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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

雇用主に闘えと言われた相手と因縁がある件

作者: トーカ

 俺は雇用主である公爵家の長男に、

「あいつと決闘しろ」と言われた。


 雇用主の言うあいつとは伯爵家の次男である。

 そいつは俺の恋人を奪った男でもある。

 さて、そろそろ決闘の時間のようだ。


 歩いていると、突然歓声が聞こえた。

 あいつが登場したようだ。


 そして、俺が登場すると、ブーイングが聞こえてきた。

 観客席を一瞥すると、かつての恋人を見つけた。

 しかし、彼女はこちらなど見ていなかった。

 やっと覚悟が決まった。


 ルールはどちらかが死ぬまで続行するというものだった。

 これでやっとあいつを殺せる、そう思うと気分が高揚した。


「決闘、開始!」


 合図ともにお互いに駆け出した。

 あいつは剣聖の力を持っていた。


 だが、それと闘うために俺は槍の悪魔と契約した。


 どちらともなくあいつは「聖剣召喚!」と叫んだ。そして、あいつの手には、

 聖剣が握られていた。


 こちらは「魔槍召喚!」と叫んだ。

 魔槍をこの手に喚んだ。


 そして闘い続けた。


 そしてあいつはぼろぼろになったが、

 こちらは傷はあるがそこまで大きな傷はなかった。


 しかし、あいつの能力の恐いところはここからだ。

「聖剣覚醒!」そういったあいつは、

 聖なる鎧をまとった。あの鎧は召喚した者を少しずつ回復する効果がある。


 そして俺は「魔装召喚!」と言い、鎧を纏った。

 この鎧は、少しずつ体力が減っていく代わりに攻撃力を上げる。


 そうしたら一突きで終わった。

 しかし、元恋人を含める観客達からブーイングが聞こえてきた。

 あいつがルールを決めたのに何故俺が文句を言われなければいけない?

「こんな世界、滅ぼしてやる。」

 ♢ ♢

 そうしてこの世界は滅ぼされた。しかし、彼は恋人を奪われただけの被害者だったのだ。


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