新任財務幹部爆誕? 痴女皇国のへそくりタンスを見張れ!
皆様おひさしぶりです。たののです。
…痴女皇国の幹部になれるかも知れません。
ですが、あの性的な虎の穴で、私が生きて行けるのでしょうか…。悩みます。
黒マリ「というわけで急遽解説する」
白マリ「なんであたしまで…まぁいいわ、実は聖院…聖痴女皇国の国家予算というか、お金の流れですが…予算、まともに決めてません」
ジーナ「なんとびっくり」
黒マリ「いや、全く決めてないわけじゃないんだが…」
白マリ「まず聖院勤務者は衣食住保証している代わりに聖職者という事でお給料は建前上、ありません」
黒マリ「これは痴女皇国でも同じ。つか痴女種になると食事頻度が週一とか月一とか、要するに消化器官や代謝系が退化しない程度で済むようになって行くわけよ」
ベラ子「で、あたくしがチラッと口走った皇帝歳費。あとアルトさんなどが言われていた、いわゆるおこづかいですね。雑物購入などの支払いに使うお金が支給されています。これ、支給というよりは…罪人と同じで、刑務所の作業報奨金に近い管理方法なのですよ」
アルト「貰ったおこづかい、全部一気にぱーっと使える訳でもないのです。以前は両替処で、何に使うか申請してお金を頂きましたが、いまは聖環で管理されています」
黒マリ「で、担当部署は両替処なんだ。そしてオリューレやメル子の管轄でもあるが、マイレーネさん在任時からの伝統でね、地下の設備管理担当同様に内部会計担当は秘匿されている」
白マリ「一方、参詣客から頂いてるお布施。これも今では参詣者用聖環決済制度ができましたけど、基本は両替処でまずプリペイドカードよろしくお支払い頂きます。もっとも、聖院世界も痴女皇国世界も聖母教会を利用した受付システムがありまして、聖環貸与や現地通貨両替問題を事前に対応する事が可能になっています。聖院側でも痴女皇国同様に聖母教布教計画絶賛発動中」
黒マリ「ま、痴女宮も聖院も、基本的には両替処が現金処理や会計処理を行うと思ってくれ」
白マリ「そして大きいお金の出入りだけど…実はあたしが金衣になったり、痴女皇国が出来てからはNBの国立銀行に、聖院や痴女皇国の銀行業務を一部委託していたりします」
ジーナ「この話を聞いた時には驚いたけど、考えてみりゃ日常的に貨幣を使ってない人の方が多いんよな、ここ」
白マリ「個人の決済はあっても両替処で対応できる額だしねぇ」
黒マリ「で、問題はテンプレス級2隻のリース費用や使用兵装購入。かーさんが気楽にぼんぼん射ってるミサイルの代金とかだよ…」
ジーナ「あれはエオンに作らせてるものも多数あるはずやぞ。でなかったらあたしが気楽にボカスカ撃ちまくるかいな」
白マリ「で、ここで効いてくるのがあたしや黒マリやかーさんのNB国民籍に市民籍。ふっふっふっ」
黒マリ「実はNB国立銀行内での数字移動だけで済むような支払相殺でやって来てるんだわ、今まで。つまり、NB国民のマリアリーゼさんやジーナおばちゃんは、NB国民として雇われ聖女や聖母や皇帝をやっている屁理屈で…NB政府から名目給与を支給されている。実際にはあたしら、ビタ1ポンド1シリングたりとて下ろせないけどな」
白マリ「で、聖院は宗教施設だからその長のあたしが私費で宗教法人やってる理屈にして聖院運営費用はあたしのポケットマネーがメインという無茶苦茶な理屈ががが」
黒マリ「あたしなんかもっとひどいぞ。テンプレス・セキュリティって傭兵会社…PMCが国家経営してるような形態でっち上げられてんだぞ!ま、名目上は同じマリアだけど、痴女皇国の予算と聖院予算はそれぞれの時間軸のNBで会計処理を代行しているんだ」
白マリ「で、あたしらの役職報酬で聖院なり痴女皇国を経営。更に、例の痴女化プログラム。あれの業務委託費用もこの支払い相殺枠に充当されてます」
黒マリ「まぁ、こちらも痴女が担当するから費用的にはタダ同然なんだけどな…」
白マリ「更にファインテックであんたが作らせてる衣装。あれ専用の生成・縫製プラントでやってるけどあの運用費用があんのよっ。まぁ、マリアンローズの売上で充当してるけどさぁ」
黒マリ「待て。あれは流石におこづかいから被服費を徴収してる。といってもそんなにガバッと取ってないけどな。一人月千円くらい。もとが生物分解可能な半生体素材が中心で、縫うというより型からポンと出てくる感じだからほぼ自動工場化したプラントでサクっと作れると思ってください」
