーなら出来る!」


何か、似たような励ましをガミさんからもよく言われてますが、マサに言われると、ホントに出来る気がしますね。

というわけで、俺のサーブからスタート。

ミサが際どいとこに返してきましたが、マサも何とか返しました。

そんで、ガミさんが打ち返してきた球は少し浮いていて、チャンスボールって感じです。


まあ、俺はこれまで、こんな感じの球が来ても際どいとこを狙うだけで、普通に返してたんです。

でも、マサの体力も限界ですからね。

「ヨッシー、行け!」

なんて声もかけてくれますしね。


やってやろうじゃないの!

てことで、何年振りだろうかというぐらい、久しぶりのスマッシュです。

「キャ!」

俺の不意をついたスマッシュに、ミサは驚いたようでしてね。

何とかラケットに当てたものの、球はそのまま台の外まで飛んでいき、床に落ちました。

てことで・・・


「勝った!」

「やったー!ヨッシー、すごいよ!」


ヨシマサがガミミサに勝ちましたよ!(だから、なぜ略す?

てか、メチャクチャ嬉しいです。

「ヨッシー、スマッシュ打てるじゃん」

「いや、一か八かだったし」

正直、スマッシュがちゃんと決まったのは奇跡でしたよ。


とはいえ、勝負に勝ててホントに嬉しいです。

珍しく、本気になっちゃいましたしね。

そんなわけで、たまには思いっきり体を動かすのもいいなと思った1日でした。

ジョギングだと、体を動かした~って実感が、あまりないですからね。

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