学校のまりあさん…マリアンヌのとりかえばや物語・1
「ようこそ、池尻大橋…痴女皇国東京支部へ」
「えーと、サリム君とレオノールさんと…娘さんのラウシュミさんですわね。少しの間ですが、よろしくお願いしましてよ」
地下駐車場で、ダンケ号から降りて来たご家族を預かるのは私、高木マリアンヌと…実質的な姉妹役の高木スザンヌです。
で…私の事をもはや忘れておいでの方ですとか、あるいはご存知ない方へ申し上げておきますとですね、公式ではこのマリアンヌ、リーゼ姉ことマリアリーゼの次に生まれた、高木家の次女なのです。
しかし…実態を追いかけるとこうなのです…。
高木家・ワーズワース家系譜抜粋
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(故)高木義夫
(故)高木アレサンドラ | | 高木クレーゼ
↓ | | | | ↓
高木ジーナ ーーーー ーーー ↓
↓↓↓ | | ↓
↓↓↓ (故)高木貴洋 高木スザンヌ ↓
↓↓↓ ↓
↓↓↓ クリス・ワーズワース ↓
↓↓| | ↓
↓↓ ーーーーーー ↓
↓↓ |ーーーーーーーーーーーーー ↓
↓↓ | 長女マリアリーゼ・ワーズワース※
↓↓ 三女高木マリアンヌ◀︎ここ!
↓↓ 長男フレデリック・ワーズワース
↓↓
↓↓ サレルフィール・シャフバンダル(アルト)
↓↓ |
↓|ーーーーーーーーーーーーーーーーーー|
↓↓ ルクレツィア・ボルジア |
↓| | |
↓ ーーーーー 次女高木サレルフィール(サリー)
↓ |
↓ 四女マリアヴェッラ・ボルジア
↓(高木マリアヴェッラ・ベラ子)
| |
ーーーーーー
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五女?高木エマ子(インマヌエル・エマ助)
※我が母ジーナ談話:「マリ公はうちとクリスの間で作った受精卵子をクレーゼさんの子宮に移植して出産してもろた子なので、聖院でも痴女皇国でも母親が二人存在する女だと皆に認識されています」
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うちの母が説明したリーゼ姉の話は置いとくとしましょう。
で、なぜ私が日本の戸籍はともかく、実際の聖院系譜でジーナ母さんの三女なのか…そう…私の前に聖院のサリーさんが来るのですよ。
そしてベラちゃんです。この系譜図では正確な出生タイミングが掴みにくいのですが、少なくともベラちゃんは私やスザンヌの姉ではありません、絶対に絶対に絶対に。
そして、サリーさんも私の姉的な時系列になることはなるようですが、これまた姉扱いしてませんしされてません。
(具体的に言うとマリアンヌちゃんもスザンヌちゃんも、私からすれば異父姉妹なのよね…しかも私の場合、私が出来た子宮は当時のアルトリー「ネ」母様で、父親役の母親がジーナ母様という、痴女種同士の子供の父母関係を部外者第三者に説明するのに苦労する生まれだから…)
(まぁ、サリーさんはわたくしたちとは違う系譜の方にしておく方が諸々無難なのですよねぇ…)
(しかも、マリアンヌさんはまだしもスザンヌさん…はっきり言って聖院金衣の後継作りの基本は満たしてはいるのよ…平民または賎民から種を貰うべし。これは義夫叔父様の精で孕んでいるからばっちり合格なのよね…これがまた混乱を生んでるというか…)
ええそうです。
私にはあまり関係のない話と思っていますが、スザンヌがよくこだわっている聖院の金衣皇統。
これ、ある時…クレーゼおばさまとアレーゼおばさまが双子で産まれた際に、順番が狂ったようなのです。
1. テルナリーゼ
2. ベルナルディーゼ(+看視皇統マイアレーゼ・銀衣皇統アリエーゼ)
3.ルミアリーゼ ↓銀衣皇統分岐
4.ラマンリーゼ
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(中略)
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18.アデルリーゼ
19.デルフィリーゼ 19.アルトリーネ
20.クレーゼ・アレーゼ (↑シェヘラザード)
21.マリアリーゼ 21.アルト←後に金衣将軍
22.スザンヌ+マリアンヌ←アレーゼ金衣認定で代順位変化
23.マリアヴェッラ←アレーゼ金衣認定で代順位変化
(しかもここにベラちゃんが絡むから、アレーゼおばさまとクレーゼおばさま以降の聖院金衣っていまだに何代目か正確に決まってないというか決めてないというか、金衣資格者が適当に名乗っている気配もっ)
(唯一正確性が高いのはリーゼ姉の21代目だっけかなスザンヌ。リーゼ姉はクレーゼおばさまから出て来たのは間違いないのよ…ただ、母親側の遺伝子に余計なもんがね、もんがね…関西弁を聖院世界に蔓延させた遺伝子がね…)
(マリアンヌ。お前は池尻大橋暮らしで堕落したと見える。うちのごとき余計な遺伝子を直系で移し込まれたお前のような女に対してナインズ転校の手続き、うちは迅速に進めるとしよう)
(かーさん、横暴な気がするわよ…)
ええ、前にもまたその前にも蒸し返された、厳しい教育で評判の英国の寄宿系学校や、そのNB分校への転校をほのめかされたのです。
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/188/
まぁ、うちの母親も系譜図を見てわかる通り、クリス父さん以外と子供を作っています。
しかも、ベラちゃんエマちゃんとサリーさんに至っては「父親役」なのです…。
こんな母親に、何か言われる筋合いは…いてててて!
