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マイギター

2009/07/15(水)


ギターを見に楽器屋へ行ったら、店員に話し掛けられて、テンパったヨッシーですよ。

てか、ギターの知識とか、ほとんどないような状態で行くべきじゃなかったよ。

今度、マサと一緒に行きますかね。


さて、今日もマサの家でギター練習です。

楽器屋には昼前に行きまして、昼過ぎからマサの家へって感じですね。

で、当然、ガミさん&ミサも一緒です。


そういえば、今更だけど、マサも仕事とかしてないっぽいですね。

いつも家にいる感じだし。

類は友を呼ぶってことで、自然とニートが集まるのかな?

てか、昨日でコツをつかんだからか、Fコード以外はすんなりと押さえられるようになってきましたよ。


「ヨッシーさん、上達早いですね!」

「いや、これだけ練習してるんだし、多少は弾けるようになるでしょ」

「ギターを弾いてるヨッシーさん、カッコイイです!」

「いや、意味わかんないんだけど・・・」

ミサは相変わらずの謎応援ですね。


そんなこんなでギターを練習してたんですけどね。

「そういえば、何か飲む?」

マサからありがたい言葉が。

てか、最初から何か出せよ(何様発言


「何があるの?」

「麦茶があったと思うよ」

「じゃあ、もらおうかな」

正直、俺は水道水でもいいんですけどね(エコ発言


てことで、マサから麦茶を・・・

「コーラないの?」

「麦茶飲めよ!」

コーラ好きのガミさん、麦茶は受け付けないみたいです。

てか、色的に似てるし、我慢しろよ(そういう問題じゃない


「じゃあ、私が買いに行ってきますよ」

「いや、そこまでする必要は・・・」

「ミサ、ありがとう!」

「図々しいって!」

「大丈夫ですよ。あ、他にも何かいりますか?」

「いや、いいかな・・・」


てことで、ミサはコーラを買いに行ってしまいました。

まあ、俺は麦茶でいいんで、休憩も兼ねて頂くことに。


「そういえば、指が痛いの、慣れてきたかも」

まだ痛いんですけど、ある程度は、長時間弾いてても大丈夫なようになってきましたよ。

「もう少しやれば、もっと楽になるよ」

「へ~」

「それより・・・」


そこで、マサはニヤッと笑いましてね。

「何?」

「ガミさんの前で聞くのもあれだけど、ヨッシー、ミサのこと好きなんでしょ?」

「はぁ!?」


何この急展開な話の流れ・・・。

「ギターだって、ミサにいいとこ見せようと頑張ってるんでしょ?」

「いや、ただ弾けるようになりたいだけなんだけど・・・」

そういえば、マサは初めから勘違いしてる感じでしたね。

ここらで誤解を解きましょうか。


「あのさ・・・」

「ヨッシー!」

「ん?」

あ、ガミさんが真剣な様子。

まあ、何かの間違いで、可愛い妹が俺なんかと付き合うなんてことになったら、大変ですもんね。

ミサが俺のことをどう思ってるかはわかりませんが、とりあえず、俺は違うと伝えましょう。


「ガミさん、別に俺は・・・」

「ミサのこと、よろしくお願いします!」

「公認かよ!?」

やべ、面倒な感じになってきた。


「ヨッシー良かったね!」

「マサ、面倒なトラブル起こすなよ・・・」

「でも、楽しいじゃん」

周りでトラブルが発生すると、何となく楽しくなるってのも俺と似てますね。

てか、こんなに困るものなのか・・・。

少し反省します(ゴメン


「あのさ、俺はミサのこと、そういう感じで見てないから・・・」

「ヨッシー、もういいよ。全部わかったから、僕の前では素直になってよ」

「いや、全然わかってねえし!」


とても面倒なことになってきましたね。

まあ、何とか今の状況を打破しましょう。


「俺、今は恋愛とかする気ないんだよね。その・・・色々あったからさ」

「ミサとなら大丈夫だよ!」

「てか、大切な妹なんだから、もっといい人を紹介してやれよ」

「ヨッシー、いい人じゃん!」

「だから~!」


マサは俺とガミさんのやりとりを笑いながら見てました。

まあ、ここでミサが戻ってきたんで、話も中断したんですけどね。


「ミサ、ヨッシーがミサのこと・・・」

「本人に言うなよ!」

全然、中断してなかったんで、急いで話題を変えましょう。


「そういえば、ギターを選ぶ時って、どうすればいいのかな?」

「え?」

「家でも練習したいから、自分でも買おうかと思ってさ」


実はデパートの中にある楽器コーナーとかでギターを見かけた時、軽く気になってたんですよ。

でも、続かなかったらもったいないというわけで買わなかったんです。

ただ今回、マサにギターを教えてもらって、まだ全然弾けないって状態ですが、何とか続けられそうだと感じましてね。

まあ、それで今日、楽器屋に行ってみたわけですけど。


「そうだね・・・」

マサは少しだけ考えたようでしてね。

そんで、こんな提案をしてくれました。

「だったら、そのギター貸すよ」

「・・・え!?」

「サイレントギターの方がいいかと思ったけど、弱音器使えば夜でも問題ないし、そのギターの方が弾きやすいでしょ?」

「あ、まあ・・・」


てか、初めて会った時、自分よりもギターの心配をするようなマサです。

それなのに、俺なんかが借りていいのかなと心配になりましたが、ここは厚意に甘えましょうかね。

何か、上手く言えないんですけど、断ったら悪いな~って感じの雰囲気でしたし。


てことで、借り物ではありますが、我が家にギターがやってきた1日でした。

てか、マサの大切なギターを借りるわけだし、しっかり練習しないといけませんね・・・。

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