懲罰服が恐ろしい娘と痴女の生態に驚く乙女達の悩み
何とか高校の二年生で風紀委員の田野瀬麻里子です。
同級生がスーパーウーマンなのはわかってました。
でもスーパーやりまくりんぐなのはしりとうなかったです…。
そして翌日。
さくらだせんせぇ。
桜田商事のおかた。
かみそりみたいなおぢさん。いじょ。
というか若様の下位互換らしい。
実はたのの。この子は金融筋の独自判断で送り込まれてる。
だから指揮系統は若様とは別口。
りええは単に72をなんとかしたい。
あと、72よりはある。
神よ、りええにお救いを。聖院は宗教を否定しておりますが、国祖母並びに聖母がおりますので。
で。ここは痴女宮。まりあのおへや。
着いた瞬間乳上と弟が。
ああ、飛ばしました。地下へ。ついでにご先祖様に見てもらっとけと。
で、未成年者への害毒を排除して、早速袖通し。
まずは若様。
だいじゅうななしと学生服すたいる。文句は言わさぬ。
あの声でしめじくんとほもってほしいくらい。
たぶぶ。
同じく。
ちょっとスラックスの裾とかかっこよく見せてあげてるから。
シャツもオーダーサイズだから。
ね、結構変わるやろと鏡を見せて。髪型も雅美さんが整えて。
そして女子組。たののとまりり。
ふふふふふ。あおざい。いじょ。
かさもあるで。
だが、だが。痴女皇国仕様へのコンバージョンモードあるっつったよね、あたし。
若様、うしろ向いて。たぶぶにめかくし。これ未成年には毒。完璧に毒。
この傘に実は恐るべき機能がある。
なんと、アオザイの上下は全て淫蟲ナノマシン。
蒸着・パージ1秒未満。
そして下にはマイクロビキニ。高校生だしね。クオーターバックカットでちょっと大人しく。Tバックじゃないからギリお尻を僅かだけ隠すぜ。そして色は広報局カラーのパープル。
そうです。アオザイな聖院モード時は透けるのさ。ふっふふふ。
で、アオザイは完璧な白でしょ。広報色を透けさせてエロ感炸裂と、清涼感の両立を狙いました。
では男子の感想を。
「むうううううう、これなら公序良俗に違反感はないし…まりあさん、僕としては問題はないと思います」
「えええええ、もうちょっとこう」
たぶぶー。あんたの要望を満たすとあたしが怒られるんじゃあ。
あと、サリーとしほ子の連れて来る連中は宗教系だが視察協力にOK出してるんじゃあ。
では紹介しよう。吉村アンジェリーナさんと篠村直美さん。
もしかしたら交代当番で別の人が来るかも知れないが、外面が○○○色で椅子が緑でアンゴラの毛の外張りで木目内装でごうじゃすでおぜうさまな環境の方面のがっこから来た方々である。
アンジェリーナさんはめりけんの混血である。
これはサリーの系統だ。
直美さんはしほ子の学友だ。
どうだ。アオザイガールズだ。
そしてサリーはホワイトゴールドの聖院系騎士正装。
アルトの血が入ったカフェオレボディに映える映える。
一方のしほ子はバイオレットカラーかつ聖院系。
天狗騎士ではないが、この色の方が良さげだろうと。この二人を見るたぶぶの目がこあい。
でさあ。
懲罰服パート2ってよ。しばくぞババア。
確かにあれよりはましやで。露出は控えめだし。
だがな。ババア呼ばわりを根に持ってババア服渡すなよ。
これ、逆にババアになってないと似合わんやつやんけ。速攻で身長170に戻したわ。
単純に言うわ。
があぷ うみねこ。
ああ。流石に中に白のスリングショットは履かせてもらった。だから今、事故ったらてぃくび丸見えよ。
「で、ちょっとサリーとしほ子。二人は作戦状況の把握の為に地下23階に行ってくれ。旧処断場だ」
覚えている人はいるだろうか。
そう、あの、くっそ縁起の悪い部屋を改装して広報局情報管理室にしたんだ。常駐は第一部長。そしてバックアップにプラウファーネ。