ともかく、私はメディアウォッチに見せかけた聖環を使って、マンションのエントランスドアを開けてあげます。
「しかし、なんでまたこんな場所に…」と、エレベーターの中で聞く私に、驚愕のお返事が返ってきました。
「とりあえず痴女皇国世界以外の見学を兼ねて出張して来なさいと…そして可能ならば学校教育の現場を覗かせて貰いなさいというのが主君のお達しなのですよ…」
で、このお返事をなさったレオノールさんという方、痴女皇国世界のカリブ海にある球根詐欺支部所轄領土のキュラソー島にある聖母教会の司教をしておられる方で、普通の教会司祭よりは偉い人のようです。
Leonor (Amália Rebordão) レオノール Ten Thousand Suction 一万卒 Slut Visual 痴女外観 Nederlands Orange rosy kinghts. Imperial of Temptress. 橙騎士団球根詐欺分団 Non lesgeven, Bisschop van Curaçao, Nederlands filiaal, Imperial of Temptress.キュラソー教育司教・カリブ球根詐欺所轄地域聖母教会司教
ただ…外観が「両目が見えているアルトさん」なんですよっ。
つまり銀髪ショートヘアーにばいんばいんのわがままバディ。
いえ、顔立ちは確実にアラブ系のアルトさんとかなり違います。
しかし、体型とか髪型が遠目で見たらですね「あれ、今日アルトさんこっち来るっけ?」と思うような人なのです。
そしてレオノールさんとサリムさんの娘さんというラウシュミさんですが、このお二人、インドネシアの習慣で苗字がないのですね。
Salem サリム Single Suction(Limited Hundred Suction)一人卒(限定百人卒) Pure male Visual.(variable tranny gender changer ) 男性外観(偽女種可変)Central American Pirate Republic Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国中米支部 Nederlands vestigingsmanagement Curaçaose kerk dienaar. 球根詐欺支部管理島教育教会用人
LautSume ラウシュミ Ten Thousand Suction 一万卒 Slut Visual 痴女外観 Nederlands Orange rosy kinghts. Imperial of Temptress. 橙騎士団球根詐欺分団 Gouverneur-generaal Caribisch Gebied van de Nederlandse Afdeling, Imperial of Temptress. 球根詐欺支部カリブ海領土総督
でまぁ、このマンションはテンプレス・エステートという不動産会社が建設した超・高級賃貸マンションというふれ込みなのですが、実際には痴女皇国の東京拠点を兼ねています。
なにせ国道246号線と首都高速3号線を挟んではいますが徒歩数分のところに陸上自衛軍の三宿駐屯地だの、果て世田谷ではなく池尻大橋側に機動隊の庁舎まである場所です。
(これ故に少々荒っぽい事をしても土地を確保させてくれたんだよ…。若様曰く、痴女皇国の実質的な大使館として建ててもらったようなものだからと…なお、たのきちが罪務省に入省して暫く住んでいた官舎も246挟んで南側の自衛軍の駐屯地に隣接した場所にあるぞ)
ちなみに痴女皇国内務局広報部長で、ベラちゃんの高校時代の同級生の宇賀神雪子さんのお父様とお母様が長年お住まいだった…これまた池尻大橋駅裏手に存在したマンション、とうとう耐震診断に引っ掛かって改築となったのですが、元々私たちが東京の拠点として使っていたこの近辺に存在する分譲マンションの一室に転居しておられますよ。
つまり、宇賀神さんの絡みで、この池尻大橋駅近辺には痴女皇国関係の施設がいくつか存在するとお考えください。
で、私とスザンヌはこのマンションから神戸市東灘区の、通称どこぞ高校に転送通学している立場です。
通常であればこのまま学業を修めているとベラちゃんや宇賀神さん他の元・女子高生陣の分体同様に「このマンションから痴女種でなくても徒歩圏内」である某・どこぞ大学に通学することになるはず…。
(ところでスザンヌ様、マリアンヌ様…お部屋はどちらに入って貰うのですか…)
(5階の502って指定来てますね)
(まぁ、五○二号室であれば両脇は空室でございますか、目下は…)
そして、ジーナかーさんが連れて来た「いつもの」引っ越し担当の女性陣が貨物エレベーターを使ってぽんぽんと置いていった段ボールがいくつか存在するお部屋に皆さんをご案内したのですが。
