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幼馴染…

 夏実ちゃんとのショッピングは、すごく楽しかった。

 

 もう彼女になったんじゃないかってくらい変な感覚に陥った。

 

 でも、すぐに我にかえる。

 夏実ちゃんは、オレの彼女じゃない…と。

 

 ただの幼馴染なんだって。

 

 そしてこれからオレは幼馴染の恋を応援しなきゃならないんだ…。

 

 楽しいショッピングも終わりカフェでひと休みしよっかってなったとき、やっぱり思った通りの話題になった。

 

「みさきさんは、元気?」

 と。

 

 みさきは、うるさいくらい元気だ。

 

 なのでうるさいくらいだよと答えた。

 

 すると夏実ちゃんは、少しさみしそうな表情で、

「羨ましいなぁ」

 と言いながらホットラテをクピッと飲み、静かにテーブルに置いた。

 

 羨ましいか…。

 

「みさきは、今フリーだよ?」

 と夏実ちゃんに改めて伝えた。

 

 すると夏実ちゃんは…オレの目をじっとみて、

「それは、どういう意味⁉︎」

 と目を見開いた。

 

 なんだか…圧がすごい…

 

 

 オレから協力するって言った方がいいのかな?

 それとも…向こうから相談してくるまで待つか…。

 

 とりあえず、

「あー、特に意味はない…かな」

 と夏実ちゃんから言ってくるまで余計なことは、しないようにしようと決めた。

 

 夏実ちゃんは、それを聞いても特に何を言ってくるわけじゃなかった。

 

 今日は、恋の相談じゃなかったのかもしれない。

 

 その日は、それで終了となった。

 

 そのまま、みさきの会話は終わり後はたわいもない会話くらいしかしなかった。

 

 

 夏実ちゃんは、もしかしてみさきに告白とかするつもりは…ないのかな⁇

 

 

 なんて思っていたんだけど…なんか月一くらいのペースで夏実ちゃんからショッピングのお誘いがある。

 

 そしていつもみさきの話を聞いてくる。

 

 …

 

 これは一体…どうすりゃいいの⁉︎

 

 あんまりのんびりしていたらみさきにまた新しい彼女できちゃうかもしれないのに…。

 

 

 だからって、みさきに夏実ちゃんの気持ちを勝手に伝えるのもなんかな…。

 

 

 とりあえず夏実ちゃんにみさきと会うチャンスを見つけてあげれば距離も縮むか。

 

 てなわけで、夏祭りにオレとみさきで行くんだけど、夏実ちゃんも一緒に行かない?と誘ってみた。

 

 すると、ならわたしもお友達連れて行くね!と返事がきた。

 

 お友達…まさか百人連れてきたりしないよね?

 

 昔…夏実ちゃんよく友達百人とか歌ってたけど大丈夫だよね⁉︎

 

 ぞろぞろたくさん連れてきたりしないよね⁉︎

 

 夏実ちゃんがどこかわからないくらいにならないよね⁉︎と不安になったオレは友達は、何人来るのだろうか?と送ると一人だよ!と返事がきた。

 

 ホッ

 

 あー‼︎でもさ、夏実ちゃんの友達がまさかみさきを好きになっちゃったらどうするんだろう⁉︎

 

 …

 

 でも、そこは事前に夏実ちゃんが友達に伝えておくよね?

 

 わたし、みさきくんって人目当てだからってさ。

 

 そんで、もう一人はただの幼馴染ってね…

 

 

 そう…オレはただの幼馴染だから。

 

 何してもただの幼馴染。

 

 ハグしたことあるけど…ただの幼馴染。

 

 におい確認するだけの幼馴染…。

 

 そもそも幼馴染ってなんだよ…

 

 続く。

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