伝説の性豪の話番外編・お金の話も怖いよ
「ま、まぁまぁ、アルトさんちょっと待って下さいよ…」
ええ、アルト閣下ではなく、アルトさん扱い。
乳上ことアルテローゼ殿下が、このグラン・シャルトルーズ修道院の三馬鹿…いえ、三大悪女を折檻しようとしたアルト閣下を懸命に羽交い締めにしております。
そして、この不肖マルハレータもアルト閣下の前からちょっと待ってと押さえているのです。
この際、割とでかい閣下のちちが崩れようとどうしようと配慮する余裕はありません。
全力を出した閣下を抑えるには、百万卒/吸引限定で一千万卒の我々二人をもってしても力不足なのです。
Alterose (Alterose Istvan, Alterose Tadokoro) アルテローゼ Million Suction(Limited Ten million)百万卒(限定一千万卒) Slut Visual 痴女外観 RedRosy knights, Imperial of Temptress. 赤薔薇騎士団 Directeur des Chevaliers de la Rose Jaune, Directeur de l'établissement pénitentiaire pour viols de la Grande Chartreuse 黄薔薇騎士団グラン・シャルトルーズ強姦感化修道院担当枢機卿
Margareta van Oranje マルハレータ Million Suction(Limited Ten million)百万卒(限定一千万卒) Slut Visual. 痴女外観 Black rosy knights, Imperial of Temptress. 黒薔薇騎士団 Administrative Advisor to the Bureau of Internal Affairs, Imperial of Temptress. 内務局行政顧問(拠点支援担当)
と、思っておりますと。
(お待ちなさいアルトリーネ…アルトリーゼ。まずは黄薔薇騎士団長の話を拝聴するように)
(あひぃいいいいいっ!マママママママママイレーネさまのおもうしつけのままにぃっ)
ええ、急にガタガタと震え出して力を無くす、アルト閣下。
(何でしたらジーナ様に連絡を取って…いえ、私の聖環からあなたの制服を懲罰服に変更できるように姫様が処置下さいましたね…)
(そそそそそそそそそそそれだけはごかんべんをぉおおおおおおお)
(乳上…確かに、懲罰服は強制的に着せられた者から能力を奪いますでしょ…せやけど、言い換えればそれくらいですやんか…何をアルト閣下はああも怯えておられますのやろか)
(アルテローゼ、マルハレータ、アルトリーゼに関しては…いえ、百万卒以上の幹部があの懲罰服を着せられる処置となったが最後、自動的にその月の業務報償金が減額となります。一番厳しい措置であれば完全無支給となりますよ…)
(な、なんと厳しい措置…)
ええ、これにはわしも絶句しました。
あまりに可哀想なので、アルト閣下のおっぱいを揉んで慰めておきましょう。
(普通は慰める側が揉ませる気がしますが、まぁ納得ですね…アルトさんはお金に汚いというよりはケチなので貯める癖があるんですよ…これ、いつもマリアさんが指導してるのですよねぇ…でしょ?)
で、ここでマリアリーゼ陛下からのお話ですけどね。
(もちろん。あまりに使わないと本気で没収するぞと脅す代わりに、支部長会議の後の午餐会、将軍開催の名誉を与える代わりに費用はアルトの報償金口座から出すぞと言ってるから)
(このよめはおにですか!)
(いやお前、毎月100万セイント…100万南洋ルピーもらっててそれはねぇだろ。特別報償の金額が月によって変わるのは分かってるけど、絶対に100万ルピー未満にはなってねぇはずだぞ?)
つまり、アルト閣下にとって、報償金を没収されたり罰金の代わりに支給を停めるのはものすごく効く仕打ちのようなのです。
(ま、これは乳上やわしも同じで…)
で、実際にもらっているものなのか。
これは、財務局も絡んだ話であります上に、アルト閣下の報償金明細など、わしや乳上といえどそう簡単に見れるものでもございません。
しかし、マリアリーゼ陛下の意向を受けたマイレーネ・欧州地区本部長の権限発動で、わしと乳上の聖環に、それが表示されたのです。
そして、その金額を見た我々「こりゃボッシュートされるわ」と顔を見合わせたのです…。
Marialiese Wordsworth Takagi 高木アルトリーゼ H.A.105* 7er.
