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こんにちわ、マリア Je vous salue, Marie  作者: すずめのおやど


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責められたくない子供達と責めて欲しい聖女の悩み・前編

みなさん。


人の言うことを聞かない上司部下同僚先輩後輩同級生父母兄弟親類縁者その他諸々を相手したことがありますか。


あたし、割とそんなんばっかりでした。


宙兵隊の時は、よりによってあたしのヘルメットにナメクジぶち込む嫌がらせしやがったアホが北欧三国のどれかの出身だった事とか、先祖がイタリア系フランス人だったフランス人のハゲが上司なのはまだ良いとして、未だに未だに未だに最後の授業な世界だの第一次や第二次や第三次大戦に至るあれこれを引きずってて「俺の目の黒いうちは芋野郎にこの教官室の椅子は与えねぇ」だったりする事でお分かりの通りですね、「異なる人種同士で素直に言う事を聞くなら、何度も何度も戦争始めへんわのう」と納得もしましょう。


なお、芋野郎呼ばわりの際に「しょーさー。あんたらベッコフにジャガイモ入れてるけどアレええんかー?」


「うるせぇ。ドイツ産でなきゃいいんだよ!」というアホなやりとりがあったのは閑話休題やな。どっとはらい。


ちなみに件のアホは気性激しいバイキングでもなければ、悪魔のような才能であたしの身体の祖国を心底脅かしたチビの狙撃兵の国でもなくてですね。


ええ、長らく不戦中立を謳ってたポルノの国出身者でした。あの取り扱い注意な魚の缶詰の生産国です。


あんま腹が立ったんで、そいつが営倉から出た後に、教官室に連行されてきて引渡しを受けたんですがね。


あらかじめあたしの机に置いといた、ちょうどいい膨らみ方した件の缶詰を見せて「これは君にとって懐かしい故郷の味だな?で、重ねて言うが、君のした事はこれの中身を頭から被せるようなことであるのを理解しているか?」ええ。あそこの人間がね、某国の唐辛子まみれな発酵系白菜漬けと並んでですね、うかつに密室開封とかしたらヤバいもんだと知らない訳がないと思うんですよ。あの赤と黄色の薄い缶詰。


顔ひきつらしてガクガク頷く彼に「これは営倉生活に耐えた君への、わたくしからの心ばかりの贈り物だ。開け方は君が知っているだろうから、今日の昼食にでもしなさい」とにこやかに缶切りとフランスパンを添えて渡してあげました。


「あとオレーセン君。君には今更だろうが、これを自室で開封しない方が、君自身と同室の仲間の為であるだろう。屋外での開封を強く推奨すると忠告しよう。なお君の食堂利用許可は本日の夕食からだ。では任務成功を期待する」と教官室から追い出しました。


ええ。これくらいやらな(やらないと)腹の虫がおさまらなかったんです。


同僚教官や上司にも、アホはシメるというあたしの断固たる態度を見せないと舐められると言い切りました。更に、彼が昼から反省を兼ねた座学なのを知ってましたから。というか、あたしがそうなるよう予定組んだし。


うん。あたしがババヤガーに登録してた際のセリフを覚えてくれてたら理解できると思うんですが、あまたの映像作品と違いましてね。連邦はアメリカ軍のシステム同様に誰それさん専用機じゃなくて「優先使用権がある」事にしてますのでね。ましてや訓練生なら共用機材なわけで、あれの汁で汚れた身体で載せたら練習機のコクピットブロックまるっと取り替えになりますがな。


なお、件のオレーセン君、その後数日、みんなに避けられてました。はっはっはっ。


(当時のジーナさんは隊内での罰ゲーム用に、これを何個か入手して隠し持っていたそうです…ってバラすんじゃねぇよ天の声。殴る蹴るよりスマートやん。ええやん)


でまぁ、一般食堂。


顔に血管ビキビキひきつらせてるあたしと、「まぁ規則だからちかたないね」という顔をした警備担当兵や兵装管理士官他、関係者一同で若いのを囲んでいます。


一応乗船客ご一行様の責任者という事で、タヌキ。


んで直属じゃないですが指揮命令系統の上位者にあたる上司の武内さんも同席しています。


「はぁ…つまり、動き出したら酒飲めないと思って慌ててビール一気したと。んでトイレ探してたら変なとこに入り込んで捕まったと…」


「少将閣下、監視映像を見ている限りでは本人の供述通りであるかと思われますが」


「でしょうねー。はぁ、よりによって艦載機兵装庫にたどり着くって…田村くーん。せめて君らにつけてる警備の兵隊さんに場所聞きーや…」


「せやけどジーナさん、あの人らに日本語で聞いてもわからん思いまして…」


「今は一応公の場やから。とりしまりやく。あと、あたしがその辺配慮してないと思うか?…ミナミ伍長、わたしの日本語は理解可能ですか?」社員の皆様にあてがってる区画に詰めてた警備担当者の方を向いて尋ねる。


