痴女宮よいとこ一度はおいで・2
さてみなさま。
大人の読める話ではそこそこ、私の話をお聞き頂ける機会がございましたかと存じますが。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/356
改めまして、このわたくしマリー・テレーズ・シャルロット・ド・フランス、現在のところは遠縁の親戚かつ、人種的にはフランス人であるフラメンシア・ド・ヴァロワと組みたくもないコンビを組んで、フランス王国を統治中の立場です。
ただ、痴女皇国の警務局長将軍のアルトリーゼ閣下ではなく聖院金衣将軍・警備局長のアルトリーゼ閣下、わたくしどもの窮状を鑑みた痴女皇国本国と聖院の判断によって、暫定的フランス支部長として、わたくしやフラメンシアを指揮する立場としてお越しです。
Altliese Takagi(Sarelfil Shahbandar)高木アルトリーゼ Ten Billion Suction 百億卒 Slut Visual(ogre mode). 痴女外観 General, Holy Temple. 聖院金衣将軍 Police Department Manager. Holy Temple. 聖院警備局長 Imperial lineage of holy temple. 金衣皇統
Altliese Takagi.(Sarelfil Shahbandar)高木アルトリーゼ Billion Suction(Limited Ten Billion) 十億卒(限定百億) Slut Visual(ogre mode). 痴女外観 General, Imperial of Temptress. 痴女皇国将軍 Police Department Manager. Imperial of Temptress. 警務局長 Imperial lineage of holy temple. 金衣皇統
で、アルト閣下がお越しになっただけではなく、元来は球根詐欺国の第一王女がその身分というマルハレータ殿下が、支部財務・外交を担当することでアルト閣下やわたくしたちを補佐頂いております。
Margareta van Oranje マルハレータ Thousand Suction.(Limited Ten million) 千人卒(限定一千万) Slut Visual. 痴女外観 Black rosy knights, Imperial of Temptress. 黒薔薇騎士団 Administrative Advisor to the Bureau of Internal Affairs, Imperial of Temptress. 内務局行政顧問(拠点支援担当)
(缶詰のくせに出世しやがって、生意気だぞっ)
(いやその、うっかりティアラ…ワイ、真剣に世界中をさまよう状態やねんけどな、お前、ワイのフランス支部の仕事な、半年でええから代わってくれへんか…白薔薇三銃士のアンヌマリー嬢に聞いてくれてもええけど、今のフランス、アンヌマリーはんのお母さんでも泣いてたくらいややこしいねんぞ…)
(それでマリー先生、金田に…)
Tiara Nakai. 中井ティアラ Ten thousand Suction.(Limited Million)一万卒(限定百万卒) Slut Visual. 痴女外観 The Three white rosy Musketeers, Holy Order knights, Imperial of Temptress. 聖隷騎士団 Arzobispo de Orientación Correccional Juvenil encargado de Cuba, Oficina de Administración Centroamericana, Imperial of Temptress. 中米行政局灸場担当未成年矯正担当大司教・罰姦枢機卿
あー、マドモアゼルはシェフ・ナカイの御息女でしたか。
その節はうちの王室筆頭料理人のカレームがお世話になりまして…。
(しかし、なんで支部長会議なのに本宮の話が出るのかって事が疑問なんですよね…)
(それが関係大ありらしいんや…うっかりティアラとこも、カリブ支部…海賊共和国管内と、それから明日輝・魔屋地区…女裂振珍支部管内で経理はおろか行政体制を分けとるやろ…ついでに支部経理業務、どっちも本宮委託支部やろ?)
(というか本宮委託じゃない支部って、スイス支部と南洋行政局くらいじゃない…?)
