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Darker Holic  作者: 和砂
side3
71/113

side3 悪役と保護者3



 「べしゃっ」と音がしたものの、彼は無事に着地を決めたつもりであった。

 けれども、顔に当たる部分は床に触れており、思惑通りに行かなかった事を教えてくる。


 仕方なしに立ち上がろうと思えば、「ぐにっ」と軟体の身体が持ち上がった程度であり、誤魔化すように視線を逸らそうと思えば、「くにゃっ」と持ちあがった先が捻られた。


 自嘲を込めて鼻から息を吐こうと思っても、そういった動きの概念はないらしく、ただ左右に広がる水面を捉えただけで終わる。


 着地瞬前まで、思った通りに動き、さらには大変愉快な気分であったのだけは間違いないのだが、現在の落差が激しい。


 ぷちゃんと波立つ水面は穏やかで、どこまでも穏やかで、場違いな雰囲気だけを彼は感じていた。




「―――ゥイ、…いぃいぃぃぃぃ……エ、イィィィィィィィィ…」




 声を出そうと思えば、多少ましになったとはいえ、獣が鳴くような音しか出ない。


 ほんのちょっと前まで、完璧に体を制御できていたような気がするので、彼は不快そうに赤黒い軟体をグニグニ波立たせた。

 ともすれば水面へと流れ落ちそうになる身体の一部を吸い上げる動きでもある。


 しかして、何かしら目的を持って底まで下りてきたつもりだったが、ただ水と高い壁がある光景に目的がぼやけて呆然とするしかない。




 ―――――プシュッ。




「ぃ、ひっ!?」




 短い悲鳴を聞き取り、彼は「ぐにぃ」と体を動かした。


 目が合ったと考えていいのか、アロハシャツを来た人間サイズ、二足歩行のカメレオンは、手に持った光線銃をこちらに向ける。

 もう片方はレトロタイプの無線機があるが、それは外装だけで、中身はDH社規定のモノであるとわかった。


 その思考にさらに彼は違和感を持つ。




「…あぁぁあぁ…あ――――――…ぉ、ぎいぃぃいぃぃぃぃぃぃぃ…」




 単調な音と化した言葉が漏れた。


 目の前に赤黒い、人間一人半分程度の大きさの塊があって、それが生き物のように声を発したのだから、相手のカメレオン―――恐らく、どこかの星人だろう―――は、恐慌をきたしたらしい。