「はっ少将閣下。理解可能であります」


「ありがとう伍長。…田村くん。重ねて言うけど、この船は一応軍艦やからな。着くまで2時間くらい不便かけるけど、おとなしくしててなって、あたし何遍も念押しした理由、これで分かったな。逆に見たいところとかあったらあたしに言うてくれと言った理由も、これで理解できるな?頼むで?」


「えー、ちょっとよいかな。タムラ君だったか。私は連邦宙兵隊のゴルディーニだが、NBの皆さんの名誉のために言っておこう。実は君が取り押さえかけられた理由だが、我が連邦の艦船でも同じことになるんだ。われわれ軍人でさえ担当外の区域には立ち入りを禁じられている立場だと理解して欲しい」これ実は左遷中のあたしやゴルディーニ少佐には日常的制限だったのですよ。


獣帯級駆逐艦は宙兵航空・陸戦班と宇宙軍乗員区画に分かれていて飯や風呂の時以外は設定権限区域外行動は本当ならダメが規則でして…。まぁ、仲良くなったらその辺はツーツーだったんですけど。


「加えて、民間の船なら当たり前の案内表示も機密のために省略していることもままあるのだ。タカギ少佐…少将がわざわざ日本語ができる案内役を手配してくれた理由を察してやってくれ。NBの皆さん、我が連邦麾下の国民の行動で迷惑を蒙った事をお詫びしたい。どうか寛大な処置を頂ける事を」とっさにゴルディーニ大佐が口を挟むが、ま、確かにウチの社員って考えてみれば連邦の人間で、NBにしてみれば敵性国民なんですよ。


もっともこのゴルディーニ大佐の出しゃばりはNB側には好評で、みんなさもありなんよう言うてくれた感ありありでうなずいていたから良しとしましょう。


「武内部長、神戸でも納品区画とか積載区画外の行動はかなり厳しいとこあるでしょ?あれですわあれ」そう、和田岬のメーカーさん絡みでトレーラー入れる仕事がまさに、その手の規制が入るのよ。だから田村くんはともかく、武内さんには軍絡みの仕事を受ける際の常識なのよね、指示を守るって。


「ええ。もうトイレ借りるにしてもあそこは大変ですわ。田村…お前にもあっこの仕事やらした事あるやろ…あれと一緒やぞ?」憮然とした顔で武内さん。


(ほんっまにウチの若いのでも読め言うたの読まんやつは読まんですからなぁ…)


(武内さんは「読む」事を積極的に行える人だから偉くなったと後で言い聞かさんとあかんな。ま、後はあたしがやりますわ)


「副社長、申し訳ないんですが、あたしのNB軍内の立場をもってしても、警備担当者の所見を無視することはできません。ミナミ伍長並びにブリッグス保安部長大尉。本件該当者の処遇に関して貴官らの所見を求めたい」


「なんや、少将様でもあかん事あるんかいな」うわちゃー、こらタヌキ、せっかく丸く納めかけてんのにワレ、何を言い出すんじゃ空気読めや!


「竹崎副社長、よろしいでしょうか…」口を開いたのは他ならぬ当の田村君です。


「確かに今回の件はぼくの不注意が原因に思います。で、例えば会社でぼくが事故したとしても、武内部長を飛ばして高木取締役が勝手に処分を決めるという事は、できないと思います。それと同じで、軍隊の中でいくら偉い言うても、高木取締役が全部決めたらあかんから警備の人に田村をどうしようと聞いてくれてるんだと、ぼくは思っています。ですので、警備の人の意見を聞いて顔を立ててはる事に僕は不満ありません」おお、きみなかなか見どころあるやないけ。ええこと言うな。


そして田村くんが頭が回る奴なのは理解できました。


まさにこのタヌキの失言を逃さずに、ボク反省してますすんませんやった事理解しましたと、一気にアピールできたわけだし。


(武内さーん。田村なかなかやるやん言うやん。こいつ何かあったら引き立てたってな?)


(了解しました。それにしてもタヌキこそ成長しまへんねんな…)


(武内さんの口癖通りやん。焼かな治らんって。うはは。まぁ、ちょっと偉いさんやってシャンシャンで締めますわ)


で、ミナミ伍長から田村の発言を翻訳してもらって聞いたブリッグス大尉。


「確かに、重度保安区画に立ち入りかけた事は知らなかったでは済まされない話ではあります。少将閣下」で、大尉はそこで。


「しかしながら当該違反者は軍施設内の行動に不慣れな民間人であり、かつスパイや工作員の疑いは極めて低く…そもそも少将閣下の企業の従業員でありますな」


「はい、大尉。他の参加者同様、身元確認書はそちらに回っていますね?」


「はっ少将閣下。拝見済みであります。…加えて本人の態度を鑑みますと…口頭注意に留めるのが妥当かと具申いたします。付け加えて頂きますと、次はないと申して頂けましたら。ミナミ君。私の発言を日本語に翻訳して再度少将閣下に聞いて頂きなさい」ここで、腰のサイドアーム…つまり船内用低反動拳銃を抜いてわざとらしく手でいじり出す大尉。