白マリ「クレーゼ母様が昔やってたアルバイト。よその国の土木工事手伝ってくるとか、ああした売り上げのあがりも両替処管理で、今は数字だけNBに送られていますよ」
黒マリ「なもんで、NB国立銀行のシステムとデータリンク繋いでおく必要があるんだよな…これが、両替処関係の情報管制を敷いてる理由としてかなりでかい」
たのの「NBの独占許すまじ!」
ベラ子「ぬうっ何奴っ…というかやたら身長高い割に地味子さんなのですが…」
白マリ「あー。たのー。この癖毛なパツキンだけど、どことなくジーナかーさんな顔は痴女皇国現・皇帝のマリアヴェッラ陛下。るっきーとかーさんの子供なんで、あたしや黒マリからは妹なのね」
黒マリ「で、ベラ子。スケアクロウの中で話があったのがこの子、田野瀬麻里子さん。通称たの、またはたのの。前は眼鏡娘だったが、研修過程で再度痴女化した際に晴れて裸眼視力1.2以上を回復した」
白マリ「で、これまた「こんにちは、マリア」を読んで頂いた方はたのパパのお仕事を思い出してみて欲しいのです…倍返しだ系なのです…」
たのの「ふふふふふ。といってもとりあえず国家総合1を何とかかんとか受かりまして、財務官僚やってましたが…ちなみにこの時代、税務署出向が復活してます!」
黒マリ「なんか税務コースがあるとか聞いたけどさ」
たのの「そーですねー。eTaxベースの徴税が今は標準なんで、徴税官がマルサしに行く話は21世紀よりは減少していますよ。ただ、物理的な精査量は爆増していますね…だから、読者の方の時代と違い、結構いいとこ出ても主税局から税務コースなんてケースもままあります」
ジーナ「えええええ、財務って銀行からパンしゃぶな接待漬けやないの?」
たのの「ジーナさん認識古いですよ…で、駆け出し官僚やり始めて税務署行かされてへばりかけた話をりええやまりりにしてたところに出向の話が来まして…何でまだまだ新人なのに研修コースすっ飛ばしてと上司も不思議がってたんですけど、話を聞いて納得しました。英国HM大蔵省への出向とは名ばかりで以下略」
白マリ「そしてとりあえず痴女皇国の前に聖院に送られて来ましたが、来た経緯がそもそも財務関係なんでマリー台風すっ飛ばして速攻で両替処専任女官に。そして今は色々覚えている最中」
まりり「なお、たののIFFステータス、つまり聖環で見れる情報ですね」
Mariko Tanose. 田野瀬麻里子 Thousand Suction 千人卒 Pure female Visual(Male Functional restriction). 女性外観(痴女機能制限者) Rosy knights. 桃薔薇騎士団 Finance Bureau office, Limited duties. 両替処財務限定職従事者
たのの「げぇっなんか色々属性がっ」
りええ「ほんまや…たの…あんたは一体どういう…」
まりり「りええ。これが現職配置の続く限り、たのに課せられた制限なのよ…」
りええ「ぬうっ、これが噂に聞く会計担当者の制限」
まりり「まず、微妙な認識制限が周りにかかる。目立たなくなる」
たのの「道理で話しかけたりする人がいないわけだ…」
まりり「更に勤務シフトが一般研修生の6:00〜15:00とは全く違うから、女官寮でもほとんど他の部署と顔を合わせなくなる。食事の時間も変わる。必要があれば食事すら休憩室に配達される」
りええ「確か外道さんとこの部下の人が以前はそうだったと…」
まりり「今は方針が変わったり、みなさんの理解が得られたので割と接触機会が多いように変わったけど、両替処勤務者は接触機会が多いと色々困る事があるから方針継続。更に違う点」
たのの「ま、まさか…」
まりり「りええー。あんたのステータス出してみー」
Rie Muromi. 室見理恵 Million Suction(Limited Ten million)百万卒(限定一千万卒) Slut Visual.痴女外観 Priestess, Rosy knights, Imperial of Temptress. 桃薔薇騎士団女官長
りええ「む。あたしには痴女機能制限がないっ」
