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こんにちわ、マリア Je vous salue, Marie  作者: すずめのおやど


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悪霊の盆踊り? 赤道祭りだワッショイ・11.5 -オモテ面-

皆様こんにちわ、マリアヴェッラです。


さて、今回はR18のアルトさんのお話の続きになります。

https://novel18.syosetu.com/n5728gy/154/


今晩のお相手がいないとしくしくと泣きながら茸島を経由して、痴女宮のあたしのお部屋に戻って来た訳ですけど…。


--------------------------------------



「あのねぇベラちゃん、あたし達の存在、まるっきり頭から消え去ってなかったかしら」


「まぁまぁゆっきー、仕方ないと言えば仕方ないわよ…」


と、ぷりぷりといかる広報部付部長様を宥める女官管理室長見習いと書いて、あたしのクラスメートたる宇賀神雪子さん(ゆっきー)と、勅使河原絹江さん(おきぬちゃん)


そして、なぜかベッドの上で正座をさせられているあたくしマリアヴェッラ。


では、何故こうなったのか。


あたしが↓で今晩の精気授受のお相手に困っておりまして、愚痴っていたところをですね。

https://novel18.syosetu.com/n5728gy/154/


更には茸島経由で離宮の自分の部屋に戻って、アンヌマリーちゃんの献身を受けておりましたところですね。


水臭いとばかりに乱入して来たのがいまして、それがあたしの同級生上がりだったわけですよ。


ちなみにゆっきーとおキヌちゃんと五百旗頭梓さん(あずさん)の三人、あたし同様に神戸市内の某あそこ高校には引き続き、分体を出して通っている体裁を取っています。


一方で四十洲芳子(よっしー)は引き続き「本物」が通学していますが、こちらも分体化は時間の問題…あ、よっしーは実家の絡みで必ず連邦世界で結婚させなくてはダメと姉が言ってましたね。


ええ、よっしーの実家は、実は田淵誠さんのお父様が総裁をされて「いた」某政権与党の大物議員様のご一家。


つまり…最終的には日本の政界の要職者の娘さんとして、然るべきお相手に嫁入りさせた方が色々とよろしいという話が若様の方からも来ております。


でまぁ、ここで現在の、あたしの同級生かつ痴女皇国出向扱者のステータスを見てみましょうか。


Yukiko Ugajin 宇賀神雪子 Thousand Suction.(Hundred thousand Suction)千人卒(限定十万卒) Slut Visual 痴女外観 Purple rosy knight. 紫薔薇騎士団 Public Relations Manager, Ministry of Interior, Imperial of Temptress 痴女皇国内務局広報部部長


Kinue Teshigawara 勅使河原絹江 Thousand Suction.(Hundred thousand Suction)千人卒(限定十万卒) Slut Visual 痴女外観 Blue Rosy knights, Imperial of Temptress. 青薔薇騎士団 Ministry of Labor, Priestess Management office sub-leader. 痴女皇国厚労局女官管理室副長


Azusa Iokibe 五百旗部梓 Thousand Suction (Hundred thousand Suction)千人卒(限定十万卒) Slut Visual 痴女外観 Red Rosy knights, Imperial of Temptress. 赤薔薇騎士団 Ministry of trade industry, Production manager. 通商産業局生産管理部部長


Yoshiko Sikasu 四十洲芳子 Human(Antibody Slut absorption)人類・痴女化抗体接種済 Pure female Visual 女性外観 Guest.(Ministry of Interior, Imperial of Temptress) 痴女皇国内務室所管滞在客


そうなんです、よっしーだけが、ある意味では仲間外れ。


でまぁ、ゆっきーとおキヌちゃんがあたしの嘆きを聞きつけて押しかけてきたのはこの件に関する請願もあったと聞かされます。


「あずさんは今、鉄鋼生産事業の立ち上げで監獄国の那古屋(名古屋)に行きっぱなしだからねぇ」


しかも、年内にはストラスブール転勤が決まっています。


もちろん、これはルール炭田とロレーヌ公国内の鉄鉱石鉱山開発事業立ち上げのため。ここでは転炉という製鉄用炉を使用した高品質鉄鋼生産設備が必要になるからだそうですが…。


(ベラちゃん…何であたし一人で三河監獄国行かせるのよ! 普通は誰かお付きとか補助要員がつく話よ! )