だが、そんなことをおくびにも出さずに二人は敬礼して向かった。
ああ、戦士の血統だ。
サリーはアルトとかーさん。
しほ子はバカヤローとアレーゼおばさま。
冷静に戦う部類だ。両方とも無機質に近い感じだ。
だからたぶぶ、絶対に絶対に絶対に手を出すな。わかったか。
そして男性諸君。特に若様。
君たちの安全確保は必須なんだ。
わかってくれ。
現時点で最高級の護衛を用意した。
若様はまだしも、たぶぶが死にそうな顔してるんだがな。無視するからな。
いや、マイレーネさんは動かせないんだよ。
ああ。アルトをつけても良かった。だがアルトもクラ子の同類だ。
強さはピカイチだ。だが抜けることがあるんだ。ほえほえなんだ。わかってくれ。
「申し訳ありません。おばさまにご無理を申しまして…」
「仕方ないな…まぁ、聖院についてなら私で大丈夫だ。それに、痴女宮の現状も把握しておきたい。どうせ大規模な編成変更もやるんだろ?いずれは」
「はい」そう、アレーゼおばさまだ。そりゃ、たぶぶが死にそうな顔をするわけだよ。
で、痴女宮をひとわたり見学。なるべくすっ飛ばす。もう駆け足で。みんな何事かと見てたが、てめえらの生態を見せたくねぇんだよ。
「いいか諸君。まず、我々はサリーとしほ子と合流する。本当なら情報管理室をじっくり見せるのだが、その前にこの面子で報告を入れたい場所がある。若様の方には墓所って単語は伝わってる?」
「いえ陛下。名前からしてそういう場所だと察しはつきますが」
「うちのご先祖様は死んでるようで死んでないややこしい連中でな。まずは活動開始報告だ。これを怠るとものすっげぇ機嫌を損ねるんだ。で、あたしが黒マリに切り替わってるのもそのためなんだ」と言い放って死のエレベーターにみんなして乗り込む。これでも余裕あるからなぁ。
「おばさまは久しぶりでは?」
「だなあ。正直、お小言が嫌で嫌で」
「えー、クレーゼ母様みたいな事を言わないでくださいよ」
「いや問題はしほ子なんだ。しほ子の教育について一言二言を言われるのが分かっているからな…すまん、お前についてやれなくて」
「いえ母様。責務は承知しております。存分にお励み下さい」ってなやり取りの後で墓所へ。
例の焼香台も設置済みだ。
…若様。絶句せんといてくれ。ご先祖様にも好評なんだよ。いやー敬われてるっていいよねとか。
そして聖母像とか例の絵を説明するプラウファーネさん。
うむ。我が先祖がどういう連中か、これを見せるだけで速やかに説明可能。
智秋くんには燃え尽きてる絵の撮影許可を出した他、聖炎宮の上空画像もプレゼント。アルトとダリアの戦いは写ってないと思う。多分。
「状況は把握している。まーやってみ。このメンツでなんの成果も無い方がむしろ信じられんと仰っておられます。あと、田淵誠さん、ですか。貴方はここで何かを得るのではなく、自分の世界から何かを得る様に考えてください、と言われてますね」
「はぁ…」
「要するにたぶぶ、あんたに必要な地位や嫁や諸々はね、これからの人生で得なさい。ここでの出来事はあくまで、こういう世界もあるよ認識でいいんだ。あんたの人生は、あんたの能力や実力にひれ伏す人間がいる場所で営みなさいよって事よ」あたしがご先祖様の意見を補完してやる。
「僕には何か言われないのですかね」
「…若君はご自身のお役目を理解しているご様子。惑わされなければ、我らが何かを言わずとも娘で充分、と」
「あとな、智秋くん。この服の人の中には比丘尼国からの出向者がいる。何を隠そう、このプラウファーネさんも比丘尼国での本名をお持ちでな。下命されている件について何か伝言があれば元伊勢に伝わるぜ」
