表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/11

トイレ含めた衛生問題解消の事が多いです

苦手な方はご注意ください


水と火の魔法が使えるようになり

兄ユーガを取り込んで、小金を手に入れる話です


記憶が戻って半年


トイレ……

希望どうりのトイレが出来ていない


まず、転移魔法

部屋から部屋へは移動を出来るようになった

どこでもドアのイメージ??


ドアを開けるのをイメージして、次に出る場所を頭に思い描く

それを「えい!!」とつなげて………

自分が移動することは出来る

でも、物体を動かすイメージがはっきり出来ない

それよりも、軟禁状態の自分がブツを動かす先のイメージが全くできない


インドでの国土全部トイレ……方式??にしてみた

日本の腐葉土も考えたんだけど、匂いや衛生面を考えると無理

肥溜めを作る場所だってない

で、乾燥させる事にした。カラカラに乾かせば衛生も匂いも問題ない

土は定期的にユーガに変えてもらった

私とリン、ユーガはこの方法を密かにとっている

父、母、マイクは、今までどうり

彼らまで巻き込むと、魔法がバレる。

リンはもともと私が後始末をしてあげていたから、不思議に思っていない



ユーガを自分の味方に取り組んだのは

意外と早い時期だった

私を可愛がってくれていた兄は、

私が売られるのが決まっている事を打ち明けてくれて

どうにか、自分で出来る方法を探してくれようとしていたのだ


私は驚いたふりをした

泣きながら話してくれた兄は、本当に良い人だ


火と水の魔法を使える事を話した

ユーガは驚いた

この世界、魔法はあるが使えるのは一部の人だけらしい

だいたいが貴族、民間でも使える人はいるが、かなり珍しく

ちょっと火が出せるだけで、大騒ぎになるらしい

そういう人は貴族たちが通う学校へ奨学金を貰って通えるようになり

そこから、王宮や貴族たちのお抱えになるらしい……


ユーガも詳しい事は知らなかった

それだけ、珍しいのだろう


魔法を持っている事が親に知られれば

すぐにでも売られてしまう

両親やマイクには内緒にしてもらう事にした


3人とも家には、いる時間が少ないので

何とか今のところごまかせている



匂い

風を使い換気をしてみたが、そもそも街がくさい

部屋の中を消臭する事にする

イメージとしては、竹炭


見えない竹炭を壁、天井に張り付けていくように

匂いを払うのではなく、吸引する感じ

前の時代に、消臭と除湿のために玄関に置いていた


お風呂

大きなタライはユーガが洗濯するため。を理由に買ってもらった

近所の何家族かから洗濯の依頼を仕事として受ける事にしたから必要経費だ

洗濯は重労働だから需要はある

井戸のある水場は、いつも混んでいるので

薬草をとる森近くに流れている川で洗っている事にしている

実際は、家の中で

私が洗濯機のイメージをして洗い………最後に水は乾燥させ

汚れが凝縮して残った水をユーガが捨ててくれる

仕上がりの良さに、ご近所さんからは大好評

洗濯の順番待ちまでされている


入浴するため、大きなタライにお湯を張る

これって、水の魔法だけで火の魔法入らないみたい

無意識に使っているのかもしれないけど………

暖かい水をイメージすれば、お湯がでるし

凍った水をイメージすると氷が出来る

最後は、水を乾燥させて終わり

石鹸やシャンプー、コンディショナーも欲しいところだけど

優先順位としては後だった、材料を買わなくてはいけなかったからだ

そろそろ作ってみようかな??

むかし、研修で修道院に泊まった時に石鹸つくりを体験した事があったから

何とか作れるんじゃないかなぁ??


ユーガの洗濯のおかげで小金を稼げるようになった

噂を聞いたギルドの職員さんから、洗濯をお願いされるうようになったのだ

仕事として受けるのではない

ギルドの報酬や近所の人からの謝礼は親へ渡されていた

この世界では、当然のことである

ギルドの職員さんたちは、昔から子供に自分の依頼をする時は

直接子供にお小遣いとして渡すことが伝統であった

お金を親に取り上げられる苦い経験は自分たちもしてきた

大人たちも同じように子供の時は、ギルド職員から小遣いをもらっていたのだから

暗黙の了解だった


衛生面が半年でだいぶ改善した

満足がいくほどではないが

親たちにバレない程度に進めるのは、この程度がちょうど良いはず


外出が極端に出来なくなった私が

ひたすら掃除をしているのだと、

家族は思っているようだ


このまま、少しずつ

魔法を習得して、家での準備を始める

自分の欲求のため、衛生面を優先してしまったけど

これからは、一般常識も学ぼう

家出を成功するため、生活能力をあげないといけなし

世間の事も、もっと知らなければならない


うん。次の目標が決まった






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