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#8 〜隣が怖い〜

「マジか!」

「本当らしいぞ」

「やっと帰ってくるんだ」

「やっほー!」


今日も今日とて騒がしい日である。


「おはようございますファーゴさん」(もはや最近の日課だな)

「おはよう。昨日は眠れたか?」

「おかげさまで。ところで今日も騒がしいですね」(昨日のことは忘れているのか?まあ聞かれても困るしな、まいっか)

「ああ今日は待ちに待った遠征部隊が帰ってくるんだ!」

「遠征部隊?」

「まだ説明してなかったな。遠征部隊っていうのはこの村の周辺に行って大きめの魔物を狩って森の中を安定させる部隊だ」

「なるほど」

「一年に4度行くんだが、やっと帰ってきたな。全く昨日は大変だったと愚痴ってやろうか。そうそう、うちの隣の家の娘も一緒に行ってたはずだからあとで会うといいよ」

「わかりました…って隣の娘!!」

「ああ娘だが?」

「いやいや娘って。そんな…あっ、でも20歳くらいですよね?」

「いやたしか今年8歳って言ってたかな?そういやお前と同じ年じゃねーか」

「同い年!?」

「なにも驚くことはないだろうに」

「いやいや、女子にそんなことさせるの!?」

「いや別に性別関係なくね?強い女もいるし」

「でも僕と同い年…」

「お前は年下にも負けてるし、それは基準にならないんじゃないか?」

「…」

「まあ会ってこいや」

「いやです」

「いや行ってこい」

「いやです」

「いいや行ってこい」

「いやです」

「なぜ行きたくない」

「自分より強い同い年とか心が持ちません」

「たしかお前の行ってる学校にいる領主の娘も確か強いぞ?」

「フィーでしたっけ?」

「ああ、ただ領主の娘ってこともあって主に戦ったりはしないが」

「…わかりました行ってきます…」

「いってらー」

とりあえずみんなが集まっている村のよくわからない像のある広場に行けば多分いいと思う。


「おお!みんなが帰ってきたぞー」

「やっほう!」

「今日はお祭りだな!」


まあうるさい。めっちゃうるさい。

まあそんなことはおいておいて、目当ての隣の家の方はどこにいるのかな?たしか見た目は肌は褐色、身長は俺と同じくらい、武器は双剣を使用。だったか…人が多すぎてもうわけわからん。ちょっとしてから見に行こう。

めんどくさいので家に一旦帰ろう


「人混みに踏み潰されそうなので帰りました」

「ああちょうどミッシェルが帰ってきてたぞ」

「…誰?」

「ごめんごめん、例の隣の娘よ」

「そういうことですか。てことは広場にはいなかったってことか」

「そうね、まああの子も小さいし踏み潰されそうだったんじゃないかな?」

「そうすか。じゃああとで隣に家に行きます」

「その必要はないよーん」

「おお、ミッシェルじゃないか」

「おかえりなさい」

(噂をすればなんとやら。何故かうちに遊びに来ていた。)

「ところで、同い年の子がいるって聞いたんだけど、あの子かな?」

「うん、そうよ。クロおいで」

(だから略すなっつーの)「はい」

「まあまあそんなに緊張しなくても」

「あーいつもこんな感じだぞ。俺も何度かもっと楽にしろって言ってるんだが」

「はじめまして、ロドリゴ・ミッシェルです。よろしくね」

「こちらこそはじめまして、ローレンス・クローバーです。以後お見知りおきを」

「おいおい、ちょとまて。なんつー自己紹介だよ」

「いやだって他にいうことないですし」

「いやいや、いうことないとか以前に「以後お見知りおきを」ってなんだよ!」

「いいじゃないですか」

「おとなりさんだぞ」

「別に最初の自己紹介が堅苦しくても問題無いでしょうに」

「あとそれからそのぶっきらぼうな言い方も」

「これが普通ですから」

「まあまあ、落ち着いてよ二人共。おじさんもあんまり言わないの」

「まあミッシェルが言うならまあいいけど」

「で、きみがクローバーだよね。クロって呼んでいい?」

「まあどうぞ」(いきなり呼び捨てかよ、まあ別に悪い気もしない…いやいや、別にそういう関係になりたいとかそういうのじゃなくてだなっ…って何を考えてるんだか…)

「ねえクロ。遊びにいこう!!」

「えっいやちょ…」

俺はミッシェルにガンガン引き連れて街に広場に連れて行かれる」

「ちょっとまってって」

「なにー。最近ずっと暇だったし、同い年の女の子ってフィーさんくらいしかいないし」

「いやいや他にもいるでしょ…って女の子って」

「別にいいじゃん!」

「いや僕男の子なんだけど…」

「ふーん男の子かー…えっ!」

「いやこっちが「えっ!」って言いたいよ!」

「てっきり女の子だと思ってた」

「マジ?」

「マジ」

「…」

「…ごめんね」

「まあいいけど…」

「でもまいいや!とりあえず服屋に行こう!」

「行くのは決定なんかい!!」

なんだかんだで広場にすこし揉めたあと、無理やり服屋にそれも【女の子系統の服屋に】もう二・三度くらい言ってもいいだろうか。

【女の子系統の服屋に】【女の子系統の服屋に】【女の子系統の服屋に】【女の子系統の服屋に】【女の子系統の服屋に】

なんでだよ!!