「そうですか…ま、本国としては一度お話をさせて頂きたいが、どの程度の方を寄越せば応じて頂けるか悩んでいる様子なんですよ。国家規模から何からが不明らしいので」
「聖院を通じて要望されたし。現時点では独自の交渉に能わず。我らは聖院の同胞にて互いに歩む者。むしろ聖院への協力姿勢で何れは話をさせて頂く事になるだろう、と」
「承知しました」
「智秋くん。面倒だと思うから桜田先生に心話繋いでこれ送っといた。回答は桜田センセでも可能じゃろ?」
「助かります」
「いいぜー。お互い面倒はガンガン省いてこう。つまり現状では、日本国は独自にうちと話をしようとすると腹の内を探ってるように見える。聖院への協力姿勢イコール、比丘尼国へもそれを向けると認識しようと言うのが元伊勢の意向さ。これも先生に送ってる」
「了解しました。ま、僕も…抜け駆け、よくないと思いますねぇ」肩をすくめる若様。
「ったく、どっからそういう発想が出てくんのか。永田町に行って説教だな。いや、霞ヶ関か」
「やめてください自衛軍で抑止できません」
「いや冗談冗談。それより、次は聖院だ。向こうでまりあが待ってるからな」と、一気に聖院正門へ。
「うわー」
「でっけー」
「…何ですかこの巨大遺跡」
「異世界そのものという気も」
「わんだふる」
「壮絶ですねぇ」
唖然茫然とする皆様。ま、痴女宮のここを見学すると見せたくないもんがね。色々とね。
「じゃあまずはマイレーネさんにご挨拶します。白マリー話ついてんのー」
「もっちのろん。さ、おこしやす」と言っても博子さんの時と見学コースは一緒。
マイレーネさんに紹介して、下院控室見せて…。
「今回は上院行ってみっか。白マリ、セキュリティ解除いける?ここ10階なんだし階段で上がるか」
「んー。転移しよ。見せたくない光景若干」
「それはどんなんかしら」
「興味ありあり」
「うむ。ここのマリーかしほ子で説明しやう。仮にこの子たちが上級騎士または女官だった場合、秘書役として下級騎士または女官がつく。で、上級区画は個室があるのよ。これは執務室の他、上級のお布施を納められる参拝客を相手する用なのねん」
「…つまーりー、今、なんかしてる最中と…」
「お部屋の間取りは下級のお仕事部屋と対して変わんないから」
「ああ、我々が見聞きするには不適切、と」
「そそ。放熱のために壁は天井まで行ってない。上が開いてる。当然声は聞こえる。これで全員、察するんだ」
「はーい」
「で、次は一気にわたしたちのお部屋の前に飛びます」と、一瞬で転送。
「ここがわたしとアルトの部屋入り口。横はアレーゼ様のお部屋。と言っても、中で細かく分かれてるけどね」重々しい両開き扉を開いて中へ案内してやる。ちなみにここ、セキュリティかかってるからね。
「で、黒マリんとこでもこの部屋見たかも知れないけど、内装が変わるだけでレイアウトは大体おんなじ。ここがわたしの執務室兼リビングってとこか。ちなみに前はクレーゼ母様が使ってました。アレーゼおばさまも元来は比丘尼国派遣だけど、ここに戻る事があるから部屋はそのままね」
「ふむふむ」
「あ、ハーミーズ来てんのか」ベランダ向こうの桟橋にいるでっかい船。
「今回は黒かーさん乗ってない。つか今、乗る暇ない。向こうめっちゃ忙しいみたい」
「哀れな…何か差し入れしといたげて」
「了解了解」
「で、みなさん。ベランダに出てみましょ。これが聖院湖。馬鹿でかい湖っしょ。これ、初代金衣女性テルナリーゼが一人で作りました。活火山の上っ面吹き飛ばして火口湖形成。無茶するよな」若様以下、全員が唖然とすることすること。
「そして、あそこにいるのがNB宇宙軍汎用航空宇宙母艦HMS ハーミーズ 02です。先日晴れてナインナンバー取れて正規配置艦扱いになりまちた。ばっこんばっこんなんか降ろしたりなんか積んでますけど、ネタは主に中央アジア・アフリカ・アメリカ向けの土質改良剤や肥料他っす。そーそー、おもしれー話あるよん」
