英国面襲来と夜の生活方面で頼られる人妻の悩み
みなさん。働いてますか。
今回は働いてない人には申し訳ないお話です。
あ、学生さんは学ぶのがお仕事です。赤点貰ったり単位落とすような事を起こさないのが業務と思って頑張ってください。
そして、あたしは24時間働けませんが、割とこう見えて働いてる部類という自負はあります。
ええ、クリスのクリス君を数日おきに慰撫したり、痴女の相手してなんとかの穴に突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたる方向で慰撫するのも、あたしの重要業務です。はっきり言って公務だと思ってます。
そして前者はまだしも、後者を公務扱いするのは色々なものを捨てて置き去りにした気がしますが、どちらかというと痴女を慰撫する方が公務と認定されそうなのがものすごく嫌です。
あんな痴女でもあっちの世界の頂点な上に、義理の妹なんで泣きつかれたら慰撫せざるを得ません。多分、中世の王様とか中国の皇帝とか徳川幕府時代の将軍様とか、後宮勤めや大奥勤めの気分って、こんなんだったのかも知れません。
閑話休題。
クリスのクリス君の話題です。
ええ。読者いてるかどうか知りませんが、これ見てる女性の方、特に腐ってる方向けに、尊いかも知れない話題を提供せぇ言われました。なんでこんな時にこんなん喋らなあかんねん。大概にせぇよ天の声。
で、どっかの風俗レビューの話に出てくる輪っかの欠けた天使の30サンチ砲ほどではないと説明せぇ言われましたが、幼年時代から剥かれたり、成育を阻害しないように慎重扱われた成果かどうか知りませんが、16cm以上で直径3cm以上はありますねクリス君。そして形状は松茸。まだカサ開いてない松茸そのものです。
で、この数年の間でもはや見慣れ扱い慣れた松茸なんですが、こんなもんあたしの口から説明さすなぼけ。
失礼しました。本当に本当にほんっっっっとうに語りたくないわたくしの思いが伝われば幸いです。
そしてあたしには少し悩みがあります。
ある時にクリスに聞きました。
君の家系、どっかで日本人の遺伝子が紛れ込んでないかと。
ここで知らんでも現代日本での生活には苦労しない無駄知識ですが、実は砲身硬度、人種によって違います。無論100パーセント確実じゃありませんけどね。
ただ、うちの野戦砲は日本人と遜色ないガチガチぶりです。
しかも…多いんですよ、量。
一部方面ではペットボトル貯留とか言うと通じるそうなんですが、冷凍保存するなよあんなもんというのは置いといてですね、昔のイヤーンなアルバイトでの経験からしても、白人の皆様は肉食傾向が強いのを裏付けるかのように多いんです。
嘘だと思うならピーター・ノースという砲名で検索してみれば実例が出るそうです。
ええ、あたしも見てみました。うちの旦那の16ポンド野戦砲の威力くらいの射撃ぶちかましてる事例が出てきました。
まぁ、子孫繁栄を考えると多いに越した事はないんですがね。どうしてもね。本来の砲撃目標以外に射ち込んだり、はたまた若さ故の誤射したりされるとね、威力制圧された気分に満ち満ちます。
すまん旦那、ムードぶち壊してすまん。怒られてもいいから迅速に顔と口洗わしてくれ、頼むってな悲惨な着弾観測結果を口にする事もままありましてね。
うん。クリスのおかーさんがある意味鬼母なのは別章で語りましたけど、まあクリスが報復砲撃を思い立って実行したら、結果は有効すぎるどころかオーバーキルな過剰火力投射になっちゃってビンタ食らう程度には火力旺盛です。だから一体なんの話やねんと。
そして、ここで世の女性へ。
個体差はありますが、一般的な野郎の火砲に実弾が装填される時間は72時間以内だそうです。
72という数字を聞いて胸に手を当てて「くっ」と嘆く方もいらっしゃるかも知れませんが72時間です。
で、72時間に一度は効力射撃をやっておかないと、発情期の雄犬のごとき苦痛に満ち満ちるそうです。