(あずさん…だから誠さんに来て頂いてるじゃないですか…)


ええそうです。流石に専門も専門な分野の話なので、製鉄所を経営する企業…ではなく、そこに買い付けてきた鉄鉱石や石炭を卸す専門商社に出向した田淵誠さん…姉の同級生だった方で、あたしが通学中のあそこ高校の先輩にも当たります。


でまぁ、あずさんのお父様が勤務されている鉄鋼メーカーとも連携が取れる上に、他に必要な資材資源や機器を調達しやすい立場の方でもあります。


なんせ、元々は商社…それも丸の内に本社がある旧財閥系企業にお勤めで、しかもお父様がこないだまで総理大臣をされていた方ですよ。


いくらお若くても、実家や出向元との関係さえ良好ならば、これこそうってつけの人材でしょう。


更には何度も聖院世界や痴女皇国に来ていて、こちらの事情を熟知しておられます。


とどめに、若様同様に姉のお気に入りでして、姉は嫁さんがいないなら痴女皇国で探すから面倒見るとまで言ってます。


つまり、家庭内の上下関係にこだわらないならば優良物件です。


わかる? あずさん。


更には姉が遊んだとも言いますけど、罪人仕様の強健な身体に作り変えられていますからね。


(マリアさんが遊び半分で有難迷惑な事するから…龍ヶ崎で70切るとか素人じゃないって上司や父にも言われるんですよ…ゴルフが上手くなりすぎるのも考えものなんですよ?)


ああ、プロ並みの腕にするとか、姉が張り切ってめちゃくちゃに身体をいじられた件ですか…。


ええ、痴女山の山麓にね…作られたんですよ、ゴルフコース…今は女官連中だけでなく、英国大使のサトウさんが猛特訓中です。


(いえ、将来はゴルフの起源とスポーツとしての成立が我が国である事を訴えるために、わざわざ英国由来としてコースを整備頂いたと聞きましては。更にはパークス公使も…ホドガヤというのですか、ヨコハメの山奥に作られたコースをケイジロウ殿やジェネラルなどとお楽しみであるとか)


(あ、これはあたしが皆さんに教えておくよ。程ヶ谷カ○トリー倶楽部って関東七選に選ばれた名門コースがあるんだけどさ、単純にコースレイアウトだけで言うとさ、()()()そこ)


ええんかいっ…。


その名門だか何だかいうゴルフクラブに訴えられても知りませんよ…。


(若様の関係者がそこの会員に多数。ちなみに江戸城の中の人関係者でもあるようでねぇ、ふふふふふ。喜んで実コースをエマ子と一緒に視察させて頂けてねぇ…)


あ…それでエマちゃんが愚痴ってた理由のひとつがわかりました。


そりゃ、こんなものまで作らされてたなら、酒に溺れキツい煙草を嗜みもするでしょう…。


(りええが知ってるけどさ、連邦世界だとあそこの下の辺り、東海道貨物線が横浜の市街地を避けるために地下トンネルで抜けてるらしいんだよ。で、貨物線作るついでにゴルフ場もって感じで頼んでさぁ)


はぁ。


比丘尼国の内政については、あたしが触る話でもないので黙っておきます。


更に英国の内政や向こうの文化的進展についても、微妙でデリカート(デリケート)な事案が多いのでほぼ、姉が専任していますし。


そう言えば…サッカーも流行らせようとしてましたね…。


叔父が執務の合間にフットサルめいた事を部下の男性とやって遊んで問題になっていると、ミケーレさんから聞かされましたけど。


(イタリアも起源に数えられているそうですね。いや、実際にあれはgioco di squadraを求められますし、男たちの結束を固めるのにも有効だとして流行させようと。英国でも流行らせたいとドレイク護海卿のお話もありましたし、とりあえずは我がイタリアと英国、それからイスパニアとドイッチェで球技団を編成して国際親善試合をして面白さを周知させようと画策しておられるようで。何せ、空き地と球一つあればできなくもない遊びでしょう。…何でも、そちら(連邦世界)では貧民でも球蹴りに秀でておれば英雄となるそうではないですか)


