昨日からの続きを
新しいことなんて
何も始まらない
なんて
なんて言い草だと
まるで拗ねてるみたいだな
今日から地続きの
明日が続いていくだけ
その今日だって
昨日までの僕が重ねてきた
嘘や誤魔化し
懸命さや涙の上に立って
繋いでいるだけ
また
だけ
これも良くないのかな?
根付いている言葉は
みんな湿った後ろ向きなものばかりで
前向きで
明るい言葉
意識して口に出すと
途端に冷めたり白けた気持ちに
なってしまうときあるのだから
重症だな
これは
今更か
急には変われない
大きくだってそう
もうずいぶん
こんな性格のままじゃって
足掻いて
嘆いてきたけれど
少しは成長できているのかな?
振り返っても思う
見える景色は
ほとんど変わっていない気がして
相変わらず
怖がりで弱虫のまんま
溜息も飽きてきたな
それでもまだ立っている
たまに笑えるようになった
疎外感とは腐れ縁が続いているけれど
四六時中
肩を組んでいることはなくなった
僕は遅い
本当に遅い
それでも
確かに進めているし
変わっているとするなら
それは決して後ろ向きなものじゃない
あの真っ暗闇の中で
どうしようもなかったあの日から
続いている今を
少しずつ切り開いてきた
道の先である今日で
僕はまだ生きている
焦ってばかり
空回りばかり
舞い上がってばかり
それでも
失敗
後悔
絶望
傷
抱えながらも
昨日からの続きを
ちゃんと生きている