更に、少将閣下といいながら、わざわざ田村くんの方を向いて言うあたり、聞かせをやる気満々やね。


ちな、ブリッグス大尉の発言、あたしは理解できていてわざわざ翻訳される必要は全くありません。うはは。


「はっ大尉どの。えー、違反者の立ち入りかけた場所は危険な重要保安区域であり、壁や床にも注意が出ていた場所でありまして、知らなかったでは済まされない所だと」流石に核弾頭を何発も仕舞ってるとは具体的に言えんわのう。ほほ。


「しかしながら、少将殿の会社の社員であり、身元保証はなされている事や、こうした作戦中の軍艦内で民間人が取るべき行動に不慣れだった事、何よりトイレを求めてしまうのはビール好きの我々としても理解できなくはない、と」ここで一同の笑いをとるミナミさん。なかなか上手い意訳よのう。


「よって、高木少将閣下が会社役員の立場としての顔で、他の上司の方々と共に注意して頂ければよいと言われています」私の言う事わかるね?と田村くんやタヌキをじーっと見ながらミナミさん。


「ただ…上官が拳銃を持っていますが、次は問答無用でこれを使うかも知れない、とも」んでミナミ伍長も警備担当用の短機関銃を見せる。ま、弾は放電タイプのソフトノンリーサル弾だけど、ここは殺られる危険があると勘繰ってもらいまひょ。


「ブリッグス大尉、ミナミ伍長。穏当な措置の提言を感謝します。該当者…田村直之は当場所で拘束解除、上司に引き渡してください」敢えて日本語で指示して営倉入り用の手錠を外させます。


「でぇ田村くん。今からきみは招待客の立場に戻るのだが、艦の責任者として、あたしはきみを会社の上司に引き渡さなければならないのよ。で、きみの殊勝な反省の態度を踏まえてだね、誰に引き渡されたいか選ばせてあげよう。と言ったって、副社長か武内さんかあたししかおらんけどな。誰にする?」


つまり、この後に待つ説教役を選ばせてやろうという趣向です。


「田村…お嬢さんはやめとけよ?後で泣かす言うてたぞ。ひひひ」


「たけうちさーん。こごえになってないー。まぁ、田村よ。あんたに助け舟を出すなら、副社長は一番ガミガミ言いそうやのう。なぁ竹崎さん。ビシビシやるよね?」ニヤニヤしながら言って差し上げます。タヌキさんが実際、部下のミスは部下のミスで、おのれのミスも下手したら部下のミスにしかねないのは知ってますし。


「武内さんも和田岬とか伊丹に絡んだ仕事を田村くんに振ってる関係上、厳しく注意する可能性は高いやろう」これ、軍系統の仕事でミス出されたら会社が困るからなわかってるなタヌキという話でもあるのです。


だからタヌキをチラチラ見ながら言ってる話何ですよ。


そして、皆様「ジーナがどういう風に田村を罰するか」興味津々です。


いや、ここで誰にしばかれるか選ばせてる時点で「もうこいつは骨身に染みとるから、あとはお遊びタイムやで」と宣言したようなもんなんですが。


「つまり、田村にとって、ここで注意が厳しいか甘いか一番読めんのはあたしや。上手くすれば甘々やし、虫の居所が悪かったら一番怒り狂いそうなんもあたしや。田村、10秒やるからどこに張るか決め。決めれんかったら副社長な。いーち、にー、さーん、しー、ご…」


「では武内部長でお願いします!確かに取締役ならどっちに転ぶかわかりません。しかし、今後の仕事の事を考えると武内部長にしばかれておく方がぼく自身のためにもなると思いました!取締役、これでよろしいでしょうか!」


「よし!田村よう言うた!武内さんにガラを渡す!…反省の意思が強かったら、ウチのケツくらい触らしたろ思うててんけどな」


「あー待ってください!やっぱり取締役様で!」一同更に笑い。ほんまになー。


「ま、田村くんもこれに懲りたらちょっとは周り見いや。あと、分からんかったら聞く事と…着いて仕事あると思わんかったんかいな」まぁ、そんなこんなでお開きにしたついでに、あたしが送ってやることにした。約束?通りパイスーの上からだがケツは撫でさせてやりましたよ。「ご利益あるからよう触っとけよ」とか言いながら。うはは。