いやほんとになんで?さっき男の子って言ったよね!?


「なんでさ!?」

「いや別に同い年だし見た目女の子っぽいし」

「いやいやおかしいでしょ」

「なにがー」

「なにがーじゃないって。僕は男!」

「まあいいじゃん!」

「…はあ…」


結局服屋に連れて行かれ、あーだこーだとやっていた結果がこうなった。

【チャイナドレス】【とその他諸々のアクセサリー】

以上


「なんでやねん!」

「うんうん、似合ってる似合ってる」

「…てかひとつよろしいですか?」

「うん?」

「なんであなたはそんな男みたいな格好なんですか?」

「だって戦うときはこういう服じゃないと戦いにくいでしょ」

「いやそれはわかりますが…もしかして服屋に連れてきたのって別に自分が着る服を買うためではなく、人を着せ替え人形のように扱うためだと?」

「うん!だって私はそういう系統の服は着たくないから」

「僕も着たくないんですが」

「いいじゃん、似合ってるんだし。ちなみお金は払っとくよー」

「買うんかい!」

「じゃあ帰ろう!」

「人の話をきけー」


その夜

ローレンス家


「わはははははははっ…ごほっ げほげほ。あははははは」

「ファーゴさん笑いすぎです」

「いやだって っはははh。 すごい面白い」

「僕は全然おもしろくないんですが」

「そうねーでも似合ってるからいいじゃないかしら」

「おにーちゃんかわいいよー」

「いや、それ褒めてないから…」

「よし、じゃあ明日から修練場行く時はそれ着てけよ。一応普通の服よりかは戦闘しやすいからな」

「それ完全に笑い話にするつもりですよね」

「もちろん!」

「親指立てて言わんでええわ!」

「さあさあ、夕飯食べちゃって。クロ君は後で渡したいものがあるから」

「はーい…」


その後ハンナさんに呼び出されて渡されたものが


なんでかんざしを渡すかな!どう考えても完全に遊んでるよね!

と完全に女装状態である。アクセサリーに至ってもロザリオとか、アンクレットとかね…もういいです、なんでも

よくわからんけどこの簪はもらえるそうです。一応フランちゃんに渡さなくてもいいのか聞いたところそれはそれであるそうで、これは自分のお下がりだそうです。



まずこのかんざしだけど、どこぞの暗殺者が暗器に使う棒状ではなく、二つに分かれているもの。素材はよくある金属、多分鉄製かなあ

とりあえずここになにか術式を仕込んでみるか。

まずは金属で弾丸を作ってみようかな、この前訓練を見た時に金属系統を扱う能力を使ってる人をちらっと見かけたので解析済み。弾丸の形状への成形はこれまでの方法からわかってるので問題なし。金属の弾丸なら簪の間の隙間からレールガンよろしく電気を流して飛ばせるんじゃね?ということで、マギコードで弾丸成形を仕込むと…ってあれ?そういえば前回作った魔銃もどきって使いきり使用だったから紙にかいて、発動すると消滅してたんだけど、今回は再利用可能なタイプにしないといけない。

まあ、とにかく適当にやって見よう。例えば積層している部分をすべて横に並べて、それをなぞるように魔力を注入するとか。まずは何にせよ魔術操作による焼き付けをしないと多分炭で書くのもサイズ的にもげんかいだろうからな。適当に木の板に弾丸を生成する術式を横一列に並べて見る。マギコードを焼き付けていくと、見た目はいい感じになった。で、実際に発動できるかどうかなんだが、指でなぞると…発動しないか、やっぱり失敗かなあ。もう一回なぞると…成功だ。多分均等に魔力を注入しないとダメっぽいね。じゃあこのままの勢いで簪にも焼き付けよう。

…よし、焼付完了。さてさて指でなぞってみると…金属ナイフが出てきた…あちゃーこれ術式間違えたわ。まあ近接用にも使えるってことでいっか

で、よくよく考えたら、金属に電気流したら発射する側も感電するやん!あぶないあぶない、このままやってたら自爆してたわ

力の魔法あたりで飛ばすのがやっぱりベストか、金属弾のサイズは簪の間に収まるサイズにはなってるから、そのまま力の魔法を炸裂させるだけでほぼ問題ないかな。若干軸のない方向にずれるだろうけど、そこも力の魔法でカバーをつけとくか。


さてさて、簪の反対側の軸に弾丸生成の術式を、二つの軸がくっつく中心に力の魔法の爆発をセット、一応指向性をつけて使用者に被害が出ないようにと。

これで完成!近接から中短距離までの武装が完成、あとはロザリオに治癒魔法でもつけておくかなあ。


これからすこしは戦えるといいな。だけど根本的にそもそも筋力体力ともにないからなあ、最小限に力でなんとかしないと…


さて、今日はここら辺で寝るとしよう

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