「どんなんさー」
「ゆーてみてー」
「先日、中東作戦ってのをこっちでやりまちた。若様は概要、知ってるよね」
「ああ、何か不逞の領主を取り潰すのに協力されたと」
「実はその際に、並行してこういう花を栽培しとるところが結構見つかってね」ポピーさんを見せてあげる。
「で、枯らすとか色々考えたんだが、どっかの撃墜王のバカヤローさんがね。面白いアイデアを出してくれてね。阿片窟で廃人になるのが問題なら、うちの猫目錠みてーにギンッギンにしてやるのどうよ。ガンガン働くかも知れないぞと」
「え」若様が真っ青になります。
「ほーほほほほほ。そう、オピウムの代わりにエフェドリン分泌する品種に全部変更したった」
「えええええ」
「それって何ですの」
「単純に言うと昔の受験生が徹夜るために何とか内服液一気飲みするようなもん。そんなビタミン剤があるかうそをつけっ効果が出る」
「…あの、まりあさん…それ、その後どうなりました?」ガクガクしながら若様が聞かれます。
「えーっとね。正直に言います。あたしら見通し甘かったです。あいつらそれ自分らの役に立たんと思って、よそ向けに流通させようとしました。自分らで消費して働いてくれたら褒めたったのに。ほんっま真面目にやる気あんのかお前ら、特にインドとかインドとかインドとか!」
「その様子では他に…」
「うん。ムカつくから麻も麻黄とかの代わりにエフェドリン含有するよう改造した!」
「ぎゃああああああああ」
「ぜんせかいをしゃぶづけにしようとしているきがする」
「まぁ成分的にはクサ1t貯めてようやく注射器一発分。がんばれがんばれ程度にしたから」
「…鬼や、鬼がおる」
「まぁ、これやっとかんとね。後の世で色々問題起こしてくれるし」
「インド人が怒り狂って暗殺団を送り込みそうな…あの人たちも闇組織、それなりに持ってますよ?」
「まぁこの時代ならどないなとなりますがな。それよりね」
「む。なんか仕事入ったの?まりあ」
「うむ白マリくん。クソババアが言ってきやがった。明日、夜陰に乗じて中央アジア経由欧州に10名、片道切符で送り込む作戦が入ったと。興味があるなら研究会同行可能とさ」
「ちょっと説明するね。皆さん、こないだからやってる通り、部活の時間内でおさめるために、向こうでの時間は1時間くらいしか経過しません。ただし今回は向こうで一時間経過でも、痴女宮地球の一週間くらいはかかる作戦になる見通し。いけるかな?」
「あ、僕は可能ですよ。帰宅時間はいつも通りに、部活の日のそれで済むのですよね」
「いえーす。ただし、心底疲れるかもしれぬ」
「ふむふむ。持ち物は」
「着替えとかはこっちで用意。つか淫蟲仕様なんで、水さえあれば自己浄化が働く。あと女性限定。希望者は…限定昇格しとく方が色々捗るで。ただなぁ。ただなぁ。わかるやろ」
「げ」
「貧乳が治るの?治るの?」
「みーはおけーですー」
「あたしも構いません。問題なし」
「…って、それ…」若様が固まる。うん。そう。
「施術者の希望は聞く。最悪、うちの父様とかクソババでもいい。…あたしを指名しなければ。あたしは今回遠慮したい。学友を以下略は避けたいのだっ!わかってくれ!」
「僕らは対象に含めて頂けないのですか」若様が残念そうにおっしゃる。いやな、後の影響さえなきゃな。あたしが施工してもいいのよ。ただな、本当に野郎は後遺症がまずいんだ。わかってお願い。たぶぶ、君もだ。うちの施工は未成年男子には厳しい結果がな。
「なにかあったのですね?」うむ、たぶぶ。鋭いね。
「…実は人体実験の対象者がいてな。クリス・ワーズワースという。つまりお父様だ」