まりり「それがたののと最大の違い。ま、精気管理数が桁違いだけど、たのー。今のりええは痴女宮の女官長という地位なので、マイレーネさんの立場に近いのと…ぶっちゃけ、痴女宮の精気管理システムの中核にかなり近いのです。うん。わ・か・る・な」
たのの「つーまーりー、聖院研究会時代に散々見聞したあれ、まさにあの渦中に…」
りええ「そうなの…避けて通れない道なの!(泣きそうな顔)」
まりり「で、たのはぶっちゃけそれ免除されてる。それどころか通常の食事主体の栄養摂取を推奨される生活になる。実はマイレーネさんが同じような状態なのね。ただ、あの人は消費精気というかエネルギーが半端じゃないから、特別なドレイン環境が構築されてるけど。ぶっちゃけ初代様のガチ血縁者なのよね、マイレーネさん…」
りええ「マイレーネさんの話も気になるけど、ぬぬーん。で、たののステータスで気になるのが千人卒。これってまりり、確か痴女種の最大特徴が…」
まりり「そ、普通は「生やせる」のだ。が、たの。あんた、出来る?」
たのの「あかん。聖環にMale Functional restrictor Errorって出る。男性機能制限エラーってことよねこれ」
りええ「つまりー、数字やお金をいじる職場にいる限り、たのは(ぴー)日照り確定…」
マイレーネ「解説しましょう。これは初代様の方針なのです」
まりり「何と、一番詳しい人がっ」
マイレーネ「お嬢様。実は田野瀬さんはこれでも特別扱いなのですよ。両替処はかつては下級女官で専任者を充当していまして、定期的に入れ替えていました。今は百人卒未満の基準になっていますね」
まりり「ええ。それで私に与えられている知識と違いはありません」
マイレーネ「で…1年から最長5年程度で入れ替えているのは、二つ理由があります。一つ目は、お嬢様や田野瀬さんは連邦世界の日本をご存知と思いますが、あちらの銀行や生命保険会社などの社会的に重大かつ高額な預金を扱う金融機関が主に採用している「出番」やそれに類する考えを採用しています。つまり、同じ職場に長く勤めれば勤めるほど不正を行いやすくなるので、定期的に配置転換を行う方針ですね」
たのの「うちの父が正にそれでした。一般的な企業からすると、あり得ないくらい頻繁に部署を異動していましたから」
マイレーネ「で、頻繁な入れ替えを行い、かつ下級限定にしていたもう一つの理由。それは…婚期です。室見さんや田野瀬さんは昔の聖院をご存知ない前提で説明させて頂きましょう。かつては下級女官はある時期が来れば上級に上がるか、還俗して俗世に戻るかの二択を自ら定める決まりでした。これは室見さんの今のお立場では、主に百人卒から千人卒に上がる際に進路面談を行なうのも職務と思いますので理解が早いかと」
りええ「そうですね。今は千人卒以上でも還俗は物理的には可能とは聞いていますが…実際、痴女化するとよほど深刻な理由…一時期のメーテヒルデさんのように、実家にどうしても戻る必要があるとかいう場合以外はまず、還俗されませんね…」
マイレーネ「聖院時代とあまり変わりませんが、痴女種と女官種の違いがここで出るのです」
りええ「むむっ」
まりり「ふふふ、理恵はクリア出来てる。しかし、たのには必ずこの先のしかかる問題よ」
たのの「どきどき」
マイレーネ「女官種は痴女種と違い、両性生殖器を有していません。行動は思考共有・記憶共有に強く規制されますが、その思考方向の基本はあくまで女性のものなのですよ…つまり恋愛感情は女性のままです」
りええ「…あ…それ、分かります…痴女化した皆が言う「なんとなく男っぽくなる」件ですよね…」
たのの「逆に言うと、あたしは男性機能を制限されている女性のまま…」
マイレーネ「で、女官種は痴女種より短命です。普通の人間と基本的に大差ありません。となると、我々の命題の一つ、生命尊重の観点からしても婚期を逃して欲しくないという配慮が働くのです」
りええ「なるほど…それで強制配転に加えて進路相談が入ると…」
マイレーネ「ちなみに機密を守る必要から、一度両替処を経験した女官は再配置を極力避ける方針です。そして、引継ぎは両替処勤務内で行われますのと、配転直後に業務内容については「思い出せなく」なります」
