#7 〜危ないドタバタ〜
2017年の改稿、ここから新規です
朝はやく
「おーい!大変だ!!魔物が村の塀を突破して入ってきたぞ!!」
「とりあえず住民の避難を優先しろ。今家にいる人たちには外に出ないようにしらせろ!」
「了解しました!」
「くそっ!魔物か。急いで装備して倒しに行くぞ!」
朝から騒がしい一日である
「あーおはようございますファーゴさん」
「ああ、クロか」
あ…略されたなぁ、ていうか騒々しいな
「どうしたんですか?」
「魔物が突如村に攻め込んできたらしい。俺は周りの家に声をかけてくる!」
そういうと家をすぐさま飛びたしていく
「ところで、僕は何をしたらいいんでしょう?」
「そうね~とりあえず。家の中でまってましy…」
「大変だこっちの方に魔物が攻めてきているぞ!!」
「どうしましょう!まずはフランを連れて地下室へ入りましょう」
「フランどこー?」
「フランがいないわ!!」
「外へ行った可能性は?」
「もしかしたら…」
「僕が確認してきます!」
俺はそういうと家を飛び出しあたりを見回した。幸いフランは家のすぐそこにいたが…状況がマズイいやマズすぎる。フランは路地の中にいたが路地の外側には十匹程度の狼型の魔物がいた。幸か不幸か魔物の体格的に隙間は入ることができない。
「くそ!フラン!!」
「あっ!おにーちゃん。助けて!!」
どうしたらいいんだ!このまま行ったところでなんの意味もない…
そういえば昨日作った魔法銃を使えばある程度牽制できるか?しかしあれはまだ試験しかやっていない装置だあまりにも危険すぎる。それに俺自身も逃げなきゃならない。だがこのままではフランが魔物に襲われる。でも俺の体力じゃそれはそれで危ない。どちらにしても危険ならば一か八かやってみよう。
「フラン!そこを動くな静かにしていろ!」
俺は魔物に気づかないようにそう言うと家にすぐさま戻る
「フランは!?」
「いま魔物が近くにいて帰ってくることができません!」
「じゃっじゃあ」
「いまから助けに行きます」
「でっでも魔法は使えないし体力もないんじゃ!」
「大丈夫です!」
俺は部屋から魔法銃をとりだす。発砲用のプロジェクタイルは適当に石を使えばいい。弾丸は昨日作ったやつがいくつかあるし雷版も作っておいてよかった、効くかどうかはわからんが麻痺ってくれることを祈るか。
「いまから行ってきます!!」
まず俺は魔法銃を持って、力の弾丸をセット、石を入れて魔物からちょっと離れた位置に打ち込む。
パシッ!
ザッ!グルルルル
うまいこと食らいついた。何度か繰り返してある程度遠ざけたところで急いでフランの元へ走る、もちろん気配を出来る限り殺してだが。
「フラン静かに。今はまだ気づいていない。今のうちに家にもどるぞ」
「うっうん」
「さあ今の魔物がこっちをみていない隙に」
「うん」
「じゃあいくぞ」
俺達はそろそろと来た時の様に家にもどる。あと少しで家というところでフランがコケた。
「くそっ!フラン走れ!!」
まさかのここで思わぬアクシデント。そして狼型の魔物がこちらに気づいた
『ウォーン』
突如魔物が叫びだす。なんだ?
そこで気づいた周囲の魔力が流れが一点に集まり始めている。魔力があの狼型の魔物が魔力を吸い込んでいる。何かを放つつもりか?
「くそっ」
とりあえず後ちょっと時間を稼げばフランは家に到達できる。俺は雷の弾丸を手早く詰めて、射出、吠えて口の開いている魔物の一体にぶちかます。
バチバチ!
