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夏実ちゃん⁉︎

 夏実ちゃんにとってオレはスキップで通り過ぎるただの人…

 

 

 でもさ、でもね、オレは夏実ちゃんが好きなんだ!

 大切にしたいし、こうやって隣で泣いてたら手を差し伸べてあげたい‼︎

 

 夏実ちゃんのそばで夏実ちゃんの笑顔をずっとみていたいんだ‼︎

 

 だから、オレは夏実ちゃんが…

 夏実ちゃんがっ‼︎

 

 

「…すき」

 

 …

 

「え?」

 

 ‼︎

 

 あ、オレはつい…映画をみながら告白をしていた…。

 

 ヤバいやつ決定戦が開催されていたならオレはダントツの一位だろ…。

 

 好きな人じゃなく映画のスクリーンをみながら…全然好きな人に違う方向をみての告白とかヤバいだろ。

 

 あー、ヤバいやつ決定戦開催されてなくてよかったー。

 

 てか、

 …開催されてないよね⁉︎

 

 てか、夏実ちゃん‼︎

 

 オレをジーっとみている。

 

「あのっ…オレ…好きだなぁ〜。この映画さぁ〜」

 と慌てて誤魔化した。

 

 すると、

「あー、わたしもぉ〜」

 とまたスクリーンをみだした。

 

 あぶねー‼︎

 

 夏実ちゃんがすぐにオレの言葉受け入れてくれるからほんっとよかったわー。と安心した。

 

 

 映画を満喫して、みんなで飲み物飲んで一休みした。

 

 夏実ちゃんは、たぶん脱水状態だろう。あんだけ泣けばさ。

 

 

 

 で、映画の話をしていたら…

 

 あ…

 

 思い出してまた夏実ちゃんがポロポロと泣き出してしまった。

 

「もうさぁ、ほんっといいお話だよね。あたしの片想いなんてちっぽけだわー」

 と泣きながら言い出した。

 

 ちょっ…夏実ちゃん‼︎

 それは、爆弾発言‼︎

 

 オレがあたふたするとみさきがオレをジーっと黙ってみていた。

 

 おいおい…みさきくん。

 オレをジーっと観察している場合じゃありませんって‼︎

 

 場合によっては、修羅場…

 

「あー、みさき…ト、トイレ行かない?」

「おー、うん。行こう」

 

 ホッ

 

 なんとかみさきを連れ出し成功。

 

 夏実ちゃんがこれ以上おそろしい発言をしないよう、みさきを一時避難させた。

 

「なー、直斗」

「ん?」

「直斗って、夏実ちゃんと両思いなんだよね?」

 と変な質問をするみさき。

 

 イヤイヤ、夏実ちゃんが好きなのは…みさきさん…あなたですから。

 と、言いたいが言えない。

 

「オレたちは、両思いじゃないよ。夏実ちゃん好きな人いるから」

「え、マジか。ごめん」

「ううん。」

 

 …

 

 みさきーー‼︎

 オレはじっとみさきの横顔を見入った。

 

 やっぱりカッコいいよなー。

 

 ダサいとこないのか?

 カエルカゲンショウみたいなやつやレバ夏実ちゃんの恋ゴゴロもサメルカ?

 

 

「みさきはさ、寝癖なおす派?」

「は?普通、なおすに決まってんだろ」

「いや、みさきクラスになると寝癖なおさないほうがベストだよ」

「はー?」

「あと、風呂は週一とかにするとか」

「ハハッ、意味わかんねー」

 とみさきは、笑っていた。

 

 …そうですよね。

 意味不明ですよね。

 

 …

 

 みさきは、やっぱり…みさキングです。

 

 

 夏実ちゃん…落ち着いたかな?

 まさか、勢い余って柚乃さんに好きな人打ち明けてたりしないよねっ⁉︎

 

 みさきを一時避難させている場合じゃないっ。

 

 柚乃さんは、大丈夫か⁉︎と慌てて戻ると…なんとも楽しそうな女子会が行われていた。

 

 あー、よかったー。

 

 ジュースのかけ合いとか、取っ組み合いになってなくてよかったー…。

 

 まぁ、夏実ちゃんは取っ組み合いとかしなさそうだけどもさ…。

 

 こればっかりは、わからないからねぇ…。

 

 

 とりあえず大丈夫そうだね。

 オレは安心してジュースをすすった。

 

 続く。

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