まりり「マイレーネさん…実は田野瀬さんについては、今後、痴女宮財務職を監督する立場に立って頂こうかと考えておりまして…昨今の連邦やNB社会との接触量を考えますと、先方の経済圏との交流には事情をよく知る会計責任者の配置が適切ではないかと考えますが、家族会検討事案として頂けませんでしょうか」
マイレーネ「おお、マリアお嬢様、貴女の立場では私を通さずとも発議は十分に可能ですよ。…しかし、痴女宮やひいては聖院の今後にも関わる話です。では私から、はは…いえ、初代様に諮っておきますので、お嬢様またはマリアヴェッラお嬢様か、初代聖母様のいずれかの方がお尋ね下されば話が通るように致します」
りええ(まりりが借りてきた猫のようにおとなしい…)
たのの(マイレーネさん、普段は優しいんだけど、やっぱり闘気を出した時はもちろん、普通にしてても威圧感が半端ないから…)
まりり(中間大陸の鬼の乱でも、李自成がアレーゼおばさまとマイレーネさん見た瞬間、泣きそうになってたらしい)
まりり「ご配慮感謝致します」
マイレーネ「お嬢様…あと、この決断につきまして、差し出でがましいようですが、田野瀬さんの婚期や引いては人生にも関わる話故、ご本人様のご意志の尊重をよろしくお願い致します。では」
ベラ子「…何か、あの方が来られた途端に皆様が固まってたのですが…恥ずかしながらわたくしも」
黒マリ「(まりあからチェンジして)そりゃそーだよ…マイレーネさんだぞ」
ジーナ「うむ。あの人を人、母を母とも思わぬマリ公ですら起きてきて話をするわ、果てはまりあにチェンジして下にも置かぬ扱いも無理はない」
黒マリ「やかましいババァっ。人に散々落書きしやがって。消すの大変だったんだぞ。あ、期間限定でまた寝たきりになるからなっ」
白マリ「今回ばかりは黒マリの罵倒も妥当に思えるの」
黒マリ「しかし、たの…あなたの心境として、実際、結婚とかどうよ。一応は戻れば国家公務員な訳だろ?実家も堅いお仕事だし、無茶苦茶な贅沢を言わないならば絶対に縁談はあると思うのだが」
たのの「悩んでるのはそれもあるのよ…敢えてマリア陛下じゃなくてまりりとして話を聞いて欲しいのだけどさー、あたしの顔よ顔。微妙に美人じゃないと言うか地味子。そして体型。正直、身長の割に胴長…」
白マリ「これねぇ、女の子がここまで言うの、かなり真剣かつ深刻に本人が悩んでる証拠なのよねぇ」
たのの「で、まりりが擬態してる話を聞いたら、そりゃあ裏切られた気にもなるわよ」
黒マリ「説明しておくと、たののは決して超絶にぶっさいくではない。化粧とか派手にしたり髪型に気を使わないだけだ。ただ、その配慮が普段は許されない職場…つまり霞ヶ関のあそこだと言うのは頭に入れておいてあげようね、みんな」
りええ「高校時代もあまり浮いた話ががが」
たのの「加えてあそこ大学の経済学部…あー、頑張って法学部行っとくんだったー!」
りええ「あ…ざのつく省庁くらいのエリートのすくつだと、あそこ大でも学閥どころか更に学部閥があるよね…」
ベラ子「…うちの叔父がピサの大学に通ってた時も出身国閥があって問題になってましたが。ちなみにフランス閥の長の王族をしばき回して国際問題になりかけた事ががががが」
黒マリ「あの毒盛り兄貴は連邦社会でも教皇志望の癖に鎧を着て剣を握り馬に乗る武闘派だったからな…」
たのの「更に問題が。先輩から公務員向けの婚活ぱーちーなるものに誘って頂きまして。で、数年先のことも考えて今から場慣れしておけという趣旨は聞かされていました。…ですが、あたしを襲ったのは敗北感!」
りええ「…わかる、なんとなくわかる。たのの想定していた支度より更に皆さん、本気も本気で外観イメージ上げ上げで…」
白マリ「実弾装填した実銃構えてフル装備した兵士の中にサバゲ装備が紛れ込んだような気分だったのね…」
ベラ子「痴女化した際の容姿で還俗させてあげれば良いのでは? NBからの受け入れプログラムの売り文句の一つだったかと」
たのの「あとですねぇ。私、聖院研究会の時点で一度、痴女化してるんですよ…それ以来、ただでも男性にあまり興味がなかったのに余計に何かこう、気が抜けたような感じになりまして。いくら国家公務員を目指す道が日本国民の中でも上澄みも上澄みな地位収入を得られるのを理解していても、あたしのやる気がごっそり抜け落ちてしまいまして。その上、学部閥のせいでどうも経済学部卒は税務関係…下手をすると徴税部門の方に回される可能性を聞かされたひには。まぁ、ノンキャリアの人よりは恵まれてはいるらしいのですが」