「ふむ」
「で、延齢とか身体強化とか色々いろいろ試した。そして、実はジーナかーさんも実験台だ」
「え」
「安心しろい。二人とも基本的には人間ぞ。そして…だ。ある事を定期あるいは不定期に行う必要があるのが発覚している」
「当ててみましょうか。医療行為が必要。そして、それは僕たちの立場では受けるとものすごく問題が生じる」
「そう。若様さすがや。具体的には白黒かーさんともにアルトが担当。あたしもやれるけど、前にやってしばき倒された。父様はダリアが専任担当。ぶっちー。担当の意味、何となくわかるよな?」頷くたぶちくん。
「そう、自動的にうちの上級女官とのおせっせが必要な体質になっちまうのよ。特に野郎」
「…それは問題ですね。僕は構いませんけど、家元は絶対反対でしょう。聖院世界に依存する事になる」
「だろ?だからわざわざ痴女化阻止ナノマシン撒き散らしたんだし」
「ですよねぇ」
「ちなみに女子の場合はな。はっきり言っとこう。君ら、聖院世界への島流しの可能性も言い含められてるやろ?」
「え」絶句するぶっちー。
「これは実は日本政府とあたしらの交渉結果でもあるんだわ。未成年とはいえ、聖院世界だと特に成人年齢とかは法律で決まっていない。生き延びるためには否応なく大人になる世界だから、女性派遣者は最悪、こちらへの島流しを覚悟可能な人を頼むと。痴女と交配したら子供は痴女だからねぇ」
「絶句すんな田淵くん。確かに文明社会からは離れるが、雅美さんや乳上見てみい。溌剌としてるやろ。あの人たちは生きがいをここで見つけたのよ」
「田淵会長。人生の選択って、色々とあると思いませんか。それがある人を僕は羨みます」しみじみと若様。そう、この子はもう、人生の進路が決まってるんだよねぇ。
「たぶちくん。はっきり言おう。現時点で君は若様に対してスッゲコンプレックスがあると思うのじゃ。だが、若様が背負う重い荷物を考えてやってみ?あたしは今の若様に、せめて女遊びの自由だけでも与えてあげたいと思うぞ。何か一つ、ひとつだけでもいい。自由を与えてあげたいのさ。許されるなら、だけど」
「ご配慮痛み入ります、陛下」うやうやしく頭を下げる若様。
「で、ものは相談さ。痴女化してからの方がいいと思うんだが、提案しておこう。かーさんのクリスとーさんに対する方針だ。浮気おk。女遊びの一つやふたつ、あんたは経験せねばならぬ。経験数二桁名は最低いっとけ。それが地位に対する義務だ。孕ませなければ良い。あと、ダーリンなら多分ならんが、揉めないように頼む、とな」
「うちの父、実はごにょごにょ」
「ま、大体考えること似てくるよねー。はっはー」
「え」
「まさか…智秋さん…」
「ま、当然よね」
「ええ。あたしもあって然るべきかと」そう、女性経験あり。
「で、うちの女官連中でもいーんだけどさ、せっかくのプリンスじゃーん。ちょっとラブってくれ。無理強いはせん。あと田淵くん、君もだが、選択権は彼女たちにある。で、もし選ばれなかった場合だがな。君には聖環にちょっと多めのおぜぜを入れてある。色街に君が消えてもあたしは知らぬ存ぜぬ。ただし、そもそも場所がわからんじゃろう。そこで、事前にこっそり耳打ちをすれば罪人頭を通じて案内役を手配してやろう。よいかね」こくこく頷くぶっちー。
「まりあさんは…この件で何か見返りとかはないのですか?」優しくお尋ねになる若様。
「ございません。全く。なんも。しばくぞわれってくらいにありません。それが金衣女聖と云ふものです。…まぁ、見返り云々以前に性欲みなぎらせた母親がなぁ、いてなぁ。あまりあたしがわがまま言うとみんなに悪夢を振り撒くから、余計になぁ…若様。あの絵でマケボノってた状態で描かれてたのいたでしょ。あれな、あたしの実母のひとりやねん」