 反応の悪い無線機を連打し、ガクガク震える足は、生来の吸盤で踏ん張って光線銃の狙いを定めているらしかった。


 アレは熱線であるので痛いと、頭の隅っこで考える。

 痛いのならば、出来れば当たりたくはないと次に思い、「べにょっ」と愚鈍な動きで体を揺らした。


 それが大変不気味だったのだろう。

 カメレオンは半泣きで何事か喚きながら、光線銃の引き金を引く。




 ―――――――――――ジュッ。




 呆気なく燃え消える音がするが、その時には彼は先ほどの愚鈍な動きと正反対に動き、後退していた。

 当たっていない事がわかり、また軟体の身体が素早く動くと把握したカメレオンは、さらに真剣に光線銃の狙いを定める。


 キャンディーみたいな縞模様のファンシーな外見の割に、あの光線銃は改良されていて破壊力抜群、それも低コスト。

 宣伝の様なフレーズが浮かんで消える傍ら、やはり当たりたくないと考え、数度回避するうちに面倒に思い、その元を潰そうと行動することにした。


 ひょいっと跳ぶ気分で動けば、瞬と音がした後、様々に色を変えしきりに目を回すカメレオンの顔が間近にある。

 軟体の体を持っていて何だが、簡単に捻り潰せそうだなと感じた。




 ――――――――――シュッ


 ―――キンッ




 赤黒い軟体から棘が突きだすように伸びれば、カメレオンの中心に向かおうとしていた棘が止まる。

 軟体を硬化させた棘は、澄んだ音をたてて鈍い鋼に上から抑え込まれていた。


 滑らかな棘の表面から、滑り落ちない角度で当てられた鋼の剣。

 その持ち手は、青い目、青い髪の精悍な男性で、その表情に合う、ストイックなコート風の制服を身に纏っている。


 一体どこから現れたのか、赤黒い軟体の彼とカメレオンの横に立ち、片手で軽く両者の間を割るように剣を下ろしていた。




「あ、あぁあ…あ?」




 ぎょろぎょろと目が動くのはそのままで、パニックに陥っているカメレオンに、彼はまず視線を向けて諭すように静かに口を開いた。


 人間らしき彼が現れた事に対する疑問よりも、不気味な軟体しかいないと思っていたそこに人が居ることで、エリアスタッフも少しだけ安心した空気が読み取れる。




「まず、落ち着いてくれ。相手に敵意はなかったぞ」




 次には確認するように赤黒い軟体に目を向け、伺うようにして剣にかける圧力をゆっくりと解いた。

 それに合わせて棘が引っ込み、最初と同様、愚鈍な動きで後退する。


 大凡1M程度離れた所で、男性はもう一度カメレオンの様子を伺い、彼がとりあえずパニックを脱したのに「ほっ」として、背後に声をかけた。




「これで、良いのか?」


「――――ん」




 青い目と髪の男性の声に返答したのは、蠱惑的な女性の声。

 興味を引かれるように「ぐにっ」と動く軟体と、はっとしたように顔を向けるカメレオンの視線を受けて、彼女はそっと伏せた目を上げた。


 頭には顔を隠すように大判な臙脂色の外套を被り、長い柔らかなふわふわの赤毛がワンピースドレスの裾と一緒に動く。

 濡れた紅葉のような落ち着いた赤の瞳は、視線が合ってもどこを見ているかわからない雰囲気があり、何故か見透かされるような透明度も持っていた。

 大判の布の影と無表情で分かりにくいが、白い肌、妖艶な唇と、かなりの美女。


 美人好きなカメレオン、いや怪獣エリアスタッフは思わずぽかんとし、彼女の隣に立つ、精悍な男性に軽く睨まれた。




「ぅいいいぃぃぃぃいぃいぃぃ……ああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ、おぉおおぉぉぉぉぉ…」


