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#6 〜魔法解析で重たい〜

さて、今日は別の人の魔法を見にいこうと思う。ファーゴさんは今日もお休みのようだし。

「ファーゴさん、今日も新しい魔法を見せてください」

「あーいいよ。今日は多分念話が使える人が暇だと思うし、それに今日は王都から重力系魔法の使い手がやってくるらしい」

「重力魔法ですか。それはおもしろそうですね」

「だろだろ?これは行くしかないだろ!」

「とりあえず念話の方に先に行っとくか。念話の説明は聞きたいか?」

「そうですね、お願いします」

「念話って言うのは人の頭の中に直接会話することができる魔法だ。ただし会話するためには同じ念話使いであることが必要になる。念話ってのは送るだけだから普通の人は聞くことはできるが送ることはできない。こんなとこだな」

「ありがとうございます」

「重力系魔法については聞きたいか?」

「うーん、おそらく自分の好きなところに重力を発生することができるって感じですかね」

おそらく正確には任意の地点に加速度を設定できる魔法だろうな。まあこの世界に加速度という概念が有るかどうかわからないので言わないが

「まあそんなところだ。にしてもよく分かったな。普通は何か分からないぞ。そもそも重力が何かわからんのが普通なんだが…」

「記憶の片隅になんかあったようなので」現代の常識ってスゲー

「そうか、これが記憶をとりもどすヒントになるかもしれないな」

なりません。これ記憶喪失じゃなくて意図的に言ってないだけなので…

「さてじゃあ行こうか」


そして、毎度の修練場


「よう、テレスティナ」

「あら、ファーゴさん。どうしたんですか?」

「こいつに魔法を見せに来た」

「そうですか、わたしのですか?」

「ああ、他の魔法はほとんど見ちまったからな、後、念話と光魔法と闇魔法ぐらいだ。ついでに重力系魔法を見にいかせるつもりだ」

「あらあら、教育熱心ですこと」

「教育熱心と言うよりは、こいつが魔法を見たいって言ってるだけだがな」

「そうでしたか、まあいいですよ。いろいろ見たいと言うなら幻術魔法も少しなら見せることができますがどうします?」

「それは、こいつに聞いてくれ」

「そうしますわ…ところで、どこに?」

「えっ?…おまえの目の前にいるぞ」

そして

「…かわいい!」

「「えっ」」

ちょっとまてい!まてまて俺はこの世界ではかっこいいキャラで行こうとしてんだぞ!身長的にちょっとアレだけどアレなだけで問題ないはずだ!…まあ小さくて見つけられてないかったようなきがしなくもないが…

「テレスティナ戯れてないでさっさと念話と幻術魔法を見せてやれ」

「そうですわね。つい…」

やばい、視線が完全にこっちをロックオンしてるよ。助けてだれかこの人から助けて~

「ほらほら、さっさと見せてやれよ」

「では」

『聞こえますか?』

「あっ、頭の中に声が響いてくる感じがする」

「そうだ、これが念話の能力だ」

「ちょっともう一回お願いします」

今度は魔力感応を発動…

うーんなんだろう、これ、魔力の導線見たいなものが俺とテレスティナさんの間でつながっているように見える。発動するとマギコードが頭の上に展開された後スーット線が伸びていった。これもちゃんと記憶しておくけど、マギコードが結構膨大なサイズになってるなー、まあ対象を設定する可変タイプだからしかたないのかな?

『あとで、なでなでさせてください…はあはあはあはあ」

「ちょっとまってください、途中から念話じゃなくて普通に聞こえてますって」

「すみません、では」

『これが念話というものです。わたくし以外にも数名この砦には念話使いがおります。大体が砦からの指示や連絡に使われます。届く範囲は大体この村端から端までの1.5から2倍程度です』

