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さすが飼い主

 加速するお二人…

 

 

「じゃあ今日はこんな感じにして、今度は少し距離縮めてみようね」

 とみさきが夏実ちゃんにいうじゃございませんかー…。

 

 それさ…もう二人きりでやれば良くない?

 

 わざわざオレの部屋でその話しなくてよくない?

 

 てか、今度もオレの部屋で距離縮める感じですか?

 

 …おやめください。

 

 そもそも…そもそもが何⁉︎

 

 オレはどんな立場でここにいるの?

 

 それでさ、相性交換は…どうだったわけ⁉︎よかったの?

 だからステップアップなわけ?

 

 …

 

 もう…もうさ…もうオレは…どうしたら…ってかさ、

 

 さっき夏実ちゃん…未来のママさんって猫に向かって言ってなかった⁉︎

 

 

 なんでオレも猫も巻き込んだ?

 

 

「あのー…」

「どうしたの直斗くん?」

「子どもってさ…猫の子どもの話だったり…とかする?」

 とオレはみさきと夏実ちゃんに聞いてみた。

 

 すると二人とも

「もちろん、あったりまえじゃーん!他にいなくない?」

 と笑った。

 

 あー…

 

「「「あはは」」」

 

「ねー、だよねー…。」

 と言いながらもオレはめちゃくちゃホッとした。

 

 

 そしてオレは猫をナデナデしながら

「猫ちゃ〜ん、ママになるのか〜。それはかわいいだろうねぇ」

 と話しかけた。

 

 すると二匹の猫が

「にゃ〜ん」

 とないた。

 

 そうだよ〜と返事をしたのか、もしくは…ならないよ〜と返事をしたのかは、定かではない。

 

 みさきによれば、

「腹減ったーってないてるからもう連れて行くねー。」

 との事だった。

 

 さすが飼い主‼︎

 

 なき方でそんなことも感じとってしまうのかと感心した。

 

 

 そしてみさきは、二匹の猫ちゃんとあっという間に退散したのでありました。

 

 

 で…夏実ちゃんと二人きり。

 

 夏実ちゃんがオレの部屋にいるよぉ。

 昔みたいにおままごとする?それとも…お絵描き?

 

 なんてするわけないですよねー…。

 彼氏いるんだから幼馴染と遊ぶわけ…ねー…。

 

 なんてガッカリしていた。

 

 夏実ちゃんも帰るのだろうと思っていた。

 

「もう、わたしも帰るわ」

 って言われるに決まっている。

 

 と思っていたら夏実ちゃんは、

「ハムスターさんは?猫ちゃんたちくるから避難してるの?」

 と部屋をキョロキョロとしだした。

 

 

「あー、隣の部屋にね。もう戻そうかな」

「え、じゃあ、わたしも移動するのお手伝いする」

 なんておっしゃってくださるじゃありませんか。

 

 

 てなわけで、早速ハムスターちゃんのお引越し。

 

 ガタガタゲージが揺れて目を覚ましたハムスターさんは、ドアの前にきてパタパタとドアを開けてください!とアピールしてきた。

 

 

 それを覗き込み夏実ちゃんが

「かわいい〜♡出して〜って言ってるの?」

 と優しい顔でオレに聞いてきたぁ‼︎

 

「うん、そうだよ」

 と得意げなオレ。

 

 そしてゲージからハムスターをだしてそのあと、なんと!なんと三十分も夏実ちゃんは、オレの部屋でオレとハムスターと夏実ちゃんとで、戯れたのでありました。

 

 

 続く。

 

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