「えぇ、そう。私が、《境界の魔女》」




 一歩以上引いた赤黒い軟体が再び叫ぶように声を出せば、かなり不気味な状況であるにも関わらず、美女は魅力的な声音で肯定する。

 ほっそりとした首元の金の鎖と、頭にかぶる大布の円環装飾、そうして彼女の手に持った錫杖が、動きに合わせて鳴った。


 剣を収めた青い目と髪の男性は、赤毛の魔女へと身体を向け、甲斐甲斐しい動作でエスコートする。



 彼らの後ろには、消える寸前の“扉”があったが、もう一度青い男性が目を向けた時には、すっかり消え去っていた。




「で、レイナ…」


「大丈夫。彼は、《波》ではない」




 レイナと呼ばれた魔女は伏せた目でそう告げるが、青い男性は軽く困った顔をする。

 どこかそわそわとしている彼だが、落ち着かないというより面倒事を早急に処理したいという欲求に見えた。

 現に、続けた言葉はこうだ。




「いや、そうじゃなくて。俺の方は、もう“繋ぎ”は出来ているんだが…」


「まだ、ダメ」




 それまでエリアスタッフや軟体に静かに視線を向けていた彼女だが、彼の言葉にわざわざ、ゆっくりと顔を向けて言った。

 念を押したように見え、彼は苦笑交じりに溜息を吐く。

 軽く剣の柄に手を触れさせたままだが、極力リラックスしている様子である。


 一方、突然現れた彼らに誰何したい所のエリアスタッフだが、無線機型デバイスが騒音を吐きだし、彼を仰天させた。

 他のメンツに動きがないので、飛びついて応答する。




『そっちは、無事なの!?』




 漏れた声は、若い女性。

 切羽詰まった声で分かりにくいが、《No.6キョウカ》であり、彼女は彼女で行動に移っているようだ。

 微妙に音声割れしているのは、向こうが走って移動しているからかもしれない。



 魔女とその付き人である男性は普段通りの態度で、応答するエリアスタッフを眺めている。

 途中、赤黒い軟体が微妙に動いて固まろうとしているのを、横目で捉えた男性の方が、ぎょっと身を引いた。

 戦闘経験があるため相手の敵意がないのもわかるし、不可思議な事に関わる魔女の、護衛のような彼でも、得体の知れない軟体には警戒しているようだ。




「あ、あぁ。ええっと、今、《レヴィアタン》の水槽」




 《時忘れ》の前、同じ体験をしたエリアスタッフを案じてかけられた連絡に、調子を取り戻しかけている彼は危機感の薄い返答をした。

 最初に彼がこの場に来たのも、先ほどのアレが悪夢かと思って様子を見に来ただけなのだ。


 それに、『はぁ!?』と甲高い声が吐きだされて、二、三口会話を続ける。




「あ、…あぁ。うん。―――で、今は僕とー…、《魔女》さんと、そのお付き…」




 応答しながらエリアスタッフは魔女を見、言いながらその隣の男に視線を向けた。

 反射的に男性は、通称を名乗る。




「《魔女の守護》だ」


「…らしい護衛さんが一人、あと……気持ち悪い、何か変なの」




 空気を読んで大人しい軟体に気が緩んだスタッフだが、反応したように「ぐにっ」と軟体が動き、ひっと、さらに身を引いた。

 そんな彼に軟体は近づく素振りを見せなかったが、代わりに魔女と名乗る赤毛の美人が、ヒールをツカツカ鳴らせて歩み寄り、スタッフから無線機を奪う。


 カメレオンの吸盤付の手からの素早い行動に、彼女の手癖の悪さが感じられた。

 驚いてスタッフが彼女を見ると、その奥で護衛の彼が、彼女を咎める表情になる。




「こんにちは」




 スリの要領で抜き取った無線型デバイスに、魔女はそっと唇を寄せて囁いた。

 動作や声音がものすごく色っぽいのでエリアスタッフも一瞬赤面するが、それはスピーカーの向こうも同様であったようで、音が出るまで長い間があった。




『不躾ですみません、……どちら様でしょうか?』


「―――《緋色の魔女》、スカーレット:ウィザード」




 訝しみ警戒色を滲ませた声が聞こえ、魔女は少し間を置いて名乗る。

 けれど彼女はそれ以上口を開かず、スピーカーからは焦れるような吐息が漏れた。

 やはり走っているのか、時折息が切れるが、フル回転している鏡花はすぐに続ける。




『《魔女》? …レオン君やミューちゃんのお母様でいらっしゃいますね。

 申し訳ございません。わたくしどもの不手際により、お子様方は社内見学ツアーを中断し、こちらのスタッフによりエントランスホールへとご案内しております。

 玄関口前の広いホールです。ご存知でしょうか?』


「えぇ」


『お手数ではありますが、ご足労いただけますか。

 道案内は、そちら、カメレオン型のエリアスタッフがご案内します。

 また、只今いらっしゃる場所はメンテナンスの為、5分後に一時封鎖いたします。

 早急にご移動ください』




 あまりにスラスラと答えるため、隣で聞き耳を立てていたスタッフが口笛を吹いた。

 それを拾ったのか、何か言いたげな口を紡ぐ音が魔女の耳に入る。


 魔女がちらりとエリアスタッフを見ると、話の内容がやっと頭に入ったのか、社員としての義務と行動に気が付き、しまったというリアクションをしていた。




「お気遣いありがとう。―――けれど、《魔女》は、流れを戻すためにいるの。私達は、此処に居るわ」




 静かに返答した魔女は、ちらりと護衛と名乗る男性に目配せし、彼も軽く笑みを浮かべて頷いた。


 それにエリアスタッフと、無線の先の鏡花は慌てる。

 《時忘れ》前の現象をどう説明していいのかわからないが、危険である事に変わりがない。




『いけません、お客様っ!! ……正直にお話させていただきます。

 そちらのエリアで、危険生物の脱走が確認されておりまして、現在、対応スタッフを派遣している所なのです。お客様のご安全を保障できません、危険ですっ!!』


「えぇ、そうね。でも、大丈夫よ。―――“藤崎”さん」


『――――――――っ!?』




 名乗った事もない、仕事場でも隠されている本姓を呼ばれて、鏡花は息が止まった。

 伏せ目がちな魔女は無表情を一度も崩さなかったが、薄っすらと笑みを浮かべている。

 片手で無線機を持ち、暇であったもう一方を話すと同時に横に伸ばして、錫杖を一度床に打ち付けた。




 ――――――ぽぉん…




 低音の、柔らかな音が響く。

 それは錫杖の打ち付けられた先から円状に、また上下にも広がるように響いた。

 綺麗な音だが、この反響しやすい空間でも壁から跳ね返ることなく、すっと周囲に溶けていく。


 元々SF寄りのスタッフは超現象に慣れておらず、ぽかんとし、声がすれば反応するおもちゃのような軟体も「ぐにっ」と動くだけであった。


 だが刹那、軟体が声に反応するように響きにも反応し、ブルブルと震え出す。


 唯でさえ赤黒く不気味な色合いの軟体がブルブルと大仰に振動する様子に、エリアスタッフと魔女の護衛である男性は半歩以上身を引いた。

 彼らと無表情の魔女が見守る中、軟体はブルブルからブブブブとさらに高速振動しており、男性は魔女を庇う位置に立つ。




「―――大丈夫」




 そんな彼の腕に、そっと手を触れて魔女は告げた。


 彼女の視線に不思議な力が宿っているのか、高速振動していた赤黒い軟体は、合わせるように足元から黒や白っぽい色と変化していく。

 軟体から振動を繰り返して硬化し、上部は小さなブロックが零れ落ちるように噴出しており、また散らばって足元から積み上がる。

 最後に、捻じれた一本のオブジェと化したそれは埴輪のポーズをとっているが、その形を保ったまま微振動を繰り返しており、ポリゴン的な形状から、波打つ度に滑らかになっていった。




