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もしかして…

 あ〜、夏実ちゃんと久々にいい時間を過ごすことができたなぁ。

 

 

 今度の猫たちの顔合わせは、いつにするんだろうなぁ。

 

 楽しみだなぁ。

 

 

 …

 

 ‼︎

 

 

 …あ、なんかわかった気がする。

 

 今まで夏実ちゃんは、みさきに彼女がいるのにそれでもみさきと一緒にいられる幸せをこうしてあじわっていたのかもしれない。

 

 苦痛じゃなくて、そばにいられるだけでも幸せって感じだったのかもしれない。

 

 オレはずっと苦痛なのだと思っていた。

 

 でも、実際オレがそうだったみたいに夏実ちゃんも一緒にいられるだけでほっこりしていたんだな…きっと。

 

 

 ま、オレの場合は…彼氏の存在すら忘れて過去に戻ったかのような変な感覚に陥っていたけどさ。

 

 もう、夏実ちゃんと昔みたいに幼馴染に戻ったみたいだな〜なんてさ。

 

 なんなら夏実ちゃん、ハムスターナデナデしながら

「わたしたちにも赤ちゃんうまれたらこんな感じになるのかなぁ。なったらよかったなー…」

 なんて言ってたっけ…ってさ‼︎

 

 え?

 

 あのときオレ…夏実ちゃんが隣にいるのがとにかく嬉しくてさ…なんかふわふわしてて…

 

「ねー。」

 なんて答えた記憶が…

 

 

 なったらよかったなーって言ってた…⁇

 何がなったら?

 

 夫婦?

 こんなふうになったらよかったって夫婦になったらってこと⁉︎

 

 聞き間違いか…?

 

 いや…そもそもがさぁ…彼氏いるのに…そんなこと…ってかさ‼︎

 

 

 もう、いっとき夏実ちゃんの彼氏の存在をわすれつつあったよ。まさか…まさか夏実ちゃんも彼氏の存在を忘れるくらいオレとの時間が楽しかったとか⁉︎

 

 夏実ちゃんもしかして、彼氏よりもオレを好きになりつつある?

 

 みさきを忘れて一旦彼氏好きになったら、今度はオレを好きになった?みたいな⁉︎

 

 

 …

 

 

 なわけなかろうに…

 

 

 

 それにしてもさー、夏実ちゃんがみさきとの子どもを授かろうとしてるのかと思ってさぁ。はじめの頃は、マジで焦ったよなー。

 

 まぁ、でもそれはオレの勘違いでよかったけどさ…。

 

 ほんとよかったけどね…。

 

 ね。

 

 

 夏実ちゃん…彼氏とうまくいってるのかな?

 

 なんか…なんかあのとき、もしかして夏実ちゃん…

 

 もしかして、オレに訴えかけてたりしてた⁉︎

 

 

 今度それとなく彼氏のこと聞いてみようかな…。

 

 

 なんて思っていた矢先…

 

 カーテンを開けようと外をみると…

 

 なんと、なんと朝から夏実ちゃんと彼氏が外にいらっしゃった。

 

 でさ…

 

 夏実ちゃんが彼氏にあごクイしてるよっ⁉︎

 で…キスするんだろうなーって思って目を背けようとしたら、まさかのまさかの光景だった…

 

 

 え?

 

 

 続く。

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