「ありがとうございました」

ちなみに村半径は1km位なので3kmから4kmは有効範囲ってことか

「幻術の方も見てみますか?」

「ぜひおねがいします」

「では」

そういうとテレスティナさんのまわりにたくさんの薔薇が咲いたように見える。

「これが幻術です。自分が思い描いたものを対象に描き出します。今回は自分の周囲を薔薇で埋めてみました。うまい人だと自分自身にかけることで変装できるらしいですよ」

「なるほど、おもしろいです」

さっきと同様に見てみたんだが、マギコードの複雑さがさっきの比じゃないね。描き出すものから周辺の定義、有効範囲などなど設定する内容が多すぎる。多分普通は発動の時そこまでは考えてないで感覚なんだろうけどね。別に複雑でもちゃんと覚えたから何も問題ないけど。うまく使えば今回の幻術は光学迷彩に使えそうだ。表示するものを周囲の様子に設定できれば問題ない。ただこれを運用するには他にも魔法がいりそうな気がするな。例えば対象の周囲のものを見る能力とか。ちょっと聞いてみるか

「ところで、対象の周囲の状況を見る能力ってありますか?」

「それは、遠くはなれた場合ですか?」

「どちらでもいいですが」

「そうですね、遠見の魔法で遠くのものを見ることができます。対象を設定してから追跡もできますが離れるごとに魔力の消費量が格段に上がります。」

「そうですか、いまやることってできますか?」

「できますよ、でもやってみたところであなたにはわからないですよ?」

「そうですね、じゃあ僕をなでなでしてもいいの…」

「では、はりきってやりましょう!!」

まあ、いいよねそれくらいの対価は、この魔法も調べられれば更にいろいろできるわけだし。

「ではいきます。ふむ、そうですね、今村の闘技場に続々と人が集まっているようですね」

「ありがとうございました。ついでに闘技場の情報ももらってしまって」

「べつに気にしないでくださいね。では抱きしめていいでs……..うーんかわいい!すばらしい」

さいごまで言ってから抱きしめればいいものを…あれ俺ってなでなでしてもいいって言ったけど、抱きしめていいとは言ってないと思うんだけど…てかやっぱこれってなんか…やっぱり…胸が胸が…頭を挟んでます。はい…頭が胸の間に埋まってます。ちょっええええええええ。おちつけ おおおおっっおちつけ。枕だこれは枕だこれは枕なんだ…やべえ息できねえ…

「ちょっと息苦しいです」

「あら、ごめんなさい。大丈夫?」

「たぶん…たいじょうぶ…です」

「ごめんなさいね」

「ふう、大丈夫ですよ」

ぜんっぜん大丈夫じゃないです。いろんな意味で死ぬかと思ったわ!

「おい、そろそろ重力系魔法の使い手がやってくるぞ。早く行かないと見損ねちまう」

「そうですね、ではこれで失礼します」

「あらあら残念だわ。またいつでもいらっしゃい」

「暇があればまた来ます」

暇があっても念話や幻術魔法に関係することじゃ無かったら絶対来ません!

「じゃあ闘技場に移動するぞ」

「ところで、闘技場ってどこにあるんですか?」

「村の北の方にあるぜ」

「そうですか…って北?ちょうど反対側じゃないですか!」

「そうだが、それがどうしたすぐにつくだろ?」

「たぶんすぐには着きません。主に僕の体力が」

「あーそういえばそうか。ならおぶって行こうか?」

「できればその方がいいです」

「じゃあ、ほら乗れ」

ということで、俺はおっさんの背中に乗って反対まで行くことになったんだが、かなり速かった。さすがに村の中心は人が多いので速度が出せないけれど、それでもかなり速く移動していた。怖かったけど…あと見た目だけど8歳なのに外見が6歳程度なのでまわりから見れば6歳の子供をおぶって走るおっさんの図なのでとくに問題はないかと。

「さて着いたぞ」

「ここですか何かやたらと大きい建物ですね」

どっからどーみてもローマの円形闘技場コロッセウムじゃねーか

「ここが闘技場で名前はコロッセウム。かなり昔に立てられたんだが修復の魔法で全然問題ない。なかの戦う人にも修復の魔法がかかっているから仮に倒されても待機室に転送される。ちなみに観客席に魔法が飛ばないように防御魔法も完璧」