オスの犬飼ってたり家に犬がいた人なら発情期の際にどんだけ凄いか知ってるかも知れませんが、男にすらまとわりついてくるアレですアレ。アレの人間版です。
これはクリスだけでなくて、例のバイトの際に複数の男どもからも「出さなしんどなる」と聞いています。
そして伊豆ならぬ那覇の踊り子時代だと、どの指名客がいつ来てどれだけ砲撃して行ったのかは、ぶっちゃけ常連の指名管理に必要なデータです。
「ねー◯◯さーん、次来るのいつ?◯◯日ってあたし出れないかもわかんないから△△日がいーなー」って具合に来店日を誘導するわけです。
ええ、可能なら指名客の来る日をなるべく分散させて無用に多忙な日を作ったり坊主の日を避けるためにも、いけないクラスター弾が溜まって溜まって困るボーダーラインを把握しておく必要があるんです。
ですので、管理対象が一人(…だよな?掛け持ちとか両天秤までは責任持てんからな!)な素人衆の女性陣。プロよりは確実に火力演習スケジュール管理は楽だと思うから、野郎の生理現象と割り切ってちゃんと管理すんのよ。これがこなせるのは家事の一部とすら言い切るわよ、あたし。
で、数日に一度の総合火力演習実施時なんですが、大変に辺りに気を使う理由、もいっこありまして。
ぶっちゃけジーナさん普段から声大きいですと言われます。
そして演習時の応答喚呼の時は…領事館内のあたしらの居室、オーディオマニアのリスニングルームどころかバンド用のレンタル練習スペースとかNB本国の国防省情報部の一部部署並みの防音防振仕様での施工を強く希望しました。
もちろん、その必要があるからです。
領事のお部屋を最上階にしてあたしらがその下の階に住んでる理由もこれです。
砲戦中に他所様に迷惑かけるのが心苦しいだけではありません。
一度クレーゼさんを言葉責めしてた際にこっそり録画してたの、後で見返したらですね、あたし、そりゃもう酔っ払ってたか変なお薬キメたかってくらいむちゃくちゃな事言ってて赤面しました。
弟の貴洋しばいたエピソードでお察しになった方もいらっしゃるかも知れませんが、あたしはっきり言ってかなりドSです。
そしてあの人の日頃のあたしへの発言や態度で薄々察している方もいらっしゃるかも知れません。あの痴女、ドMです。
アレが聖院に登院したが最後「公の場では」居合わせた全員が下に下にとどこの陛下が来たかというくらいの礼を尽くされ苦しうないとやってたり、はたまた聖院の一番上で超絶にえらそうな態度で王様や皇帝がひざまずくのを見下ろしていますが、聖女様なにとぞと請願入れてる人達にアレ見せたいです。
いや、向こうではド・ビッチなの広まってるから無駄か。
とにかく義理の妹な上にあのノリノリな性格なんで、あちらの人類の頂点に立ってるのを全く忘れて牝豚扱いです。
いつぞやママの店のイベントで呼んだ調教師「豚に下着は無用」とかやってましたが、豚にこそ豚に相応しい衣類を与えるべきだとか内心思いました。
しかしあの調教プレイ、かなり参考になりました。
あたしの身体、もっと言うと例のエクトプラズムな擬似アレの芯材として使うペ○スバンドが欲しくばひざまずけ、この堪え性のない牝豚どもめがとばかりに、おとなしく真面目な旦那に代わり片端から牝豚調教しております。
うん。百目鬼瞳三尉もドMなのはまだしも、大学の微生物研のゼミの通称三人娘、お前ら就職したんやからちゃんと男捕まえろあたし呼び出すなとか、オリューレさんメルトリューレさん、あんたらあたしに精気上納してどないすんねんとか、アルトリーネさんクライファーネさん、あんたらアレーゼさんに上納せなあかんのに何であたしのトコ来るん、ああアレーゼさんが淡白過ぎて効率悪いと相談したら、クレーゼさんからジーナ義姉様んとこ行って土下座して頼んで来い言われましたかそうですか。
…何で女官連中があたしを物陰に引っ張り込もうとしたり、事あるごとにお目々うるうるさせて頼み込んで来たか分かりました。