黒マリ「あの伝説の風俗嬢やキャバ嬢他、風水稼業の持病「いやいや病」が発症したのか…」
ベラ子「なるほど。理恵さんの聖院入りとは少し違った道ですが、お悩みの理由も分かります。マリアねーさん。(ピー)装備で勤務頂く事は出来ませぬのでしょうか」
黒マリ「正にそこが頭痛のタネよタネ。仮にたののに装備しても相手は誰よとなるのよ。こんだけ対外的に秘匿され情報封鎖の上に規制されてる状態の子達なんだから、修道僧並みに禁欲的な職場だろうとは容易に想像できる訳よ。つまり、地下と違って両替処組で発散するシステムですらないんだろ」
ベラ子「ああ…装備したところでお相手がいないと…ですがおねーさま。今後予定される財務幹部登用ともなれば、私やねーさまはもちろん、エマ子やジーナ母様などとも接触して頂く事になるのですよ。頻繁に貴賓区画に上がって頂く事も業務として十分に想像できるのですが」
黒マリ「うぬぬ、確かにあのババァの秘書室とか行くだけであれよな…りええの部屋も大概、精気管理の為の例のあれで使われてるけど…」
たのの「正直言います。りええが裏山ですっ。ダリアさんみたいなの捕まえてっ」
白マリ「ああ言うカップルも、あれはあれで苦労するわよ…他人の芝生は青く見えるものなのよ…」
たのの「まーりーりー。あるとさんを見てそう言えるのー?あの人も大概美人よー…しかも…大きいし…あなたはものすごく贅沢してるのよ?いえ、痴女宮の21階から上は痴女皇国版のリア充のすくつと思い知ったわ!」
ジーナ「マリ公。これは、田野瀬さんに縁を紹介しないと、必ず不満をもたらすで…この子は一般的な両替処女官と違い、5年以上は勤める事になるやろう…田野瀬さんもそのつもりやろ?」
たのの「はい、正直、現状を聞いてると成果を出すのに大体3〜4年は最低でもかかるかなーと。両替処を仮に財務省やHM大蔵省めいた規模とまでは行かなくても、ある程度の組織として機能させるには現状の倍以上の人材を擁しないと、現行のまま…つまり、単なる収支会計部門のままだと思うのです。今回ジーナさんが艦船リース費用にまつわる認識不足があったとお聞きしていますが、銀行なら一千億円以上の大型融資事案を役員チェックなしで承認してしまったようなものでしょう。我が省で言うと、国家予算項目を国会に諮らずに支出通過させたに等しい重大アクシデントに分類される事件です。議会制民主主義国家ならあり得ない話ですね…」
ジーナ「うぐぐごめんなさい…なんか故・田中部長に叱られてる気分や…」
りええ(うわー、たのが容赦ない…)
黒マリ(だが、あのかーさんにあれだけ言えるのは、マイレーネさんを除けば、かーさんの実家の会社の経理部長だった田中さん…雅美さんの亡くなったお父さんと、前・業務部長の武内さんくらいなのだよ…うむ。あの存在は貴重だ)
りええ(つまり、まりりがマリア陛下視点なら、たのは有用有能な人材…)
黒マリ(うむ。そして、黒かーさんにあれだけ言えると言うことは、聖院財務に関しても同じだ。白かーさんに対しても非があれば情け容赦ない、部署的に情け容赦なくやらなくてはならない局面があるからな)
白マリ(案があるわよ…縁談を用意するかはともかくさぁ、要は、たののの相手を作ればいいのよ…ほら、うちサイドのエマ子でもいいけどさ、そもそも今回やらかしたのが誰かっての考えてみてよ…)
黒マリ(あ!あ!…だよな!よく考えてみりゃプラウファーネさんが仮にいたら確実に懲罰事案でもあるじゃねぇか。今後は雅美さんとか外道ちゃんとかで懲罰委員会か勤務規制委員会を組織して、この手の問題でマイレーネさん不在の押さえをするとしても、そのメンツにも是非たのは必要だ!そして…今回のやらかしさんは必ず、たのの懐柔を考えないと絶対に仕事が回らなくなるじゃねぇか!だろ?白マリ)
白マリ(ふっふっふっ。りええー。たのー。普通はさぁ、かーさんちみたいな中小企業の経理って、大体女性がやるのよ。ほら、かーさんとこでもクレーゼ母様行かせたり、あたしがまりあになって手伝ってたけどさ、実は、経理に女性を配置するのは別の意味で重要なのよ…)
たのの(…あああっ!徴税の査察現場!必ず経理担当のおばちゃんの事は色々調べます!うん、社長さんとデキてる場合めっちゃ多いっす!)