「いやー恥ずかしいっす。でもお嬢さん、めっちゃ軍人さんしてはりましたよね。なんか貫禄のかたまりみたいな感じで。正直、副社長とか社長より偉い人に見えました」


「そらあんた、あたしも軍におって長いからなぁ」


「いや。ボクら言うてますもん。次の社長がお嬢さんやったらなぁと」


「うむ。その期待は他のもんからも聞いてる。だが田村くん、ウチが今、これやめられる思うか」自分のパイロットスーツに貼られた徽章を指さしてみせます。


「っすよねー。今回の話とか今までの色々、お嬢さんが軍におるからこその話やて聞いてますし」


「まあ君らの期待を無下にはできん。今回の旅行はその一環や思うてくれ。あとすまんがこれは半分仕事や、あまり気を抜きすぎぬようにな」


「はい!」


「で、田村くん。今回は君が先陣切ってやってもうたわけやが、他になんかやりそうな奴に心当たりはあるかね」


「…あー…広道。あいつはやりそうです。あれ女好きやいう話、取締役は知ってはります?ぼくがトイレ行くまで女買う段取りの話ばっかりでしてん」


「…あいつか…うん。やるな。あれはやる顔や。よし田村。君、あたしの電話番号ちゃんと登録しとるやろな。あいつが何かしそうになったらこっそり連絡せえ。音声でなくとも、広道出て行きますとか短文でええからメッセージくれ」


「はい取締役」


「で、これは前払いの報酬や。内緒にせえ」言うなりあたしは田村の手を取り、開けたパイスーの襟元から突っ込ませてあげまして。


「インナー着てるからあんま感触ええ事ないと思うけどな」


「なんかぼく、今日一日で運使い果たしてまへんやろか。手え洗われへんようになったし」顔を真っ赤にしてそーっとあたしのチチを触る田村くん。そーいや、こいつドルヲタやったな。


「まぁ、とりあえず他の若いもんにも話しとくか。うおーい、入るぞー」ふっふっふっ、艦責任者用身分証の威力を見よ。施錠してても開けるぞ立ち入るぞ。


「え?お嬢さん?」中にいた若衆三名が振り向く。ちな室内は二段ベッドが向かい合わせで2つの4人部屋ですよ。


「ふふふ、この船であたしに入れぬ部屋はないのだよ君達。それより田村返してもろたぞ。あと、トイレとかは…田村、ミナミさんいう兵隊さんおるやろ。あの人が兵卒居住区のここにおるから、分からんかったらミナミさんとこ連れて行ったってな。すまんけどみんなも少し辛抱しといてくれ。ほな、うち行くからな?」


「はい取締役、ご迷惑をおかけいたしました!」頭を下げる田村と他三名に手を振って戻ります。


「で」そして、未だパイロットスーツを脱げないわたくし。理由はやね。


「宙兵隊側と話はついたん?大佐」


「おうジーナ、戻ったか。いや、今ロベスピエールに話をさせてるんだが、どうも向こうが難色を示していてな。彼だけ帰して俺一人というのも何なんだが…NBは大歓迎なんだろ?」


「もちろん。こっちは戦闘機あらかた降ろしてるし、残してるのは戦闘機3機と輸送機と早期警戒機とカリバーンくらいやねん。はっきり言うたらババヤガー来てくれたらめっちゃありがたいねん。わはは」


「ただ、流石に俺はまだしも少佐と標準仕様のババヤガーはここ置いとけない、とな。それで言い合ってるんだよ」


「教導のスケジュール的にはいけるん?二人抜けて問題ない?」


「それが問題だから難航してるんだよ。できれば武装機材が欲しいというお前の要望も、わからん訳ではないからな」


何を揉めとるのかというと。


・機密区画迷い込み騒動の煽りを受けて高木少佐多忙。

・新エンジン実験機たるノバヤ・ババヤガーARの受領作業が遅れた。

・ついては機材ごと聖院世界に持ち込んで試験飛行やるから大佐とロベスピエール少佐貸せ。

・標準ババヤガーも随伴機に貸せ。

・連邦政府も聖院地球の視察機会を打診してただろ。いい機会だから見てけ。

・NBは別に構わん。ゴルディーニ大佐なら顔パスに近いし。


で、降って湧いた聖院地球派遣話に、連邦側はですね。申し出は正直有り難くはあるが、話が急すぎる。ババヤガーARだけで我慢しろ。ロベピーは返せ、と。


「よし、ロベスピエール少佐。俺が話をしよう。その前にJA0425はFACOから上がっているか確認させてくれ。あと、ナオシ・カンノは飛べるかだ」


「え…たいさー。まさか、菅野ちゃんこっちに来させるん?あれ今回来させとうないねんけど?」


「だが、お前の希望する武装機材は確実に一機増えるぞ。タカギ少佐、君は航空自衛軍に一報入れてくれ」


ねぇ。あたし、話こんがらかる事したかな。

自分で多忙地雷、踏み抜いたかな。

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