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2.日常(ⅱ)

人、人、人、どこを見ても人がたくさんいる。笑顔の人がたくさんいる。僕もその1人に過ぎない。


誰かにとってのかけがえのない存在で誰かにとってのどうでもいい存在。成績、外見、運動神経どれをとっても平凡としかいいようのない僕は学校で最も付き合い易い人種なのだろう。僕の周りには「友だち」がたくさんいる。特別な誰かではない、「友だち」が今日も僕とこの街を楽しく歩いている。


「涼太ー。なに、またぼんやり考えてるの?もしかして私のこと考えてる?」


そんなわけないだろう。そんな大それたことしてたら嫌われてしまう。いくら僕でも友だちを失うのは辛い。


「ほら、今日はアイスおごってくれるんでしょー?私ね、新作のストロベリーサンダーがいいなぁ」


「なに言ってんだよ。俺もおごってもらおうと思ってたんだからコンビニにしろよ。」


「馬っ鹿じゃないの?せっかくおごってもらえるんだからもっと高いのにしないともったいないじゃん。ねー?」


正直今月は課金し過ぎて金欠だからそんな余裕ないのだが、約束だから果たさねばなるまい。


「んあ?仕方ねーな。お前ら全員に好きなアイスおごってやるよ。」


「サンキュな、涼太。」






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