『お、お客様!? お客様!?』




 別段、魔女の周囲を感知しているわけではないが、名前を知られている衝撃から立ち直った鏡花が、繰り返し応答を求めている。

 魔女はそれをすっぱり無視していたが、軟体がポリゴン人形から人型へと成ったところで、無言で無線機を手渡した。

 受け取ったのは、男性にしては指が長く、どことなく女性的な繊細さを持つ手。




「へ!?」




 完全に気が抜けているエリアスタッフの間抜けた声に、受け取った手の主は、にぃっと笑って見せた。

 常日頃の動作そのまま、彼、《マッド=マスクイア》はおどけた仕草で無線機を耳に当てる。




「やあぁぁぁっほぉっぅ、《No.6》。ぼぉっくがいるから、大ぁぃ、丈夫っ」


『《マッド》!? い、いや、良いや。“何か変なの”って、貴方だったなら納得できる』




 また急に無線の相手が変わり、鏡花の混乱した声が聞こえた。

 しかし何故彼がそこにいるかを疑問視することは、常に神出鬼没な彼を知る鏡花にはなく、納得の声を出す。




「何気に失礼だねぇい。ま、ま、そぉういう事だから、さ~ぁ………点検その他はしておくよぉ?」




 微妙に気分を害したのか、マッドがそう言えば、鏡花は真剣に怒鳴り返した。




『言っちゃアレだけど、馬鹿っ。

 幹部連絡も出ないから知らないかもしれないけど、そこは危険よっ!!

 今、《No.10》が向かっているけれど、一階のホールだって危険区域になりそうなんだから、早く戻って救護班対応してっ』


「…………………僕に真面ぇな対応するなんて、君も、まぁ、お人好しぃ」


『何か言った!?』




 耳を澄まさなくとも、無線機からは人の慌ただしい動きと怒号が聞き取れる。

 対応主の鏡花も、人数確認や各フロアの担当へ調整、恐らく《感応力》での社内の異常発見に神経を使っているせいか余裕がなく、聞き取れない言葉に喧嘩腰に返した。


 マッドは一度、呻くように顔を顰めて不快を現すと、困ったように小声で言う。




「よぉっく聞きなよ、《No.6》ぅ。多分だぁけどねぃ、こっこの異常ぅ、僕の関係だから。

 呼ぉぶなっら、《No.1》呼ぉんで、《No.1》」




 変な軟体へと変化した身体といい、魔女によって戻ったこの状況といい、マッドが《No.4》としてこの世界に招かれた時と似通っている。

 正直、以前の自分では把握しきれない次元の事柄に巻き込まれ、最終的に、衝動に任せてやっちまった感が残っていた《マッド=マスクイア》を、実にあっさり異界から拾い上げたのは《No.1》である暗黒神だ。

 今回も何かしら噛んでいる可能性があり、鏡花に頼めば、彼女は別の意味で反応した。




『は、はぁ!? やっ、ちょっ………この、ド変態! あんな化け物作ったの、あんたなの!?』


「ぃやいやぃ、そぉんな危ぃ険な事ぅ……………あ」




 咄嗟の事に罵倒が思いつかなかったらしい彼女の悲鳴に、自分が作ったのは医療用にならなかったナノマシンであり、変に人に感染したりだとか《世界》を滅ぼしたりだとか、人間に扱い切れない存在になったりだとかはしないと否定しようとして、結局そうなった事を思い出して声が漏れた。




『こっ…このっ……』




 マッドの声に、緊急事態の張本人が彼だと正しく理解し、鏡花は怒りのあまりに絶句する。




『変態!! 変態!! ド変態!! 死体愛好家の、よれ汚眼鏡えぇぇぇぇっ!!!!』




 刹那、走りながらで勢いがついた彼女の大絶叫で、実に可愛らしい罵倒が聞こえ、思わず和んだマッドは「あっは☆」と笑った。



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