「え」
「それ初耳よ」
「あーそっけー、りええは知らんよのー。ジーナかーさん不妊系。パイロットで激しい機動するしな。で、当時の聖院トップがクレーゼさん。相談の末、まずジーナさんから未受精卵子引っ張り出した。で、自分の子宮にマウント。そしてクレーゼ卵とジーナ卵をドッキング。そしてクリス精を着床。その結果がマリアリーゼ、つまりあたしじゃ。クレーゼさん、ジーナさん、クリス父様3名の知識と記憶がマウントされてるのはそのせいや」
「ほうほう。それで超強力な上に、現代知識もお持ちと」
「そっそー。だから一発で連邦世界に適合できたわけよ」
「しゅげーまりりしゅげー」
「まぁ、あたしについては心配ご無用。もしかすっとワーズワースの血筋で托卵の話もあるし。これはまだ詳細は内緒じゃ、若殿。…って言うかさ、相手が痴女ならさ、あたし困らんのよ。全く。全然。むしろここの精気システムのためにもやるの推奨なんだ…悲しいけどよ…」
「え」
「え」
「え」
「え」
「え」
「何を君たちは言うておるのかね。あたしは実質頂点。そして、あたしは必要に応じて黒マリや白マリと入れ替わっておる。ぶっちゃけ言う。痴女宮、幹部全てあたしのお手つき。聖院も上級以上は全員知っておりますが何か」
…おい、何だよその汚物を見る目はよ!
職務だよ職務!
という訳で、その後30分はかけてダイジェストで職務を見せた結果、マンモス哀れな奴を見る目で見られた奴がここに。悲しい。
まりあ「だからしゃーねーんだよ。あ、たのの、この件でレッドカード出すのやめてなマジ」
たのの「これがまりあちゃんが言ってた、高校生の非常識だけど聖院の常識ってやつよねー」
まりあ「そそ、しかも痴女宮では更に事態は逼迫を極めてまんねや」
まりり「それであたしたちにもエネルギー源の視線が…」
りーな「みーはおけーですー」
しのの「あたしも別に構いませんどすえ」
まりあ「ちなみにアンジェリーナは175でスパニッシュ系らちー。そして直美はんはあのぶぶ漬け府の御仁だそうな…」
しのの「ほほほ。まぁ、実家はタートルヒルズというかサウザンドジェネレーションリバー近辺の農家なんですよ。で、あそこの出雲大社あるっしょ。あの近所のでけえ家のどれかってことで。ちなみに162のゴクミ系美人って天の声」
まりあ「で、しののちゃんは、この時代でもなんかあると止まりやすい路線沿線に下宿。アンジェは実家が神戸市内のマンソン。横文字な名前の人がようけ住んでるとこらしい。あと、母親がメリケン…わかるね?なんでこの子がいるか背景」
たかし「白頭鷲ですかー」
まりあ「にゅーよーくかわしんとんからんぐれーかはまだふめい。ただし、ぶっちゃけたんさばり。つまりプローブ。聖院側の反応を測るためのソノブイと言っていい。だから好きにして良いらしいぞ」
りーな「しかもみーのふぁーざーもままも下級職員らしーんですよねー。今回のために都内の◯ーマットを引き払う羽目になってファッ○とか○ァックいってましター」
たかし「ホー○ットって、漢字カタカナひらがな名前じゃない人ばかり住んでる高級マンションなんですよ。ええ、大体どういう方向けかはお察しください」
まりあ「合衆国軍当時から、基本的に軍人は基地内官舎または住宅か、基地周辺の兵士向け賃貸よねー」
りーな「ふっふふー。なんかねー、もしねーJK編ののくたーがあるならDESUねー。みーとしのりんが先陣切る可能性あるっぽいデスねー。ふぁっきんだむだむすてゅーぴっどあすううううう」
しのの「どーなるんですかねー」
まりあ「あ、アルトくんのほーはこっちがひと段落したら次編に進みまっせですと。楽しみにしてる人はちょいおまちー」
全員「次回、地獄の黙示録。泥の河が待つ」