基本報奨金額 SOKR 100,000-
皇族執務報償 SOKR 500,000-
騎士職級俸額 SOKR. 10,000-
被服管理費用 SOKR. -10,000-
特別管理手当 SOKR 500,000-
合計 1,100,000-
Alterose アルテローゼ H.A.105* 7er.
基本報奨金額 SOKR 70,000-
行政執務初級 SOKR 100,000-
騎士職級俸額 SOKR 10,000-
特別管理手当 SOKR 330,000-
被服管理費用 SOKR. -10,000-
合計 SOKR 500,000-
※乳上は定点配置として出ている分体の分も貰えます
Margareta マルハレータ H.A.1049 6er.
基本報奨金額 SOKR 70,000-
行政執務初級 SOKR 100,000-
騎士職級俸額 SOKR 10,000-
特別管理手当 SOKR 330,000-
被服管理費用 SOKR -10,000-
合計 SOKR 500,000-
で、なんでわしらが顔を見合わせたのか。
それは、乳上がかねてからこぼしておられた、担当地域の広さや人口と報償額が必ずしも一致しない件に絡んだ話だったからです。
で、乳上も東欧支部から行政支局を経て東欧行政局の局長となった時に、初めて報償額がメフラウ…つまりオリューレ南洋行政局長と肩を並べられたのです。
(わしがなんでメフラウのきゅうりょうを知ってるかと言いますと、メフラウが仮死状態の時に代行してた際、そっくりメフラウが貰うておられたまんまの内容と金額の報償金を頂いてたんですわ…)
Aurieune オリューネ H.A.105* 1ry.
基本報奨金額 SOKR 70,000-
行政執務初級 SOKR 100,000-
騎士職級俸額 SOKR 8,500-
特別管理手当 SOKR 1,000,000-
被服管理費用 SOKR -10,000-
合計 SOKR 1,168,500-
Alterose アルテローゼ H.A.105* 1ry.
基本報奨金額 SOKR 70,000-
行政執務初級 SOKR 100,000-
騎士職級俸額 SOKR 10,00-
特別管理手当 SOKR 1,000,000-
被服管理費用 SOKR -10,000-
合計 SOKR 1,170,000-
(マルハレータ。訂正を。乳上は私より騎士職級が上なのです、微妙に)
でぇええええええ。
つまり、僅かながら乳上の方がもらっておられたようなもの。
そして、黄薔薇騎士団長になった乳上は、現在はふりーで活動しておるわし同様に行政局長時代よりは部下となる女官の数が減っていますから、本当ならばもっと、とんでもない減額となってしまうのです。
しかし、マリアリーゼ陛下の温情で「黒薔薇騎士団員の海外活動と似たようなことやってるんだから、せめて黒薔薇騎士くらいは出してあげて。それと黄薔薇騎士団への予算額も」と、財務局に掛け合って頂きまして。
そして黒薔薇騎士の標準報酬額とだいたい同じ金額になっているわし辺りの明細と同じ額にしてもらったようなのです。
ただ…これをもってしても、アルト閣下の半額。
(日本円に直すと月給220万円となりますよ…)
(わしらの分だと月給100万円…)
ちなみに痴女皇国の報償金、厳密に言えば労賃や給金の部類ですらありません。
元来は無償奉仕の女官に、お茶菓子たばこに装飾品やら若干の雑貨を買わせたり、あるいは出家した後の嫁入り持参金や自活費用として持たせるための蓄えの原資として「お小遣い」の名目で渡しておるもの。
つまりは、税金やら何やらを差っ引いた金額に等しいのです。
ただ…死ねば没収されてしまう金ですけどね。
(子孫を残せば子孫に相続されますが、無条件でもないのですよね…)
ま、わしの場合はキュラシア…コープシェフ・ジョスリーヌの娘さんですとか、キュラソー界隈の連中に少しですが仕送りを認められておるのは内緒で。
(ミルチャには少しは残せるようにしておりますけど、息子はまだしも弟、私と似た立場になっておりますから自活しろってことを言い渡されてるんですよねぇ…)
んで。
アルト閣下。
確かにこの金額を全額没収となれば、泣きも入ると思うのです。
ですから、ちょっとは大人しくした方がよろしいと思いますよ、ええ!