なるほど…ミケーレさんもイタリア人ですから、貧しい子供たちがお金のかからない遊びとして楽しめると言うのに着目したと言う事ですね。


確かに、痴女皇国世界や聖院世界でのイタリアは貧富格差が激しく、ルネサンス期同様に貧民賎民はそれなりに救済を必要とする者が依然、多数存在しています。


そして表向きは教皇庁の職員であるミケーレさんです。


確かに、この方の裏の顔は冷徹な殺し屋ではありますが、同時に叔父の理想に賛同している立場でもあります。


そして…叔父の立志理由は連邦世界と痴女皇国または聖院世界では異なりますが、フィレンツェなどでの貧民を食い物にする組織に反発して政界または教皇庁トップを狙うとして同志を募った点は共通しています。


そう、ミケーレさんも、理想を唱え、義侠心を煽る叔父の姿に憧れているのですよ。


そんな人ですから、貧しい者であろうと自分の生活や地位向上に「真っ当に」努力する分にはその行為を認めるばかりか、支援するのにやぶさかではありません。


それと、純粋な軍人ではありませんが、一種の軍事活動に従事していた人です。


gioco di squadra…つまり、チームプレイを学ばせるのにも良いと思ったと言うのが、ミケーレさんがサッカーを推奨しようとしている理由であるということですね。


(確かに、マリアヴェッラ陛下がお生まれになった世界では、イタリア人というのは自己の調子に合わせて世の中を回すが如く思われ、集団で規律のある行動を取るのが極めて苦手であると思われておりますかと)


え、ええ…嫌ですけど、そういう風に見られがち、ですね…。


(正直なところ、身の回りを見渡しても思い当たる節はなくもなし。であれば、一人で棒を振り玉を打つ方が我々に流行らせるには良いかも知れないとも考えました。が…あれに使う服やら棒やらの値段を拝見しましてね…あの値段を考えまするに、よく玉が飛ぶ棒を作る職人も今後は世に出て来るでしょう。しかし…そうした職人に道具を作らせれば、庶民の遊びとは申し難い金が入り用になると思いますが)


そうですね、確かにゴルフウェアやバッグ、そして何よりゴルフクラブはかなり良いお値段がします。


あたしも付き合いゴルフの可能性がありますので、キャロウェイとかいうクラブのセットとヴィアッジというイタリアメーカーのキャディバッグを組み合わせたセットを持たされてはいます。


ただ、あたし以上に連邦世界での外交活動も仕事の内に入っているルクレツィア母様が使っている事が多いんですけどね。


(更には、そのゴルフ場とやら。芝を植えておる時点で、芝の手入れが必要となるでしょう。そして結構な土地を要する事となり、山を切り開く必要もあるかと。つまり…貴族の遊びとなり、庶民にはなかなか手が出ない。恐らく、まともにゴルフをするとなりますとローマより北、芝が育つ雨がよく降る辺りになりますかと…ええ、畑に良い場所と立地が共通している気が致します)


なんと鋭い読みでしょうか。これですから、あたしも何かあれば意見を聞けるというものです。


(は。マリアヴェッラ陛下に私ごときが意見などとは畏れ多い話なれど、重用を頂き光栄の極みに存じます。…英国でも流行るラグビーとやらが流行ると聞きましたが、玉だけで庶民が興じて腕利きが出る競技、これを広める事で体を鍛え、兵役や重労働に耐えて稼ぐ風潮が世に広まる方が好もしい話かと存じます。それにですな…私はある程度はそちらのお世話になってはおりますが、元々は自らの意志で身体を鍛え上げる方が男としては正しい道ではないかとも考えております。陛下も、筋肉美と肥満体を目の前に並べられれば、精気の量はともかくとして見た目はどちらになさいますか)


ううううう、厳しい選択ですねぇ。


痴女種としては、モテない方の溜め込んだ精気を頂く方が美味しいのです。


ですが、女としてならばやはり、喪男の方には申し訳ないのですが、見た目を見てしまいます。


ただ…以前に申し上げましたけど、あのハゲた頭の元イタリア首相で下半身の醜聞に事欠かなかった人、おられますよね。


あんな方と申し上げては失礼ですが、あんな方に浮いた話が出まくったのも、やはり「モテる振る舞い」を知っていたからだと思うのです。衣服の選択はもちろん、香水にムダ毛だの爪だのの処理に始まり、会話に必要な教養や美味しいリストランテの選択。


