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嘘吐き  作者: おさむ。
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待ちに待ったスクールライフ



今日から待ちに待った高校生活が始まる。


お前の成績じゃ合格は難しいと言われたから必死になって勉強した。受験生だから、受験勉強するのは当たり前なのかもしれないけど 、それでも、たくさん勉強した!と自信を持って言えるほど勉強したのだ。その甲斐あって、第一志望の'征稜高校'に合格した。


中学の同級生で受験した人は誰もいないけど、高校で新しい友達を作るのも楽しみの一つである。


そして今日は入学式です。


同じクラスの人はどんな人達だろう?先生はどんな人だろう?何の部活に入ろう?かっこいい人はいるかな?どんどんと高まるテンションに、心だけでなく身体も踊る。


私は、高校生にずっと憧れていた。


漫画やドラマ、映画などで見るキラキラしたスクールライフ。それはとても眩しいもので、高校生になると必ず訪れる好機だと、信じて疑わなかった。無論、今もそう信じている。


「そろそろ行かないと遅刻するわよ。」と聞こえた。台所にいるお母さんに「わかってるー!」と返し、さっきからニヤけが止まらない自分のだらしない顔をピシャッと叩いてヨシ!と気合を入れる。


パリッとした新品の制服。自分で言うのもあれだけど、結構様になってると思う。さっき結んだばっかりのネクタイをもう一度キュッと締めて、リビングに準備していた鞄を手に取り、黒いピカピカのローファーを履く。





「行ってきます!」





私は今日から高校生になる。








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