幕間:悪役な貴方に20の質問(No.6 )
『職業:悪役なあなたに20の質問』
01.まず、あなたのお名前をどうぞ。あ、本名でお願いします。
(無理なら通称でも構いません)
「藤崎よ。 藤崎 鏡花」
02.では、その名前は悪役のときと同じですか?
違う場合、悪役のときは何と名乗っていますか?
「ええと…個人情報の規定は大丈夫よね?本職は、DH社 No.6“キョウカ”よ」
03.あなたの、悪役としての地位や立場を教えてください。
「SF担当が多いわね。あと、そこそこ中堅」
04.その地位や立場についてどう思っていますか。
「実務の花形だから、それなりに満足しているわ。
後はお給金が上がれば文句ないわね」
05.もっと出世したいですか? 御免こうむりますか?
「や……だからぁ。
一応“幹部”職なんだから、せめて昇給とか、そういうのを…」
06.上司もしくは部下に、何か言いたいことはありますか。
「部下…は、まぁ、トーイ達には世話になっているし、別に。
上司って直属の上司いないけどぉ……。
何の連絡もなく、No.2とか引き抜くのやめてほしいわね。
ホウレンソウ大切よ」
07.職業悪役として、何か気を付けていることはありますか。
「仕事内容としては、見せ場は緊張するわ。
でも、何を置いても重要なのは致命傷を受けない事、死なない事。
そして、きちんと危険手当と労災が出て、最低限の生命保障がある事よね!」
08.普段の生活で、職業病ではないかと思う瞬間はありますか。
また、それはどんなときですか。
「しょうがないでしょ。女なら、一度はアウトローに惹かれるわよ。
それが美形なら、なおさら文句はないんだけどねぇ…(苦笑)」
09.職業:悪役をやってて良かったと思うのはどんなときですか。
「ムカツク正義の味方が、間抜け面晒してる時。
もちろん、好きなヒーローも居るわよ?」
10.では逆に、なんでこんな仕事してんだろって思うのはどんなときですか。
「……露出狂の衣装渡された時と、蘇芳様の子守させられてる時」
11.ところで今更ですが、あなたはどんな悪役をしていますか?
「普段は、悪役サイドの下っ端幹部って所かしら。動きやすくて良いわよ~。
時々無茶振りするお客(上位幹部)も居るから、契約の確認や口が回るのも大事だけど」
12.悪役として、何か特殊能力とか持ってますか?
「DH社“幹部”なら、ある程度特殊能力持ちよ。私は………まぁ、気が付いたらあったっていうか、実はよく覚えてないのよね。
あ、避ける練習ならやったわよ。職人に筋が良いって褒められたのは、ちょっと得意かなっ」
13.実は、必殺技とか持ってたりします?
「ないないないない。
機体に搭乗している時のだって、結局は武器の性能よ、武器の」
14.ちなみに、あなたが戦っているヒーローとか正義の味方とかはどんな相手ですか?
「えー? ブリキに乗って得意気な熱血とか、影のある主人公ぶってる厨二拗らせた痛いヤツとか、石頭ってぐらいの生真面目性格の朴念仁とか、戦闘機乗りに女性が少ないからって盛り過ぎな同性とかぁ?」(←色々思い出して、苛々している)
15.彼らをどう思っていますか?
「アレだけは、なりたくないわぁ…(しみじみ)」
16.敵役としてでなければ、仲良くなれるかもしれないと思いますか?
「あんまり深い関係になった事がないわね。特にSFなんか機体に乗っているし」
17.青春漫画なんかでよくある、戦いの果てに宿敵のち親友とか、ぶっちゃけあると思いますか?
「やめてよ。蘇芳様じゃあるまいし」
18.今後も職業:悪役を続けていきたいですか?
「………………実家から、色々とせっつかれてるのよねぇ。
これでも長女だし(溜息)」
19.あなたが目指すのは、どんな悪役ですか。
「シューちゃん!」
20.最後に、悪役としてかっこよく決めてください。
「うふ。…暇つぶし程度には、なったかしら?」(艶やかポージング)
ありがとうございました。
今後も、悪役としてかっこよくやられてきてください。
なお、このデータは、SRECに送信しておきます。
「は? え…ちょ、ちょっとおぉぉぉぉぉっ!?」
(作者と著作権所持者:何故かDHの悪役大好きな、我が親友殿)