黒マリ(そうだよ、たの。そして、思考秘匿で言うが、必ずやあのエロババァはたのに手を出すだろう。だがな、たのの…ああ、あのババァを制御する機会が向こうから勝手に来ると思うべきなんだよ…だろ?)
白マリ(そうよー、そしてジーナ母様さえ抑えれば、本人を目の前にして言うのも何だけど、ベラ子やるっきーまで抑えられるも同然なのよっ)
ベラ子(確かにお財布を握られては、皇帝の威厳もあったものではありませんね…)
黒マリ(だろ…だから、必然的にベラ子やるっきーも、たのに女らしさを自然と指導出来る立場にもなる訳じゃんか…あと、るっきーは外事部長として、痴女皇国の外交部門を仕切ってる。必然的に支出は多くなるんだよ。外交の場面で着ていくドレスとかはうちで用意してる事も多いが、敢えて地球のブランドで製造された服を着る方が推奨される場合があるんだわ、外交プロトコル上…。で、必ず、支出決済でるっきーは、たのに頭が上がらなくなるんだよ…)
ベラ子(確かに、ルクレツィアお母様、外遊や行事の度に、パーティドレスとかフォーマルスーツをベッドに広げて悩んでたりしますわねぇ…)
黒マリ(だろ。つまり、ジーナ母様を抑えるという事は君たちも、たのの「相手」をする必要が生まれると言う事なのだ…たの、るっきーが底無し淫乱と言うのは置いといて、ベラ子見てどう思うよ)
たのの(正直めっちゃ美人。更に、痴女…なんですよね?)
ベラ子(何やら、飢えた狼の視線を感じますが。まぁ、私はそう言うの嫌いじゃありませんよ。田野瀬さん。私、乳上や普段の雅美さんはおろか、ルクレツィア母様より「強い」ですからね。ふふふふふ)
たのの(…え…)
ベラ子(はっきり申し上げて私はマザーコンプレックスという性癖がありますので、ジーナ母様には大変に弱い立場です。しかし…それ以外は…エマニエル、あのエマ子とすら対等ですわよ?)
黒マリ(あと注意事項。例の鬼問題があって、ベラ子ははっきり言って千人卒どころか、最低でも十万卒くらいには昇格しておかないと、相手した女官の命が真剣に危ないんだよ。その時に女官が生存に必要な精気をリアルタイムで還元されるんだが、下級女官が直接受けると溢れるんだ。オーバーフローってやつだ。だから、エマ子の分体ボディに入ってる今のジーナかーさんはもとより、ベラ子やるっきーを相手にする場合、少なくともりええくらいまでには精気吸引・蓄積能力を上げておかないとダメなんだよな…)
白マリ(ただ、たのにとっては底上げのチャンスよ。あとは、たのが「底上げ修行」を受ける決断だけ)
たのの(ああ、あの…修行というのが説明を受けなくても解ってしまうのですが…)
黒マリ(促成栽培の方法はある。家族会決済が必要だが、上級痴女体質に改善する許可が出たら1回で済む。今はあたしがこれだから…ダリア・アルト・りええ・かーさん・るっきー・ベラ子・エマ子から相手を選ぶ事になるだろう。マイレーネさんからも言われてるから、あたしは早速家族会に諮るつもりだ。恐らく速攻で決済許可が取れる。で、許可が出たら連絡するから、相手決めといてくれ)
たのの(ひええええ、相変わらず話が早いなぁ…)
黒マリ(そりゃ思考共有してんだし心話使ってるからよ。それに、皇室関係者…マリア2名つまりあたしと白マリな、んでベラ子、かーさんはご先祖様と手続き抜きにすぐ直接会話ができる。ま、猶予は与えるから、よく考えてくれよ。最低でも乳上やマリーやメーテヒルデやるっきーと同格になるが、それは痴女として人生が決まってしまうことなんだからさ…)
たのの(まりりの真剣な顔の意味もわかるのよねぇ…まず確実に聖院か痴女皇国の国民になるってことだもんねぇ)