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あるて「正直に申し上げます。アルト閣下は貰いすぎですっ」
あると「そんなことはないのです!あたくしはしょうぐんとしてのおつとめがあるのです!」
だりあ「ちょっと待ってください…アルトさんがお小遣い出すのって、見たことないですよ…警務局の飲み会でも局内対策費予算で居酒屋罪人の飲み代落としてはるやないですか…」
マリア「だろ。だからあまりにも使わないとさ、本当にボッシュートするからなって脅してんだよ…」
まるは「ここで、ちょっとだけでもアルト閣下の支出の項目を見せて頂く訳には参りまへんやろか」
あるて「まぁ、マルハレータ殿下なら南洋行政局長代行もしてらしたし、女官の指導権限もお持ちですわねぇ」
おりゅーれ「私が見ましょう。マイレーネ局長、デルフィリーゼ局長。女官管理室長権限発動でアルトのお小遣い帳、拝見させて頂きたく」
マリア「あーそうか、オリューレさんならアルトの報償金管理してたこともあったよな…」
おりゅーれ「(数分経過)ちょっと待ちなさいアルト…あんた、購買のお菓子も経費で落としてない?」
まるは「(オリューレと同じ報償金支出明細を見ながら)ほんまや…ほぼぜろに近いわ…」
おりゅーれ「流石に伊香保などの連邦世界の保養所を利用した場合は交通費やお土産代などの出金項目がありますけど、これとて知れている話…いいアルト、あんたのもらってる金額なら、せめて自分のお茶代だけでもお小遣いから喫茶珈琲淫に払っておきなさいよ…それくらいしてもバチ、当たんないわよ…」
あると「おりゅーれにいわれとうないのです…」
マリア「じゃああたしが言ってやる。お前、私費で月額5,000ルピーは使え。未達だったら翌月の報償金ボッシュートな」
あると「よめになんのけんげんがあって!」
マリア「これは他の幹部女官と釣り合いを取るためだ…試しに乳上やオリューレさんの報償金支出額を見せてやるけどよ、それなりに出してるもんは出してるぞ…出家必須になってる旧・聖院下級女官同等の百人卒未満の女官なら溜め込んでも文句言わないどころか推奨行為だけどよ、あたしやお前やダリアがケチりすぎると今度は皆に影響出るだろ…そういうところの金を出す訓練もあって、聖院の時から女官の衣食住をこっち持ちにしてんだからよ…」
オリューレ「これはマリアリーゼ陛下の言う通りよ。それに5,000ルピーも使えば警務局のお菓子コーナー買い占めても充分じゃない…」
マリア(いわゆるオフィスグ◯コみてーな感じで、今の痴女宮本宮各部局の片隅にお菓子コーナーがあるんだよ…で、そこからお菓子持って行くと元来は自動で聖環からお菓子代が引き落とされるんだけどね、手続きすればそこのお菓子買い占められるからな…わかったなアルト…」
だりあ(ふふふふふ、これでうちらのお菓子代は多少は助かるゆうもの…)
ぺるせ(なんせ警務局の警務罪人の飲み会とか結構支出はありますのでねぇ)
ほんらん(刑務罪人の幹部とも飲みがあるのです…)
おりゅーれ(ほら、だから言ったでしょ…騎士職級の低い私でも、そっちの警務局の内情まで知らない訳じゃないんだからね…)
まるは(というわけで、このお話はアルト閣下の枠の番外編だったのです…)
おりゅーれ(アルト泣かすに刃物はいらぬ、小遣い出金停めりゃいいってのは両替処時代からの伝統で(にやり)」
あると(おにあくまよめべらこへいかオリューレ!)
べらこ(あたしに飛び火してもアルトさんのおこづかいを停めますよ…(怒り)