割と効いたようだ。あたった一体はそのまま気絶して倒れた。
よし、次を…と言う前に既に残り10匹くらいが一斉にこっちに向かってくる。距離を少しはとっていたとは言えそんなに距離があるわけじゃない。すぐさま突撃をくらうだろう。
仕方ない、俺は火系で弾丸を構築、既に両手に準備完了。ホントは外で本来の能力を使いたくはなかったんだが、そんな事を言ってる場合じゃないし、技を隠してやられるようじゃ三流にもなれやしない。
まずは牽制に一発、魔物の手前で弾ける、怯んだ隙にも一発を一番手前のやつにぶちかます。っと全然効いてない…が、とりあえずはなんとか牽制できた。この間にフランは家に付いている、問題は俺だ。このまま家に戻るのは得策じゃない。一旦家から距離を置くのがベストだろう。
俺はそう考えて急いで村の中心へ走る、もちろん俺の体力じゃすぐに追いつかれるのは目に見えてるので、あえて魔物の入れないような路地に入り込む。まあ要するにさっきのフランと同じ状態に自ら入り込むってこと。あとは今にも隙間に入ってこようとする魔物の鼻っ柱に適当に魔法をぶちかます。諦めてくれないかな…?とりあえずこれ以上入れないがこちらも出られない。余裕があるようで無い。万事休すか…というところで目の前の魔物たちが一斉に倒れた。
「大丈夫か!?」
「あっええ、なんとか…ってファーゴさんじゃないですか」
「なんだ、クロか。ってなんでここにいる!家にいろと言っただろう!」
「いや家にフランがいなかったもので、外を見たら見つけたけど魔物に襲われそうだったので僕が牽制して…」
「はあ…フランはああ見えても一応俺が訓練してるから、戦えるわけじゃないがある程度の心得はしてるんだ。対してお前は魔法も体力もないんだ。迂闊に動けばやばいのはお前だ、気をつけろ」
「すみません、でもこいつが魔法を放とうとしてたので…」
「こいつらの魔法程度なら、フランに持たしてあ防御のアーティファクトでどうにかなるわ」
「そんなものを持ってたのか…」
ちゃっかり解析したいな~って思ったのは内緒
「とりあえずもどるぞ」
「はい」
ファーゴさんの付き添いで家に帰ると、俺はぶっ倒れた。
「お..!…だ..じょ…か!?」
「おい! だいじょうぶか!?」
「だいじょうぶか!」
「たぶん大丈夫ですよ」
「びっくりしたじゃねーか!急に目の前でお前が倒れるものだから」
「すみません…ところでここはどこですか?」
「ああ、ここは教会だよ。とりあえず怪我をした人たちをここに集めている。一応警戒はしているよ。教会の前にマジックバリアを展開できる人を数人配置しておいたし」
「フランは?」
「いまそこで寝ているよ」
「よかった…」
「で、ところでそれは何だ?」
「ああ、あれは石を打ち出す装置です」
「…なんだって!?」
「いやだから石を打ち出す装置ですって」
「おい、それはお前が魔法が使えなくても扱える代物ってことなのか!?」
「いや、まあそうですね…」しまったなぁあなんのごまかしもできないな…まあファーゴさんには言っちゃってもいいような気もするけどなぁ
「いやいや、そんなものがあったら誰でも使えるじゃないか」
「一応、数回しか使えないですよ?」
「そうなのか。というかまずそれをどうやって手に入れた?それとも作ったのか?」
「えっと…何から説明したら…」うーんやっぱりそうくるよな。
「ファーゴそのへんにしておいてやれ今起きたばかりで疲れているんだ」
「それもそうだな。また今度説明しろよ」
「はい」
「じゃあお前はもう少し寝ていろ」
その日の夜
家には帰れたが、ファーゴさんのもはや尋問レベルの話に付き合える気がしなかったので、とりあえずすぐに寝た振りをしていた。
まったくなれないことはするもんじゃあないね。今回はなんとかなったけど、そうそう運がいいことが続くとは思えない。
ファーゴさんにはどう説明をつけたらいいものか… ありのままを言っちゃってもいいけど… まあ、あれは僕が作りました。でいいとして、仕組みだよな。たぶんマギコードは説明できないし、とりあえずは魔法陣って言うことで一旦は落ち着いてもらうか、最悪なんとかハンナさんにも助けてもらおう… ハンナさんも敵にならないといいけど…
さて、今日はとても疲れたので、さっさと寝ようか