お前痴女頭やろあたしから濃縮濃厚吸い上げて楽するなこの牝豚がぁああああああとばかりに、後で寝所でしばき倒しておきましたが。
で。こんなもん録音されてバラ撒かれたら下手な機密漏洩どころじゃないくらい、あたしとクリスにダメージ甚大です。
で、あれやこれやの会話を聞かれたくない時はわざわざTAPPS7で飛んで行くとかしてたんです。
ええ、ポンジュース県と並んでみかんの花が咲いてる県にある大学の演習林の敷地内に、どう考えても普通の人間だとたどり着くにも命懸けな場所が結構あるんで。
そして、アークロイヤル級6隻のうち、地球とNBを往復してる艦を2隻に特定してる理由ですが、提督室がなぜかダブルベッドで防諜防音仕様なのがアークロイヤルとハーミーズでして、なんかの事情で標準の提督室仕様のフォーミダブル・イラストリアス・フューリアス・レパルスが来た時はそりゃもう気を遣うのなんの。
もう本当、こんな卑猥かつアホくさい理由で任務投入艦を限定してるとか、死んでも連邦側に教えたくありません、恥ずかしすぎて。
どこの世界に軍艦の提督室をラブホ仕様で設計建造してる国があると言うのでしょうか。
排水量6万トン超えのホテル戦艦を建造した大日本帝国海軍ですらそういう仕様では作ってないはずです。
一応、NB初の女性提督にして既婚者なんで、夫婦の格式に相応しい部屋を与え防諜に留意したと苦し紛れの説明を聞きましたが、多分誰も信じないと思います。
そして、ここで真面目な解説@天の声からですが、水上船舶の場合、推進機関を動かして航行中の音や振動がある事を前提にして設計するそうです。
要はエンジンの音でアクティブに船室の防音制振効果を得るそうなんですよ。
つまり、クルーズ船やフェリーの船室に「なかよしなふたり」で乗る時は航海中か停泊中なのかで防音効果が全く変わるから注意が必要だとか。カップルな方は真剣に注意しようね。
そして数日後。
旧谷町筋の上に作られた急造仮説滑走路の上空に浮かぶ件のおふね、HMS テンプレスの船内を視察して回ってるあたしとクリスですが。
このテンプレス、実艦を見た瞬間に、なんでアークロイヤル級七番艦にしたと言いたくなりました。
全長、アークロイヤルの半分です。半分と言っても350m超えなんで、昔のアメリカ海軍の原子力空母くらいはあるそうです。
で、実のところ、このテンプレス、本国に渡したクイーン・エリザベスや日本向けに作った「こんごう」「あかぎ」と同じ設計の船体だそうです。
ただしスティックス・ドライブレベル4機関…他次元移動や時間軸移動航行が可能で、ぶっちゃけタイムマシンとしても使える機能を積んだせいで、QEやこんごうより舷側バルジが少し膨らんでいます。今まではクレーゼさんに頼むか、はたまたカリバーンを同行させないと難しかった「クレーゼさん側の地球」へ単体移動が可能なのがウリだそうです。
そして、連邦側に知られたら割と怒られる話があります。
これ、コンテナ、あまり積めません。100TEUが関の山です。
ただしその代わりに揚陸艦や空母としての機能区画が完全に固定化されていたり、車両搭載用に装備したというサイドランプ式の車路が艦尾側に畳まれています。
展開したらどこの水上カーフェリーかと思う光景になります。
この手の機能は向こうの港で荷役する場合、港の方にクレーンがないのが分かりきってるのでRoRo船、つまりコンテナトレーラー専門のカーフェリーのようにトレーラーで自走して荷下ろしや積み込みが必要だろうと装備したんだとか。
つまり巨瀑宮の先にある港や、南洋王国の港湾でも荷役できるようにした仕様らしいです。
更にコンテナ区画を削った理由はもう一つありましてですね…固定兵装、フタで隠したり収納式にしてますけど、結構積んでるんですわ。
これは向こうの国際情勢を勘案した結果、それなりの大気圏内兵装、ぶっちゃけ対地対艦装備が役に立つ可能性があるという深刻な事情がありまして。