かんぜんに名前おなじじゃねーか

「じゃあ入るか」

無料ただなのか?」

「一応一般人は大銅貨2枚っで入れる。俺たち警護の人たちとその家族は無料で入れる」

「僕は家族ってことでいいんだよね?」

「おう。問題ないぜ。さーじゃ行こう良い席はすぐ埋まっちまうから早くしないと」

「じゃあ行こう!」

俺たちは中に入るともう既にかなりの人が入っていた。最前列はもちろん埋まっていたのでぎりぎり残っていた3列目の席になんとか座ることができた。

「さーもうすぐ始まるぞ!」

「重力系魔法か、すごくおもしろそう」

そして、

闘技場の一つのドアが開くと一人の男性が立っていた。あまりよく分からないが、30代前半といったところ。

「あいつか、すごい魔力だ」

ちなみに見ためは全体的に黒い服に黒いローブで所々に金の刺繍がされている

「あの服は何ですか?」

「ああ、あれは王に認められた使い手だともらえる。俺も昔は持ってたんだよな~」

「へー持ってたんですかって持ってたの?じゃあ今なんで?」

「ああ、持っていたけど戦争で怪我しちまって戦争じゃ戦えないから今は実家のあった村でぼちぼち魔物狩りやら警備やらやってるってことだ」

「そうでしたか。ということはあの人はかなり強いってことですね」

「ああ、尋常じゃない魔力の持ち主だ」

そして先ほどの男性がはなし始める。

「我の名はグラビスト・ヘビスだ。王に認められし重力の使い手である」

「さて、どんな魔法が見られるかたのしみだな」

「という堅苦しい挨拶はこの辺で、じゃあ早速重力魔法をみてもらおうか!」

テンション高!まあこっちが本音なんだろうけど

「グラビティボール」

するとグラビストの手の上に黒い球体が現れる。おそらく重力を発生させる球体だと予想できる。多分力場を外側に送り出してるんだろうな。ある意味 力の魔法を外側に向けた魔法と同じと言っても差し支えないような気がする。

これはボールは定番なのかな?

そして、それを闘技場に置かれた岩にぶつけると。

岩が粉々に砕け散った。

「「「「おおー」」」」

観客から一斉に声が上がる。

「さあほかにも色々いくよ!」

「グラビティランス」

黒い槍が現れ他の岩に当たると貫通する

「グラビティベース」

自分の周囲に加重力空間を作りあげる。結構強い、引きずられそう。

「グラビティコントロール」

でっかい岩を軽々と持っていた。おそらく重力を相殺する方向に加速度を設定しているんだろうな

その他なんかグラビティ○○みたいなわざをいっぱいだしていたけど、魔力大丈夫なの?