(英国支部もいちおーは独立経理ですよー)
で、支部長会議の開催場所、本宮22階の幹部会議室ですが、ここも大概、手狭になっとるそうです。
そこで、今回はなんと本宮地下1階の大講堂を使用しての会議となりました…。
(つまり、この手狭な状態の解消もあっての、本宮各棟の増築や改築の話なのよ…あとテレーズ殿下、いつまでも財務を投げっぱなしジャーマンにしておくのもよくないって話がデルフィリーゼ局長から出ますから、注意してくださいね…)
ひぃいいいいい。
室見局長が、こそーっと教えて下さった内緒心話に震え上がる、わたくし。
そして、南欧行政局長代行の立場でも出席しているフラメンシア、二重に震えております。
(スペイン支部も、経理はおんぶだっこなのよね…)
(フランスはまだ、王国時代の財務総監や経理担当者を使役できるから完全に本宮任せ切りじゃないけど…)
「聖院アルトリーゼ将軍、貴公は目下、痴女皇国フランス支部の暫定支部長として赴任しておられたかと思うが、現時点でのフランス支部、独自経理権限付与にまでは至っていなかったな」
「デルフィリーゼさま…財務きょくの人間をこれいじょう増やしたくないおきもちはわかりますが、まず連邦せかいりゅうのぱそこんをつかったおしごとですね、これができる人をつくるだけでもおおごとなのはあきらか。そして、たのきち副局長さまのいわれるようなきんだいてきな経理のかんがえをもった人材をつくるためには、ふつうならば相当なねんげつをようすることでしょう。財務きょくのちじょ皇国世界採用しゃに、イタリアじんや湯田屋じんにどどいつ人がおおいのもむべなるかな、おかねの計算をしなくてはならないひつようにせまられて金かんじょうの技術がはったつした国のかたがたにかたよってしまうのも仕方がないことではあるとおもいます」
「ふむ…さすがはアルト。で、あえてフランス支部としての貴君に尋ねるが、対策はあるか」
「たのきちさんとマルハレータでんか主導ですが、パリしないの大学については経済がくぶをせつりつして、少しでもざいむや経理にあかるい人材をそだてる方向できょういく政策をおこなっております。学術けんきゅうよさん申請も、ぶんきょう局をつうじて痴女こうこくのよめ…マリアリーゼへいかにていしゅつしております」
(あれ、本当にアルトさん…?)
(なんかアルトさんじゃない…)
(あの暴力女、仕事は意外にできるんだけど、デルフィリーゼ様にも引かないとは…)
(おことばですがみなさん。痴女こうこくのあたくしがさぼっとるだけ。それとクライファーネ、あなたが聖院銀衣きし時代のあたくしをよーーーーーくごぞんじでしょうがぁっ)
(まぁ、アルトくん、よみかきそろばんの事務しごと、わりとちゃんとおぼえてる部類でしたからね…)
(そうそう、クレーゼさまもクレーニャも、あたくしがそれなりに騎士のしふと管理とかおこづかい計算とかやってたのをしっておるはずなのです…それを痴女宮のあたくしがですねぇっ)
ちなみに、この場で2人揃ったがために揉めることがないようにと、元来の痴女宮の方のアルト閣下は聖院に出張しておるそうです…ええ、あたくしからしても、どなたが下したかはともかく、その判断は正解としか思えません!