ありていにいうと、聖院という山の神に仕切られるのを嫌っている国がいくつか存在しており、あまりよろしくない動きをしている分析結果が出ているそうです。
そこで今回、聖院の要望、ぶっちゃけ痴女の思いつき半分のお願いを叶えられるか現地視察する際にNBで使ってる陸上兵器を投入運用した場合の効率性とか、その辺を調べてみようという話になりまして。
「なぁクリス。あたし達が行く世界、確かに蒸気機関すらないよね」
「そうですね」
「…だからって…だからって…っていうか何でこんなもん現存しとんねん。そして誰が動かすねんこんなもん」
「イベント用にレストアしていたらしいのです。とりあえず陸軍で動かせるチームが乗艦しています」
ええ、目の前にあるのは17ポンド砲を積んだアーチャー自走砲。
うん、あの「後ろ向きに射つ」アレです。
「燃料も軽油なので、我が家のディスカバリースポーツと同じだから良いだろうと聞きました。ジーナさん、全てを語らなくても大丈夫です。僕も思いは同じです。本国の方針には時として異を唱えたくなります。今度向こうに行ったら二人で色々と要望しましょう」
「そうね、賢明な我が夫よ。あなたも流石にこれには色々考えることがあると思うわよね」
で、わたしらの目の前にあるバレンタイン・アーチャーMk.1って英国面炸裂な珍兵器。
撃ったら即逃げ出すために後ろ向きに砲を積んだという代物です。
さらにこれ、650両以上量産されたそうです。
これに比べたら、隣のランドローバー・ウルフ…早い話がディフェンダーの軍用仕様なんて普通に思えて来ます。
「まだシボレーベースの軍用トラックを積んでこなかっただけ、マシに思いましょう」
うん、チーフテン戦車なんてどこで使うねん。
まだチャレンジャー持って来た方がマシっぽいと思うぞ。
「いやはや、我々も正直面食らっておるのですが」ハティントン大尉だったか、これらの博物館送りな車両の管理担当士官として来たおっちゃんもぼやいてます。
「なんでも現行陸戦兵器を地球経由で持ち込むと、純粋な軍事行動に見られる懸念がある。ついては古典的な車両を用意するから向こうで陳列する傍、現地で実際に稼働させてみてくれと言われましてね」
ああ、だから日○UKの絡みで2t車のア○ラスがいるのですか。
あとパジェ○ミニこと日○キックスとJB6*系のジ○ニー。クリスのおもちゃこと軽ターハムと同じエンジンらしいのですが、これガソリン機関でしょうに。
地球じゃ完全枯渇してないけどガソリンも軽油も高いんですよ、環境汚染以前に。
で、燃料補給用とおぼしきタンクローリーも含めて、片端から英軍仕様の黄土色に塗られてなければ放○中古車センターか、はたまたあたしの母国への中古車輸出中の光景にも思えてくる「あたしらの時代からするとクラシックカーどころか全部博物館行き」な車両群に頭を抱えるしかない訳で。
だから中途半端に向こうの文明水準にあわせたとか言うなよ本当。
こんなん、ワーズワース家のガレージの旧車會コレクション英国版で慣れたあたしやクリス以外だと、訓練してないと動かせないのは明白です。
…さて、ここで注意。ワーズワース卿は普段の通勤時にXJ6を使ったりしています。
あそこのおうちは空調完備のガレージに古典的な英国車ががっつり詰め込まれており、所領といってよい広大な敷地で使うレンジローバーも、クリス母の事故で失われた二代目以外の全世代が揃っているのが自慢らしいです。
だからマクラーレンというんですか、昔のレーシングカーみたいなやたら低くて乗るのも大変な上にうるさくて扱いづらいのとか、ジェンセン・インターセプターだのローバー・ヴィテスだのアストンマーチン・ラゴンダとかいうホンマにハンドルにパワーアシスト付いてんのかってくらい重くてもっさりしたのとか、あたしに運転させようとしないでくださいと言いたいです。
…壊した時の恐怖を考えると気楽に踏めませんって!