つまり、女性をもてなす能力があるように見せる技と、デキる男感の演出ですよ。


確かにあのハゲおじさんは政治力の他に、マフィア系の闇の力やお金も使えたとは思います。


しかし、イタリアの悪党は単なる悪党では通用しません。悪党であっても伊達男でないと、女性だけでなく男たちも首領(カポ)と認めないのですよっ。


(ベラちゃん…言っちゃなんだけどさ、ベラちゃんが悪党かどうかはともかく、その理論、あんたも自分で実践しまくってるじゃん…)と、ゆっきーが突っ込んで来ましたけど。


確かに、あたしの服や靴、それから痴女種としての行動を阻害しない範囲での装身具(アッシェソリ)、つまりアクセサリーはなるべく良いものを身につけるようにはしています。


通学の際の地味めの格好ですら、聖環以外の身につけるものの総額は数十万はいくでしょう。


そして…池尻大橋の高木企画の社宅億ションに出入りする時は億ション住民らしい姿になりますよ、服装のお値段も含めて。


(まぁ、セレブ級に歩く便通というか、高級車が買えるくらいの格好してるのは間違いないわね)


(他の日本人じゃない痴女皇国の幹部もそうなんだけどさ、伊香保保養所に現れていい格好じゃないわよね…あんたらマンハッタンを根城にしてヨーロッパのリゾート地に現れるセレビッチかっていう格好ばかりなんだから…)


と、トチギーとグンマーの価値観が基本なクラスメート2名、好き勝手言ってくれますけどね。


ゆっきー。それとおキヌちゃん。


あんたら池尻大橋直結ゲートが使えるようになった上に、業務報償金が正規役職分出るようになったら、早速渋谷とか原宿とか大崎とか目黒とか広尾とか、あちこち行ってるでしょ。女子高生の身分で買えない服買ったりしてんのも知ってるわよっ。


(あれマリアンローズよ! とりあえずあたしらの視覚データでまりあ先輩が型紙起こして被服費節約させてくれた分ばっかりなのよ!)


(嘘つけっ。ちゃんと買い物袋提げて道玄坂歩いてるの見たわよ? 何度もっ)


(あたしに宇都宮で服を買えと言うのかぁあああああ)


ゆっきー、栃木の人が怒るからやめなさいよ…。


(それとね、痴女種の体で冬場の渋谷に行くとね、やらかすのよ…うん、あたしら暑いはまだしも寒いはあんまし感じなくなるよね。だから目立たないためにも冬服はいるのよ…学校行く時も、冬場にTシャツ1枚とか、いくら何でも教室で絶対浮くでしょ?)


と、おキヌちゃんも反論してきます。


むーん。


しかし、こうして考えると初代様が聖院をボルネオに開いて制服を考えたのも、理にかなった話ではないでしょうか。


制服であれば、とりあえず服装センスのない人でもそれなりに見てもらえますからね。


言ってみれば学校の制服と私服の関係。


あたしたちが通う、どこぞ高校でも一応は制服が定められていますが、普段は私服でも良いとされており、生徒の自主性を尊重されています。


ただし、そもそも私立の上に、受験高校として名高いどこぞ高校です。学費は結構、高め。


ええ、通ってる生徒さんたちは基本的に「お金に困ってないおうちのお子さん」ばかりです。


ですから、私服が貧乏臭いとかそういういじめは聞いた事がありません。


それに、服装や見た目の美醜だの体型だのと言う以前に、もっと明確な個人の差をはっきりさせるものがあります。


そう、試験の成績。


これが良くなくてはですね、あそこ高校に通ったという価値は実績とならないでしょう。


そもそも何のために、親御さんは高い学費を払ってまで難関大学を受験するための学力を(つちか)う学校に通わせているのでしょうか。


どこぞ高校に通う生徒さんは、医学部なら医学部、法学部なら法学部へ進学して医師か官僚を目指すのが目標です。


そして、そこから少しランクを落とさざるを得ないと自覚した生徒さんは、志望大学のハードルを下げて民間企業を狙う等々。


悲しい話ではありますけど、あたしたちも含めて、どこぞ高校に通っている時の姿は人生のワンシーンであり、本番の舞台に備えて猛特訓してお稽古の毎日のようなものです。


あたしたち痴女種はともかく、大半の学生さんにとっての人生の本番はあそこ大学を出て目標とする省庁に入庁するか、医師免許なり司法試験に受かるなり、高度な資格取得のとっかかりを得た時から始まると思いますよ。


