あなたのことを全部私だけに教えて。
この小説を選んでいただき、ありがとうございます。少しばかり自己紹介をさせください。
如月翠。宮崎県のとある田舎に住むしがない大学生ライター。
趣味で始めた作詞がたくさんの人に好評だったことがきっかけで小説も書くことを決意。
少しずつですが、人気になれることを願っています。
いつもの朝。いつもの交差点。いつもの信号待ち。その日もいつもと変わらなかった。いつもと違うと言えば、いつも騒がしい周りの声が聞こえなかったこと。そして私は、誰かに背中を押され大型のトラックに突っ込んで「死んだはずだった。」
「え、?」
開くはずのない目が開いた。出るはずのない声が出た。
私、さっき車に轢かれたよね?どうして目の前が見えるの?どうして声が出るの?
そんな疑問は目の前に見えた景色でなんとなく理解できた。
まるで海外のような街並み。そこにいる人たちも日本人とはかけ離れている顔立ちだ。
「私の知ってる日本じゃない…。」
よし、いったん落ち着こう。これは夢。もしくは天国よ。そう。私は死んだもの。
そう言い聞かせながらまた目を閉じる。
「できることなら死んてでもいいから元の世界に戻らせて…!」
どのくらいたっただろう。私はどこかのお城にいた。しかもまつられるかのように。
「あ、あれ?私さっき、なんか祭壇の上にいたよね?」
近くにいる人たちに聞いても誰も返してくれない。
スタスタスタスタ…
遠くからだれか歩いてくる音がする。しかも多い。
相当なお偉いさんね…。けど、みんななんかおびえてない?
これからここに現れる人はどんな人なの…?
私、死んでるけどここで生きていけるの?!
最後まで読んでいただきありがとうございました。これから続編も書いていく予定です。また、一つのジャンルだけでなく、様々なジャンルも書いていく所存です。また手に取っていただく機会があれば、よろしくお願いいたします。 如月 翠