黒マリ(日本国にはあたしから若様経由で事情を話してはいるから、あとはたのの決断だよ)
たのの(あい。よく考えさせて頂きましゅ…)
たのの「うー正直悩む。めっちゃ悩む」
りええ「うん。たのは悩む。あたしがダリアと結婚した時は速攻だったけど、たのなら絶対悩むよねぇ」
たのの「魅力は魅力なのよ。下手したらあたしの今の元来の職場のトップ…財務大臣どころか内閣総理大臣すら対等かも知れない立場なんだよねぇ、痴女皇国の幹部って…」
マリア「あたしらがこっそり出かけてるだけで、まともに行けばVIP待遇で警察車両の車列組まれかねないからな。大騒ぎが嫌だし、地球であたしらを滅ぼすのは不可能に近いから一般人として行動させて貰ってるだけで」
ベラ子「そーですわねー。あたくしやルクレツィアお母様でも、お忍びで行く時は気を使いますわねぇ」
マリア「たの、ベラ子もるっきーもイタリアの名誉国民扱いだからな。こそーっと行けるルート持ってんだよ」
ベラ子「あと、沖縄のママのお店。二代目オーナーをルクレツィアお母様にさせる路線で確定だそうです…ジーナお母様が名目上は崩御されてしまわれたので…それと、ラッツィオーニ閣下からの要請で、ニューヨーク支店開店が必須になりましたぁ…まぁ、これはママのお店のご出身の方が既にお店をされていますので、そこを支店扱いにして、合衆国政府には連邦行政事務局より痴女皇国・聖院関係者の特殊入国許可を頂く方針でと伺っております」
りええ「つまり、逆に言えば日本には必要があれば戻れる体制を作ってくれる。あたしのように実家の顔を立てて分体にどこぞ大学通わせてる訳じゃなしに、公式で出向してるんだし。絶対に日本政府はたのとのパイプを切ろうとはしないはずよ」
マリア「それはあたしも保証できるな」
たのの「うみゅみゅーん」
りええ「往生際が悪いように思う男性の方、女の子って結構、こういう決断の時にありえない迷い方するもんですから、温かく見守ってあげてくださいね」
ベラ子「ふっふっふー。まぁ、決断を促す方法や手段は色々とありましてねぇ。にやにや」
ジーナ「そやなー。やはり未来の経理責任者をもてなさないとなー。にやにや」
るっきー「おほほほほほ、シニョリーナ・タノセ。世の中には痴女になる方が楽しめることが山のようにあるのですよ…ほら、人間時代もいい加減色々と遊んでいたわたくしが申しますと説得力がございますでしょ?うふふふふふ」
たのの「ひぎいいいいいロシア人とイタリア人のすけべいがせめてくるっ」
ベラ子「更にルクレツィアお母様にはイスパニアの血統も。ふふふふふふ。人生とは愛と快楽ですわよっ!」
ジーナ「マリ公…考えてみたらさ、ボルジア家ってとんでもなくラテン気質全開家系やんなぁ…」
マリア「果たして、日本人気質バキバキ、しかもお堅い銀行マンの家でお堅いお仕事のたののの決断とは!」
りええ「子宮でモノを考えるのか!それとも天の声曰くのヘソから上の思考にとどまるのか!」
たのの「例によって18歳未満の人には危ない話になりそうです…つまり、アルトリーネか闇落ちマリアの方で続きを書かれる予感…可能な限りR15にするよう説得は試みます…田野瀬です…助平は嫌いじゃない田野瀬です…」
りええ「あたし賭ける。たの、完全痴女化承認。ダリアと一晩過ごせる権利を賭けましょ」
ベラ子「私も痴女になるにこの乱暴ルギーニのトラクターを」
ジーナ「まぁ、あたしも痴女化にスケアクロウ荷室搭乗券を」
マリア「あたしは…そうだな、21階隠し部屋のセキュリティ解除権を賭けるか」
たのの「…みんなの賭ける内容がひどすぎっ!!1111!!」