「あ、紹介しておきます。このグラン・テンプレス池尻の管理人の阿波内侍さんです。一応、601号室の私たちのお部屋の同居となっておりますので、不明なことがあったら電話してください…」
そう、このマンション、セキュリティがものすごく厳しいのです。
緊急時以外は自分の住んでいるお部屋と異なる階に行くだけで警報、鳴りまくり。
「こらこら、そもそもこういう現代建築に慣れてへんだけやなしに日本語圏外の人やてわかっとるやろが…」
「えー、阿波内侍さんがいたら大丈夫だって思ったのにっ」
「とにかく、うちはすぐNBに戻らなあかんから、あと頼むぞ。ここ、色々やかましいからみどりん達連れて一緒に下に降りたらなあかんねやからなっ」
ああ、引っ越しレディース軍団の方々ですね。
ちなみに神條みどりさんという人、ご実家が少々特殊なお雑煮を召し上がる風習のあるところだそうです。
とまぁ、うちの母とその女性陣がどったんばったんと引っ越しを片付けて消え去った後、阿波内侍さんを紹介しておきます。
この方は元々京都のお寺から神社に変わったところの地縛霊のような存在でしたが、ある時に擬似身体を得て痴女皇国の東京拠点で私たちに同居することになった方です。
で、阿波内侍さんにステータスは存在しないことをレオノールさんたちにお伝えしておきます。
Marienne Takagi 高木マリアンヌ Single Suction(Limited Billion)一人卒(限定十億卒) Variable female Visual 可変型女性外観 Our Marie 3rd. Imperial of Temptress and Holy Temple. 第三代聖母候補(痴女皇国・聖院)Setagaya tokyo Branch, Interior Bureau. White Rosy knights, Imperial of Temptress. 白薔薇騎士団
Suzanne Takagi 高木スザンヌ Single Suction(Limited Billion)一人卒(限定十億卒) Slut Visual 痴女外観 Our Saint 3rd. Imperial of Temptress and Holy Temple. 第三代聖女候補(痴女皇国・聖院) Imperial lineage of holy temple. 金衣皇統 Setagaya tokyo Branch, Interior Bureau. White Rosy knights, Imperial of Temptress. 白薔薇騎士団
まぁもっとも、阿波内侍さんの正体を教えたら嫌がられるかも知れませんね…。
「主上からの宸翰がございますから、迂闊に祟れませぬ…」
「将門塚で変な相談もしちゃだめですよ…」
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「差し当たって私たちは夏休みですが夏期講習や本宮からの依頼業務などがあって四六時中、皆さんに同行する事ができません。ですが、連邦世界での生活経験皆無ということで、痴女宮から随行員が来るそうです。とりあえずはその方と暮らして頂く形で…えええええ?」
(マリアンヌ。お前かスザンヌか阿波内侍さんの交代で案内して欲しいらしい。今日明日は本宮から人が動かせないようや…)
(えー何よそれ、今日、後で遼子来るんだよ?)
(おいおい、時間も時間やぞ、ええんかいな…)
(それが遼子のお姉さんの話でさ、あたしらが通ってた学校の高等部に上がったそうなんだけど…)
でまぁ、以前にちらりちらりと名前が出ていたのですが、私とスザンヌの共通の友人たる吉田遼子。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/49/
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/188/
(なるほど…あの事件のあった高等部から他校へ転校しようとしたところ嫌がらせを受けたと。それと本人の学力の問題があると…よっしゃわかった、とりあえず話だけは聞いて結論ちょい待てで)
でまぁ、母親の許可も降りたので、レオノールさんたちの荷物の梱包を解いて整理しておりますところに、遼子から転送頼もうという連絡が来ます。
「あらどうしましょ」
「まぁ、ここは家具は揃っておりますし、あとはレオノールさんたちの連邦世界向けの衣類とか片付けるだけですから…」と、スザンヌが無理からにこの部屋に転送してしまいます。
「ごめーん遼子〜、今片付け中なのよ…ってお姉さんも?」
あれあれ、当のお姉様…吉田朔実さんまでお越しとは。
(ごめんなさいハーレメレーネさん…遼子と朔実さん、上のうちらの部屋に連れて行くからレオノールさんたちの荷物整理とか手伝ってあげてもらえませんか?)