「ところで、あの人魔力空になったりしてますよね?」

「ああ、時々魔力回復薬を飲んでいるから大丈夫だ」

「そうでしたか」

たぶん流れるような動作だったせいで見逃したのかなあ


「さーて、誰か俺と戦いたい奴はいるか?」

「おお、なんか急にやりだしたな~」

「ですね、ファーゴさんは行く気ないですか?」

「まあ怪我のこともあるし、行かないかな」

「でも、少しは戦ってみたいんじゃないですか?」

「そうだな。だが戦うなら万全のときがいいじゃない」

「それもそうですね。ところでその怪我ってなんですか?」

「怪我ってよりも呪いだな。俺はあと4年すれば呪いが解除されるらしい。ちなみに呪いの内容は魔力の減少速度上昇だ」

「ってことは、魔法をあまり使わないで戦わないといけないということですか?」

「ああ、こんな感じの戦いの場合は魔法障壁を作り出さないと戦えないからな」

「なるほど、ってさっきからすごく騒がしいんですけど」

「まあみんな戦いたくてしかたないいからな。だれが行くかで揉めてるんだろう」


「みんな、戦いたいやつは全員こい!」


「…大丈夫なのか?」

「たぶんな」


結局警護の人やら冒険者やらが全員突っ込んで撃沈されていた。

「あのーもう僕達しかのこってないって言う状態なんですけど」

「じゃあ俺たちも行ってみるか」

「ちょっと待ってください僕は戦えないですよ?」

「戦うんじゃなくて話に行くんだよ。こんな機会滅多にないからな」

「それは、楽しみです」

俺たちが闘技場にはいると

「次はおまえらか、さあかかってこい!」

「たたかいませんよ?」あえて両手を上げながら進む

「えー戦わないのー?」

「ただ話に来ただけですよ」

「そうだ、俺もむかし君の名前を聞いたことがあってな」

「たしかあなたは…ローレンス・ファーゴ!?力の魔法の使い手では!」

「ああ昔はそうだったが今ではそんな呼び方をされるほどではない」

「しっかしこんなところで会えるとはすばらしい。あれ以来、力の魔法の使い手がまだ承認されていないんですよ」

「そうなのか?俺とともに習っていたときの二番弟子はどうした?」

「じつはあの後あの方は病気に伏せっておいででして、現在 [上位術者の試練]にクリアできる人がいないのです」

「そうか、まあ俺は後4・5年はまだ戦えそうにないがな」

「そうですか…早く復帰していただきたいですね。ところで、この小さい狐族は息子さんですか?」

「いや、この前拾ったんだ。まあ実際は息子のようなものだ。それにこの子は魔法が使えない体質でね。まあだけど魔法が見たいっていうから今日も来ていたんですよ」

「はじめましてグラビストのお兄さん」ここはお兄さんのほうが非常に効果的だ。

「はじめまして、なかなか礼儀正しい子供ですね」

「ああ逆に怖いけどな」

「重力系魔法カッコ良かったです!」

「ありがとう。これから一週間いるからまた見においでよ」

「そうですね。暇があったらまた来ます」

「そんじゃかえるぞクローバー」

「はーい」



その夜部屋にて


さっきの加速度魔法おそらくうまく応用できれば空を飛ぶことができるかもしれない。たとえば体に加速度を上向きに付与すればできそう。まあ飛行船とかがあったらもう意味はないのかもしれないが飛行船がなければ有効な飛行手段だと思う。もちろん加速度魔法のマギコードもしっかり記憶しておいたから発動自体はできるはず、ただ魔力をバカ食いするんだよな、発動時に結構な量の魔力塊を形成してたからな…俺はおろか普通の人でも使うのは相当大変だろうな。ただ無駄の多い使い方、特にグラビティコントロールは重さを操作しているけど加速度を球体の中央に収束する形で展開しているんだよな、要はボール状のやつの反対方向に力場を形成しているんだろうけど、直接岩自体に加速度を与えればいいはず、だからある程度は魔力消費を抑えられると思う。



とりあえずそんなことより、魔法銃を作ってみるか。材料はさっき拾った拳銃っぽい形の木材。とファーゴさんに言ってちょっともらった紙。もしかすると紙って羊皮紙しかなくてそれも結構高額かとも思ったけど、植物紙、いわゆる普通の紙は安いらしい。羊皮紙はやっぱり高いみたいだけど。あとは落ちてた炭。

まずはどんな魔法を設定するかだけど、今回は魔法は 力でいいかな?で形は槍を短くした弾丸っぽい形で。これまでのマギコードの蓄積から必要なパターンを集めて再構築、一回テストで発動してみよう。昨日やったのと同じくマギコードを展開、魔力塊の形成、収束。からの開けてある窓に向けて射出!…うんいい感じ

で、これのパターンをどうするかって話なんだけど。紙に一個づつパターンを書いていく。これも適当に合った炭で書く。何かちゃんとした書くものとかないかな、借りてくればいいんだけど。でパターンを全部書いたからあとは、まとめてそれぞれが綺麗に重なる様にして、1セット完成。まだやってないけど多分これに魔力を注入すると発動するんだけど、一回でダメになると思うんだよね、だから数回分作ってリロードする前提で作ってる。ホントはリボルバー式にして6発くらいで交換がベストなんだけど、今回は前装単発式が限界かな?木材だからそこまで細工ができないからね。一発だけ試してみるか?

まずは拳銃っぽい木材のバレルに当たる部分に穴を開けて銃の工作は終わり。さっきの紙を一つバレルにいれる奥に少し空間を空けつつ押し込んで準備完了。魔力を紙の手前の空間で準備して、一気に押しこむと…

ヒュン!

力の弾丸が飛んでいった。多分一緒に何か石でも詰めておけばそれなりの威力がでるんじゃないかな?

一旦は成功!!あとは速射するための練習と、他の種類の用意かな?いっそのことリボルバーを木材で作るのもありかな…

さて、今日はここら辺で寝るとしよう。

2017年改稿 ここまで改稿部分

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