「で、アルトリーゼにこうした確認を取った理由であるが、この地球に住む人々は住む場所によって、能力…特に基本となる読み書き計算の能力格差が相応に存在するのは、このデルフィリーゼとて承知している。しかし、今後の世界を考えると、人に人としての知恵を与えることも目指して行かなければならぬであろう。確かに今は、南洋行政局を皮切りに、普段の暮らしからかね勘定を極力廃した暮らし向きをさせておるところもあるだろうが、それにしても菓子やら猥褻本やら、人の欲を刺激するものを用いてでも生きる意欲を前向きに持たせる施策を必要としているのも事実であろう。エロス文教局長」
「そうだね…デルフィリーゼ局長も、昔の聖院を統括していた立場でしょうし、その考え自体は否定できないところですよ…ただ、聖院学院本校だけで世界の人々の全てを直接に教えるのは不可能。これは神の立場としても言い切れてしまうことなのです…」
ああ、そうでしたね。
エロス局長、元々は神話半島国の神様…それも元来は恋愛を司る神様なのです。
と申しますのも、他ならぬ我が弟のジョセフとシャルル、あれをタレーランの未亡人であるドロテアと、その娘のポーリーヌとくっつけるのに、少しだけお手伝いしてもらったことがあるのですよ。
そして、ドロテアやポーリーヌほどじゃないのですけど、女体化作戦やフランス革命不発の弊害によって、有力な顧客貴族を喪失して泣きついてきた高級娼婦ユールことジュリー・ベルナールなる婦人と、その4人娘の末っ子であるサラ。
この2人についても、まだ少年ではあるが頼れそうな男としてうちの弟たちを認識させて欲しいというお願い、エロス局長の元来の上司であるアフロディーネ女官長を経由して依頼したことがあったのです。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/352/
(ふふふ、テレーズ殿下もなかなかに国家経営の才覚がおありのようで…私からも、フランス支部の来るべき長として有望視すべきであるという談話、関係者にしておきますわ…)
ええ、恋愛の成就はともかく、恋心の芽生えというのは、アフロディーネ女官長とエロス局長にとって、神種族界の何かしらのぼーなすとやらになる模様。
幸い、我がフランスには文壇を形成するような文士が少なくないので、色恋についての戯曲やら小説やらを書かせる方向に誘導することも困難ではありません。
何より、そういう色恋話の分野を広めて文化的に人を進歩させるべきという断固たる持論をお持ちのマルハレータ殿下が、今、まさに我がフランスに関わっておられますしね…。
(あのがんくつ王とか履いた靴がいい王とかいう話書いてるおっさんのあれ、どっちかというとネメシスさんに餌になるようですけど…)
(まぁ、単純な復讐話じゃないからね…)
あと、恋愛小説はいいんですけど変態小説はちょっと、ご勘弁を。
ええ、例のジョルジュ・バタイユの一件ですよ。
私としては、あのおっさん、いくらスペイン王立歌劇団ことロントモン過激団の幹部で、しかもこいつの原作の戯曲や小説を舞台化映画化しとる故に大衆受けしとるたあ言えど、出来ればわしらフランスより変態が多い変態の産地として知られるアルマンに移住させたいのです…。
そうです、適材適所って言うじゃないですか!
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ふろこ「バーデン=バーデン…南独支部長のフローレシェーネですが、ドイツ・ハンガリー三重帝国改め都々逸国を変態の産地のように言われるのは、ちょっと」
めーて「かつてのアルトさんの従者クレーニャこと北独支部&北欧行政支局担当のメーテヒルデです。ええ、私の言いたいこと、ようお分かりやと思いますけどね(ビキビキ)」
カエル女「あのですね、連邦世界だとアルマニア…ドイツ産の変態ビデオの本数、明らかに他国を上回っておりますよ? あれに勝てるのはジャポンのなんとか企画とか他数社のエスエムものが得意な企業くらいでしょう」
めーて「確かに、連邦世界の日本には勝てないでしょうけど…」
まさみ「否定できない…あたしはジョスリーヌさんの偏見を否定できないのよ!(泣)」
りええ「そもそも雅美さん自身が変態行為の達人」
ゆきこ「エロ本ライブラリを検索するとあら不思議、雅美さん主演のものがリストにずらっと」
まさみ「発禁よ発禁!」
マリア(で、雅美さんって過去に懲罰対象事案複数じゃん…だからエロ本出されるのもさ、雅美さんの例のお墓のあの変態的な形と併せて懲罰の一環ってことで、なかば強制的らしいんだよな…)
まさみ「そんなあああああああ!」
てれこ「そんなマダム・マサミの案内になるかどうかわかりませんけど、次回からはいよいよ痴女宮の改築の話の本題になる模様」
他全員(できればあの雅美さんのアレの形のお墓の案内は避けた方が…)