ええ、このグラン・テンプレス池尻…家賃が最低でも月額100万円を超すという高級賃貸マンションなのは世を忍ぶ仮の姿、その地下を含めた相当部分は痴女皇国・東京支部として機能しております。
すなわち、痴女皇国本国の離宮と同様、私たちのお部屋付け担当の当番女官もおられるのです。
「とりあえず片付けが終わるかキリのいいところで、レオノールさんたちを連れて来てください。お茶にしましょう」
と、顔を出して頂いた青薔薇騎士団かつ厚労局派遣の女官の方にお願いして、私とスザンヌと阿波内侍さんは遼子と朔実さんを連れて1階層上に上がります。
(これ、せめて5階と6階はフリーにしてもらおうよ…不便でしゃあないわよスザンヌ…)
「ねぇ高木さん…このマンション、遼子から聞いたんだけど、もしかしてご家族の方の会社の持ち物…」
「遼子〜朔実さんには言うなぁ〜」
「ひぃいいいいい」
「まぁ言ってしまったものは仕方ありませんわね。それに遼子さん、はっきり言えばわたくしたちの協力者でもありますから」
そそ…いつぞやのいじめ事件の際、遼子にも大人…それも痴女種になってもらってますよ。
ええそう、この一連のお話をお読みの方…仮に遼子が千人卒痴女種になったのなら、人間の女に対して何が出来るか、お分かりですよね…。
ただ、お姉さんの朔実さんについては、私たちと接触して駄洒落菌を…それも危険な部類のものを保菌したり撒き散らすのはまずいので、対応措置を取っています。
それに、無対策の通常人類であれば、私たちと長時間触れ合えば痴女種細胞や鬼細胞による汚染が始まってしまいますから。
Ryouko Yoshida. 吉田遼子 Single Suction(Limited Thonsand)一人卒(限定千人卒) Variable female Visual 可変型女性外観 (Lives in Sumiyoshi Ward, Osaka City) Setagaya tokyo Branch, Interior Bureau. White Rosy knights, Imperial of Temptress. 白薔薇騎士団
Sakumi Yoshida 吉田朔実 Human(Antibody Slut absorption)人類・痴女化抗体接種済 Pure female Visual 女性外観 (Lives in Sumiyoshi Ward, Osaka City) Guest.(Ministry of Interior, Imperial of Temptress) 痴女皇国内務室所管滞在客
(本当は〜帝○山界隈をチャリで走って欲しくあ〜る〜)
(マリアンヌ…それ強姦作戦と同じ阿鼻叫喚になるからやめれ…少なくともマリ公の指示があるまでは絶対するなさせるな…)
ええ、割と近いの、知ってるんですよ、遼子の家から…。
ですから、駄洒落菌変種にフル感染した状態であの辺り一体を走るとか、あの住宅街の最寄駅のある電車に然るべき時間帯に乗って貰うと、高い確率であの辺のお宅にも届くはずですよ、駄洒落菌。
「でさぁ。何でこの家では普通の日本のお菓子を在庫しないのかなぁ…」
「買ってきてるはずですわよマリアンヌ…わかりました。みんな601号室に来た際に、痴女宮の購買処の販売品と差し替えているのです…」
「それで快感王とか珈琲淫入りまくりなんかい…地下管制室に告ぐ、日本のお菓子は自分で買う事…買わないとわかってるわよね…」
「ええとそれはどういうことですか」
「あの…朔実お姉さん…ちょっと待ってくださいね。私たちのこと、遼子はどこまで喋ってよかったっけ…」
と、朔実さんの脳内にある痴女種の知識を閲覧しておきます。
(スザンヌ…これ、教えるかどうかの瀬戸際よ…教えないと多分理解できないし、かと言って教えたらどうしても痴女皇国の手先にしないといけないじゃない…)
(遼子さんはどうなのですか…あたくしが見る限り、朔実さんは転校したくてしたくてたまらない印象ですけど…)
(そうなのよ、ねえさん本当に悩んでるから…マリアンヌちゃん、あたしや皆さんが中学からどこぞ高校附属に行ったでしょ、で、そこであそこ女子に残った子って、言うてしまうとあかん子の濃縮果汁みたいなもんやん…そんな煮詰めたような連中が中等部、それから高等部の生徒の大多数みたいなんよ、今のあそこ女子…)