「まぁ…お気持ちは分かります。ただ、現地で軍や政府広報向けの映像資料が欲しいとの事なので、女男爵様と准男爵様がお乗りの撮影にだけは付き合って頂けますと、納税者向けのアピールになると軍令部より厳に仰せつかっておりますので、向こうでは少しだけご協力願います」
「まぁ、議会アピールもあるし、しゃあないなぁ。普段はあたしら、コレ乗ってていいんよね」うん、こいつらに比べたら、以前にワーズワースコレクションから見繕って送り込まれて来た、フジホワイトとかいう白色のディスカバリースポーツの方がまだなんぼもマシです。
一応荒地走れるし、水深60cmまでなら川渡れるらしいので。
つまり何ですね。
現地なら第二次大戦、下手すれば第一次大戦のレベルの物品でも十分使い物になるだろうとNB本国では判断しとる訳で、向こうで親睦を兼ねた技術展覧会の陳列品として持ち込むからええやろという、いかにも嘘くさい言い訳で軍用車両を持ち込もうというのが何ともな話です。
更に、デモ用の実走コースを作る名目で工兵用車両や重機積んでいくぞと。
「とりあえず車両管理は大尉にお任せ致します。本当に珍妙な任務となり心労をおかけするかとは存じますが、派遣期間の間はよろしくお願い致します」
「はっお任せ下さい少将閣下!」
そうです。本国のワーズワース卿並びにマッジルベリー大将閣下がリモートで見守る中、このテンプレスの艦長のマルグリッド大佐が上官代行であたしに少将位記章を付ける儀式をついさっきやったばかりなんです。
で、少将昇任の初仕事って事で艦内視察に及んどる訳で。
ちな、爵位の方は昨日、テンプレスに積まれて来た任状やら典礼式典用のあれやこれやを領事館に下ろしてドレスとモーニング姿になったあたしら夫婦で、これまたワーズワース卿を始めとする円卓騎士の皆様にリモートで見守られながら領事に叙爵式を代行してもらいました。
なんかサー付けがものっすごく微妙に嬉しくないこの頃なんですが。
ええ、今後、爵位持ちで将官という事でどんな無理難題言われるかを考えると、今から既に頭痛が痛いんです。
そして、ただいまはジーナさん、NBの女性用将官典礼制服で着帽してます。
これ、初のNB女性将官という事で作られたそうで、3Dデータを向こうに送って縫製に及んだカスタムオーダー品だそうです。
士官の制服が自腹購入だった菅野くんに「ええやろー更にこの服代はNB持ちじゃーざまみれーうははー」とドヤ顔したら画面の向こうでめっちゃ怒られました。お前なぁ俺ら服代とか飯代自腹だったんだぞ、将官のお供でコース料理食うとか真剣に泣いたぞとかおもくそ愚痴られました。
で、ジーナさん典礼制服でスカート姿です。
普段のギャルギャルしいショーパン姿とのギャップで驚かせようという魂胆もありますが、此度は実際にこの制服を着ておく必要がまだあるんです。この後、うちの社員の家族を乗艦させる時に艦側の責任者としてお出迎えする必要がありましてね。
そんな多忙な時にトッ○ガンのテーマの着メロ。
これは連邦宙兵隊関係者用に設定した音です。
このクソ忙しい時に誰じゃボケと思いましたが、多分ゴルディーニ大佐だと思い堪えて電話に出たら案の定大佐でした。
ただし、映像通話の画面に映る大佐、与圧ヘルメット姿です。明らかに機内です。
『ジーナ・ワーズワース・高木少佐。見て分かると思うが俺は今飛行中だ』
「ちょ!ええんかいな飛んでる時に!」
『これはお前達のバンシーと同様の民間機扱いでもある機材なのだ。で、急な話になったが、少し早いクリスマスプレゼントの配達をNBから非公式打診された。可能なら今から上町まで飛んでいくから待機していてくれ。お前の定期技能維持飛行に関わる事でもあるが、どうだ?』
「了解しました大佐どの。とりあえず到着前にNBの艦船のコントロールタワーに着陸許可を取ってください。ラジオ周波数はNB空軍の汎用航空機回線周波数でOK。そちらのコールがあれば応答するようあたしから指示を出しておきます。コール対象艦はHMS-テンプレスです」
『…何だその船は…アークロイヤルじゃないのか?まぁいい、とりあえず初期性能確認を行なってからオオサカへの飛行に移るから1時間以内に着くと思う。よろしく頼む。オーバー』
「了解。オーバー」
「ジーナさん、大佐が来られるのですか?」何か不安そうな顔でクリスに聞かれます。
「うん、クリス…あたし、悪い予感がするねん。あれ、多分…ババヤガーの機内やわ」
そう、密閉型コクピットであの配置。間違いなく携帯の通話映像の相手がいたのはF-400ババヤガー、宙兵隊主力大気圏内航空戦闘機の複座タイプです。
まさかこっち持って来てそのまま納品とかちゃうやろな、おっさん。
あたしはこの後に起きるてんやわんやを想像して頭を抱えました。
…何でこう、今日は今日とて色々起きんねん。