ええ、エリートと言われる方の人間性を云々する意見もありますが、まずはこの設定された難関をくぐらないと、人生のスタートラインにすら立てないのが連邦世界の日本の現状です…そして、恐らくはお読みの皆様の世界でも。


(あたしが大手物流系に就職したのって、親の意向もあったのよねぇ。あたしの学歴じゃあそこに勤めるにはオーバースペックすぎるって思ったんだけど、将来はジーナちゃんの会社に入れて彼女の片腕にって考えてる話を聞かされてさ…まぁ、本当にジーナちゃんの娘さんたちの片腕になってるから、親の意向に添えたっちゃ添えたんだけど)


雅美さんが苦笑しながら言ってますけど、聖院世界との交流が始まった時には雅美さんのお父様の趣味からくる知見が意外と役立ったのを知らされていますからねぇ。


そして、お父様の考え…企業人としての実務だけではなく、文化人としての知識を持っておかないと、単なる仕事馬鹿、勉強馬鹿では人の尊敬を集められないという事で、雅美さんの歴女趣味にも理解を示しておられたようなんですよ。


いいお父様だったんですね。


(裏でこっそり漫画描いてたりしたのも黙認。ただねぇ…流石に大学入る前まではヲタ趣味は封印に近かったわね…学業とは両立しないって自分でもわかってたから)


それでもちゃんと、売れる絵が描けるのですから凄いではないですか。イタリア的価値観ですと、絵画または彫刻か音楽…ええ、歌えるというだけでも尊敬を集めると思いますよ。


(痴女宮の売春はまだしも、比丘尼国の吉原は本当に連邦世界の吉原同様に芸妓遊び云々やってるからね。祇園も同じよ)


そうなんですよね、女遊びをするにも、男性に芸能を要求する話になるというのを慶次郎さんに教えて頂きました。特にお大尽として見られるには必須のアビリタ(スキル)だとも。


(まぁ…痴女皇国では「今は」そこまでしなくてもいけると思うわよ。そう言う場所に近い事が出来るようにジュネスを誘致したんだし)


ですね。


で。


アンヌマリーちゃん。


あなた、何でおキヌちゃんに妖しい視線を送ってんですか。


いくらあたしとの精気授受を邪魔されたからって。


(うふふふふふ。確か、マドモアゼル・テシガワラはオンセンを引いたヲテルの一族、黄色い猿でありながら貴人の家系とはお聞きしております。是非、一度あたくしを相手にと…)


え。


アンヌマリーちゃんの差別的な言動は…うん、中世時代の子ですしね…ともかくとしても、おキヌちゃんの高身長かつ美味しそうな巨乳に目が行ってるようです。


(えええー。ま、まぁ…いいんだけど…)困惑するおキヌちゃんですけど、あんた、そのお乳で旅館(じっか)のお客さんにいけないセルヴィッツオ(さーびすさーびす)してたんでしょ。


そして、アンヌマリーちゃんの父母役が誰と誰か、思い出して欲しいのです。


…ええ、おキヌちゃんはロックオンされましたね…。


--------------------------------------


あんぬ「さぁ。この後はおいしく頂かせて頂きますわよ」

おきぬ「いやああああああ」

あんぬ「人の恋路を邪魔するからです」

ゆきこ「恋路なんだろうか」

あんぬ「ロレーヌ公家、マリアヴェッラ陛下に愛をお授け頂く運命のようですから」

べらこ「いえいえ。まぁそれはともかく、ゆっきー。確かにジョスリンもマリーちゃんも、一時期やたらあたしやジーナかーさまとアレしてたでしょう」

ゆきこ「あーあーあー、ジーナさんも言ってた言ってた」

べらこ「でさぁ、おキヌちゃん、女官管理室を空けても大丈夫なの?」

おきぬ「現在はリミルシューネさんと二人三脚だしね」

べらこ「ああ…あの人か…」

おきぬ「ちなみにリミルシューネさんは下足処時代からのベテランですよ。紹介はこちらにあります」

https://ncode.syosetu.com/n6615gx/90/

ゆきこ「で、あたしたちはどうなるの」

あんぬ「ほほほほほ、闇堕ちして頂きますわっ」

べらこ「と言う訳で…闇堕ちマリアの方で裏面が書かれるそうです…」

おきぬ「あたしの貞操を守って!」

他全員(痴女皇国の幹部やってて貞操とか、今更ないような気が…)

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